有機・無農薬栽培のカテゴリ記事一覧

野菜 果樹 ハーブ 山野草の分かりやすい育て方。画像満載。


 
 スポンサードリンク

カテゴリ:有機・無農薬栽培

有機・無農薬栽培のカテゴリ記事一覧。野菜 果樹 ハーブ 山野草の分かりやすい育て方。画像満載。
無農薬栽培の環境づくり

2013-10-28 有機・無農薬栽培
ナシも袋がけされますね「猫の額 菜園」も、ほとんど無農薬で栽培しています。しかし、ハクサイ、キャベツ、芽キャベツ、ユズは、芋虫に食われ、豆類は、鳥たちに取られ…

記事を読む

雨よけ防虫ハウスのしくみ

2013-09-17 有機・無農薬栽培
トマトが最も効果がでます■雨よけ防虫ハウスのしくみ一般的に農業用の雨よけ防虫ハウスのパイプハウスは、2本のアーチパイプを何組かつなげてかまぼこ型に組み立てます…

記事を読む

雨よけ防虫ハウスの長所と短所

2013-09-16 有機・無農薬栽培
ピーマンは枝が2メートルも伸びます■雨よけ防虫ハウスの効能雨は農作物を育てるためには必要不可欠なものです。しかし雨が降りすぎると、果実が割れたり病気になりやす…

記事を読む

被覆資材 ハウスを活用しよう

2013-09-07 有機・無農薬栽培
ハウスを利用すればトマトやメロンの裂果も防げます■被覆資材は便利で効果的・被覆資材についてタネをまいた後に不織布のベタがけ、低い気温の時期に使うトンネル栽培、…

記事を読む

コンパニオンプランツを活用しよう

2013-08-26 有機・無農薬栽培
トウモロコシは防風林となってウリ類の生長を促します■コンパニオンプランツとは?コンパニオンプランツとは別名共栄作物ともいいます。混植したり、近くに植えると病害…

記事を読む

抵抗性品種とは?

2013-08-19 有機・無農薬栽培
■抵抗性品種とは?野菜をはじめ植物は、色々病害虫にかかります。抵抗性品種とは病害虫にかかりにくかったり、もしかかっても抵抗力があるので被害を受けにくい、そんな…

記事を読む

ストチューミックスの作り方

2013-08-14 有機・無農薬栽培
化学農薬は使っていません■ストチューミックス・ストチューミックスとは化学農薬ばかりが農薬ではありません。人間が口にする自然なものから農薬を作ることは可能です。…

記事を読む

天敵で害虫駆除!

2013-08-13 有機・無農薬栽培
アブラムシを食べるテントウムシ無農薬栽培をしていくと、色々な生物とのかかわりが生まれてきます。弱肉強食の世界が畑の中でも出てきます。つまり害虫にとっての天敵が…

記事を読む

有機栽培と病害虫

2013-08-10 有機・無農薬栽培
イモムシ、葉を食いつくします病害虫には産卵後の幼虫が食害するものと、成虫が食害するものと大きく2つに分類できます。幼虫にはアオムシ、ネキリムシ、ヨトウムシなど…

記事を読む

堆肥・草木灰・元肥

2013-08-02 有機・無農薬栽培
良い土だと元気な野菜が育ちます■有機質堆肥とは天地返しで入れ替わった土に、有機質の肥料をたっぷりと入れ込みます。有機質堆肥とは、自家製の腐葉土、生処理ゴミの搾…

記事を読む

有機栽培の土づくり|天地返しで土質を改善

2013-07-30 有機・無農薬栽培
安全で美味な野菜を(サツマイモ)有機栽培で一番大切なことは、作物にあった土を作ることです。しかし栽培を予定している場所の土が粘土質が多かったり、ときには、水は…

記事を読む

トンネル栽培とは?

2013-07-19 有機・無農薬栽培
防鳥の自作のトンネルです、ソラマメ栽培にトンネル栽培とは、作物が生長する畝に支柱を立て、その上に、透明フィルム、寒冷紗、防虫網、不織布など、被覆資材をかけて作…

記事を読む

マルチングの方法

2013-07-18 有機・無農薬栽培
ニンニク畑のマルチング■マルチング材ついて有機栽培では一般に農薬は使いません。また家庭菜園でも、できるだけ使いたくないものです。病害虫、鳥、暑さ寒さから野菜を…

記事を読む

肥料の働き|育てる植物にあわせて与えます

2013-07-04 有機・無農薬栽培
トマトは窒素分を多く与えると茎葉が茂って実がつきにくくなります■肥料(NPK)の働き・植物に必要な栄養分農作物を栽培するためには色々な栄養分が必要です。しかし手を…

記事を読む

市販の有機質肥料

2013-07-03 有機・無農薬栽培
有機質肥料で育てたスイカは美味しかったです!有機質肥料は、たいてい虫が出てカビもつきやすいです。ベランダなら化成肥料が使いやすいです。味にこだわっている場合は…

記事を読む

有機肥料 種類と働き

2013-06-20 有機・無農薬栽培
有機肥料はじっくりやさしく効きます■有機肥料の種類と働き◎有機質肥料の長所野菜をずっと続けて栽培していると、土の栄養分が足りなくなっていきます。これを補ってく…

記事を読む

肥料の三要素とは?

2013-06-19 有機・無農薬栽培
家庭菜園なら有機栽培をしたいですね美味しい野菜を収穫するためには、水、光、空気の他に多くの栄養分が含まれている肥料が必要です。有機質肥料は自然の動植物が原料で…

記事を読む

有機栽培 発芽後の管理

2013-05-14 有機・無農薬栽培
稲の苗作り、やはり無農薬が人気です「苗半作」という言葉がありますね。主に稲作でがっちりした健康な苗ができれば、収穫の半分は保証できるというような意味です。自分…

記事を読む

有機栽培 苗作り

2013-05-13 有機・無農薬栽培
育苗ハウスのイチゴ■タネから育苗・入手困難な苗を育ててみたいホームセンターや園芸店では、季節になると家庭菜園用の苗がたくさん出回ります。手軽で便利ですが、珍し…

記事を読む

有機栽培とは

2013-04-23 有機・無農薬栽培
多少不揃いでも、家庭菜園の野菜は抜群です家庭菜園でいろいろな野菜を育てて13年目となりました。飽きもせず、野菜を次々と育てている理由は、なんといっても、すっごく…

記事を読む

無農薬栽培の環境づくり

nasi.jpg
ナシも袋がけされますね


「猫の額 菜園」も、ほとんど無農薬で栽培しています。
しかし、ハクサイ、キャベツ、芽キャベツ、ユズは、芋虫に食われ、
豆類は、鳥たちに取られ、ナメクジやカタツムリにも悩まされています。

なんとか、無農薬栽培にできるよう、
菜園の環境づくりについて調べてみました。


■農薬を使わない環境づくり

1.病害虫に強い品種を選びます
無農薬栽培を成功させる第一歩は、病害虫に強い品種を選ぶことです。
そして日頃から作物を観察し、早期発見を心がけると被害は最小限で済みます。
農薬を使わずに済むことは、健康面でもコスト面でも、メリットにつながります。

2.雑草を生やさないようにします
作物の周りの雑草は、病害虫の発生源になりやすいです。
周囲1mぐらいは雑草が生えないよう管理します。
生えた時は、大きく育つ前に抜き取ります。


Clover.jpg
クローバーがいいのですね


畑の場合は黒マルチを使うのも有効な方法のひとつです。
ただし保湿、保温効果もあるので真夏は温度が上がってしまいます。
株元やマルチの上に稲わらを敷いておくようにするとよいです。

また付近にクローバー系の種をまき、
雑草が生えないようにする方法もあります。
クローバー系の植物はある時期になると、
いっせいに枯れてしまい、肥料にもなるので一石二鳥です。


mimizu.jpg
ミミズは大切にしてます、触れるほど仲良くなりました


3.よい土壌を整えます
化学肥料は極力使わないようにし、ぼかし肥などの有機質肥料を施します。
すると土壌中の微生物、ミミズ、カブトムシの幼虫などが元気に活動し、
病原菌の活動を抑えられます。

土の粒と粒が集まっている団粒構造の土は、
水はけと通気性がよく、保水力があるので作物の生育に適しています。
土を指で押して塊が崩れない時は、水はけが悪い証拠だそうです。

チッソ肥料は病気にかかりやすくなるので、できるだけ使用を控えます。

4.雨よけを行います
梅雨の長雨は、病気に感染しやすいケースが多いです。
鉢植え栽培の場合は移動ができるので、
軒下など雨が当たらない場所に動かします。

畑では雨や水を与えると、泥の跳ね返りから、
病気が発生する原因になってしまうことがあります。
これを防ぐには敷きわらを使うのがよいです。

5.果樹は袋かけを行います
リンゴ、ナシなど実がつく果樹は手間がかかりますが、」
ひとつひとつ袋がけを行うと、確実に病害虫から守ることができます。

6.被覆資材を使います
病害虫を防ぐには防虫網のトンネルで覆うと効果的です。

 カテゴリ
 タグ

雨よけ防虫ハウスのしくみ

Vinylhouse (1).jpg
トマトが最も効果がでます


■雨よけ防虫ハウスのしくみ

一般的に農業用の雨よけ防虫ハウスのパイプハウスは、
2本のアーチパイプを何組かつなげてかまぼこ型に組み立てます。
天井と側面に分けて被覆資材のビニールをかける構造になっています。

雨よけには、天井部分にはビニールやポリエチレンのフィルムを張ります。
側面は鳥獣や飛んできた害虫の侵入を防ぐため、防虫網を張ります。

パイプハウスのビニールには何種類かあります。
フッ素フィルムは一般的な塩化ビニルやポリオレフィンよりも耐久性が高いです。
コストも高くなりますが、張り替える回数は減ります。

作物の性質にあわせて、防霧タイプ、紫外線カットタイプ
防滴タイプ、散乱光タイプなどを選びます。


■雨よけ防虫ハウスの購入

パイプハウスはホームセンターやインターネットで購入できます。
パイプ、ビニール、組み立て部品、ハウスバンドなど
セット化されている商品を選ぶと必要な部品が全部そろいます。
ハウスが長くなってしまう時は、出入り口を2ヶ所作った方が便利です。

パイプハウスほど大がかりな設備が出来ない時は、
雨よけハウスで対処します。

亜鉛メッキパイプ、ビニール、柱は地中埋め込みタイプ、
ビニールパッカー留めとパイプハウスと比べて簡易版になります。

また雨よけ効果の他に、育苗、促成栽培、抑制栽培にも利用できます。


■雨よけ防虫ハウスで効果が高い作物

スイカ、メロン、トマト、キュウリなどの果菜類、
ホウレンソウなどの多湿に弱い葉菜類は、効果が高いです。

雨に当たらないので病害虫被害にあわずに済み、
作物が割れたり、腐敗するのを防いでくれます。

また雨による花の房が落ちる数が少ないので、果実がたくさんなります。
日焼けをしないので、果実の皮が固くなりません。

順調に作物が生育し、質の高い作物が栽培できる方法です。

雨よけ防虫ハウスの長所と短所

Vinylhouse (2).jpg
ピーマンは枝が2メートルも伸びます


■雨よけ防虫ハウスの効能

雨は農作物を育てるためには必要不可欠なものです。
しかし雨が降りすぎると、果実が割れたり病気になりやすくなります。
そこで雨よけをすることにより、安定した高品質野菜が楽に栽培できます。

またトンネルのように網を張ると、
害虫から作物を守ることにつながり、すくすくと育ちます。

狭い貸し農園では雨よけ防虫ハウスを作るわけにはいきません。
しかし条件が整えば、究極の施設です。

雨よけ防虫ハウスを作れば病害虫はかなり減り、農作物の寿命も延びます。
もちろん鳥獣害からも守ることができます。

さらに全体を加湿させる目的のハウスではありません。
換気などの温度管理が不要なので、設置後が楽です。


■雨よけ防虫ハウスの長所と短所

・長所
1.トマトは裂果がなくなり、春に植えつけると初冬まで収穫可能です。
虫やカラスに食べられないので、完熟した実が取れます。

2.キュウリは病気にかかりにくくなります。
春に植えたものが9月下旬まで収穫可能になります。

3.イチゴは鳥に食べられず、雨風にも当たらないので、
実を腐らせることなく完熟した状態で収穫できます。

4.ピーマンやナスは枝が2mぐらいまで伸び、晩秋まで収穫可能です。

5.メロンは露地栽培では枯れてしまうことがあります。
しかし雨よけ防虫ハウスを利用すると栽培可能です。

6.葉菜類のキャベツやレタスなどは、マルチや防虫網トンネルが不要になります。

・短所
1.適度な回数の水やりが必要になります。

2.飛んでくる害虫はシャットアウト可能です。
しかし土の中で冬を越した虫には対処が必要です。

3.受粉が必要な作物には人工受粉を行うか、ハチやアブの力を借ります。


雨よけ防虫ハウスは、栽培以外の用途でも使えます
雨が当たらないので作物を乾燥する場所として利用できます。
たとえばニンニクや玉ねぎを吊るして乾燥させます。

ボカシの乾燥は、ハエが卵を産まないのでウジ虫の発生を防げます。
採種目的の刈り取りタネの乾燥もできます。

被覆資材 ハウスを活用しよう

tomato.JPG
ハウスを利用すればトマトやメロンの裂果も防げます


■被覆資材は便利で効果的

・被覆資材について
タネをまいた後に不織布のベタがけ、
低い気温の時期に使うトンネル栽培、虫を防ぐ防虫網トンネルなど、
無農薬栽培では被覆資材が欠かせません。

・不織布ベタがけについて
不織布とは薄い真綿状のようなものです。
重さが軽いので菜っ葉類は取らずにそのままにしておくと、
虫がつかず見た目も美味しい野菜が収穫できます。
ただし丈夫ではないので、使い捨て感覚で使います。

ベタがけとはトンネルのように支柱は立てずに、
直接作物に毛布や布団をかけるように覆う方法です。
苗が生長するとそのまま持ち上がり、そのまま収穫まで使い続けることもあります。
霜よけ、虫よけに効果が期待できます。


Tunnel cultivation (1).jpg
このような簡単なトンネルで害虫を防げます


・トンネル栽培について
プラスチックパイプや割った竹の両端を土に挿し、
かまぼこの形のように骨組みを作ります。

塩化ビニルやポリエチレンのフィルム、不織布で覆った、
農作物を作る際の保温施設をトンネルと呼んでいます。

トンネル栽培はビニールハウスに比べると設置しやすく費用が安く済みます。 
しかし加温できない、内部に入って作業ができない、
草丈の高くなる作物は生育の初期にしか利用できないという短所もあります。


ameyokehausu (2).jpg
本格的なビニールハウス


■雨よけハウス ビニールハウスも

・ハウスのメリット
トマトは雨に当たると割れてしまい、まともな収穫ができなくなります。
メロンも雨に当たると病気になりやすくなります。

しかし雨よけハウスやビニールハウスで栽培すると、裂果がほとんど起きません。
イチゴ、メロン、スイカなども露地物より、高品質なものを収穫できます。
キュウリも露地物に比べると枯れにくいので、収穫期間がかなり長くなります。

貸し農園では設置が難しいかもしれませんが、
設置ができる場合は、雨よけハウス内で育てるのが理想的です。

雨よけハウスの側面を防虫網にすると、
病害虫対策にもつながるので、より質の良い美味しい収穫物が期待できますね。 


広いスペースで菜園を借りることができた時は、
雨よけハウスを設置して無農薬栽培の楽しさを満喫してみて下さい。
 カテゴリ
 タグ

コンパニオンプランツを活用しよう

corn.jpg
トウモロコシは防風林となってウリ類の生長を促します


■コンパニオンプランツとは?

コンパニオンプランツとは別名共栄作物ともいいます。
混植したり、近くに植えると病害虫の被害が少なくなる植物の組み合わせです。

たとえばキュウリやサトイモの陰に、ミツバやショウガなど半日陰を好む植物を
植えることも共存共栄につながります。

またカボチャやキュウリとトウモロコシを混植すると、
トウモロコシが風を防いでくれて、ウリ類の生長を促します。

ネギ類とウリ類を一緒に栽培すると、ウリ類のツル割れ病が防げることは、
コンパニオンプランツの好例として有名です。

連作障害のひとつであるネコブセンチュウは、
マリーゴールドを一緒に植えると解決すると知られています。
マリーゴールドの成分がセンチュウを殺してしまうからです。

マリーゴールドの他には、ソルゴー、ギニアグラス、エンパク、
ライムギ、クロタタリア、ハブソウなどが対抗植物として、
病害虫を防ぐ効果がある植物です。

このようにお互いの害がなければ、
コンパニオンプランツの組み合わせはいくらでもあります。
前例がないからと言って諦めず、色々と試して、
よい組み合わせを見つけていきましょう。


marigolds.jpg
マリーゴールドの成分はセンチュウに効きます


■相性のよい作物の例

・ネギ: ホウレンソウ、ニンジン、スイカ、ナス、キュウリ、カボチャ

・インゲン: ジャガイモ、パセリ、トウモロコシ

・エダマメ: ピーマン、サトイモ、ナス、キュウリ、セロリ

・トマト: アスパラガス、バジル

・ナス: パセリ、ニラ、キャベツ

・セロリ: ニラ、キャベツ

・レタス: ニンジン、キャベツ

・カボチャ: トウモロコシ、ネギ

・キュウリ: トウモロコシ、ネギ、ミツバ


■相性の悪い作物の例

豆類やダイコンとネギの組み合わせは、相性が悪いとされています。
またカボチャとジャガイモも一緒に栽培するのは避けた方が無難です。

基本的に同じ科の作物同士は相性がよくありません。
同じナス科のジャガイモ、ピーマン、トマト、ナスや
同じウリ科のキュウリ、カボチャ、メロン、スイカなども混植はしないようにしましょう。

抵抗性品種とは?

yasai.jpg


■抵抗性品種とは?

野菜をはじめ植物は、色々病害虫にかかります。
抵抗性品種とは病害虫にかかりにくかったり、
もしかかっても抵抗力があるので被害を受けにくい、
そんな性質を持った品種のことです。

よく見かける抵抗性品種は、
例えばキャベツなどでYRと標記されたものは、
イオウ病抵抗性があることを表示しています。

イオウ病の汚染がある環境でもイオウ病にかからずに済むよう、
品種改良されたという意味です。

CRと標記されたブロッコリーはネコブ病抵抗性があります。
トマトなどは複合抵抗性のものが多いです。

詳しくは各種苗会社のカタログやホームページなどで、
確認することができます。

抵抗性品種を使うことによって、
殺虫剤や殺菌剤などの農薬の量が減ったり使わなくて済むようになり、
無農薬栽培に近い環境が整います。

抵抗性品種でも病原菌が進化すると、
遺伝子の変異が次々増えるケースがあります。

たとえばホウレンソウのベト病のように、
はじめはレース(遺伝子の変異)1〜3だったものがレース8ぐらいまで増え、
抵抗性品種の育種と追いかけっこの状態になっているケースがあります。


■接ぎ木苗も効果的

抵抗性品種でなくてもナスのトルバムビガーのように、
野生種の強い複合抵抗性を持つ品種に接ぎ木します。

すると貸し農園などで起きやすい半身イチョウ病などに
かかることなく栽培が可能になります。

しかし台木種子は一般的にはプロ仕様に市販されています。
一袋に入っている量も多いため、値段も高くなります。
家庭菜園では接ぎ木苗を購入した方が無難です。

◎良い苗を選ぶには?
栽培がうまくいくには、苗選びが重要なポイントです。
よく「がっちりとした」苗が良いと言われますが、
言葉を変えると、ひょろひょろしていない苗ですね。

ひょろひょろとしているのは、
軟弱徒長として長く伸びてしまっている証拠です。

生長点の位置が低く、双葉もしっかりと元気で、
軸が短くがっちりと安定感がある苗を選びましょう。
 カテゴリ
 タグ

ストチューミックスの作り方

tomato (3).JPG
化学農薬は使っていません


■ストチューミックス

・ストチューミックスとは
化学農薬ばかりが農薬ではありません。
人間が口にする自然なものから農薬を作ることは可能です。

有機栽培をするにあたってストチューは定番の農薬です。
ストチューとは文字通り、お酢と焼酎を混ぜて水で薄め、
霧状にまくと害虫を退治できます。

木酢液、ニンニク、タバスコを加えるとさらに強力な自然農薬になります。
木酢液はそのまま使っても微生物を活性化したり、虫よけになります。

ニンニクはニンニクスプレーとして単独でも殺虫に使われています。
トウガラシはカプサイシンを抽出するためにアルコールを使います。
タバスコならそのまますぐに使えます。

EM菌を使って発酵させて作るストチューや黒糖を使うストチューもあります。

・作り方
用意するものは500mlペットボトルに対して、
木酢液、焼酎、お酢を各150mlを入れます。次にタバスコ10mlを入れます。
そしてニンニクの搾り汁(1球分)を入れると原液のできあがりです。

・使い方
表面活性剤として液体石鹸を少々使うと付着しやすくなります。
原液を水で100倍〜400倍に薄めます。
必要最低限にスポット的に与えるとよいでしょう。

・効果
ストチューを使うとアブラムシがこなくなったり、苗の葉が元気になります。
ストチューをまく時は葉の裏にもまくと効果的です。


nasu (2).JPG


■牛乳やビールも利用します

・牛乳の利用法
アブラムシやハダニの駆除に牛乳が有効です。
水で薄めずにそのまま使うと虫が皮膜に覆われ、呼吸ができなくなるからです。

・ビールの利用法
ビールを容器に入れておくと、ナメクジが匂いに誘われて中に入っていきます。
そこで溺れてしまい死んでいきます。

ハクサイは結球期前に使わないと効果が出ません。
結球したハクサイの中にいるナメクジは環境がよすぎるため、
ビールの匂いに誘われて外に出てこないからです。

天敵で害虫駆除!

tentomusi.jpg
アブラムシを食べるテントウムシ


無農薬栽培をしていくと、色々な生物とのかかわりが生まれてきます。
弱肉強食の世界が畑の中でも出てきます。
つまり害虫にとっての天敵が出現します。

害虫にとっての天敵は逆に、無農薬栽培には益虫になります。
こうした益虫を利用することが、無農薬栽培には大切な知恵になります。


■天敵となる生物

テントウムシはアブラムシを食べることで有名です。
一匹の幼虫で50〜1000匹、一匹の成虫で数千匹のアブラムシを食べます。
クサカゲロウは幼虫の10日間に1000匹ぐらいのアブラムシを食べます。

クモは巣を張るものと張らない種類がありますが、
コガネムシやバッタなど害虫をよく捕まえてくれます。


kamakiri (1).jpg
カマキリも益虫


カマキリは肉食です。小さいうちはアブラムシをよく食べます。
大きくなるとコガネムシやバッタなどを食べてくれます。

哺乳類ではネズミの他に、姿が見えなくてもモグラが、
土の中にいる虫を食べます。
トカゲ、アマガエル、カナヘビ、トンボも多くの虫を食べます。

モズ、シジュウガラの鳥類も多くの虫を食べます。
人を刺すのでつい避けてしまいますが、スズメバチやアシナガバチなど
肉食のハチも天敵になる仲間です。

これらの生物とうまくつきあっていくには、農薬は使えません。
自然農法のストチューミックスであっても、
畑全体に使うのは避けるようにしましょう。


jorogumo.jpg
女郎蜘蛛も害虫退治をしてくれます


■天敵利用の課題

国内で行われている天敵利用には、病害虫を防除するために放飼する、
生物農薬的利用がほとんどです。

現在はほとんど欧米からの輸入品なので、
国産での天敵農薬開発が進められています。

化学農薬と違って天敵農薬は、その環境に応じて使い方が変わるので、
農薬効果が安定しにくく、まず天敵をじょうずに育てることから始めます。

一般に見栄えのよい穴のあいていない、
キャベツやハクサイをつい求めてしまいがちです。
しかし少々穴があいても天敵利用の作物栽培が、
有益なことだという理解が深まることが大切と言えそうです。
 カテゴリ
 タグ

有機栽培と病害虫

imomusi.jpg
イモムシ、葉を食いつくします


病害虫には産卵後の幼虫が食害するものと、
成虫が食害するものと大きく2つに分類できます。

幼虫にはアオムシ、ネキリムシ、ヨトウムシなどがいます。
成虫にはカナブン、コガネムシ、ウリハムシなどがします。

病気にならないためには、元気がよい作物を作ることを心がけます。
病原菌に負けないようにすると、自然と病気にかかりにくくなります。


aburamusi.jpg
アブラムシも早期発見


■病害虫を寄せ付けないために

・被覆資材を使います
害虫を防ぐには植えつけ後、すぐに防虫網トンネルで覆うと
虫食いの被害に合わずに済みます。

防虫網は寒冷紗をはじめ色々な種類があります。
網目にも1mmからスリップスなども入れない0.4mmの目の網もあります。

防虫網トンネルで覆うことは手間がかかりますが、
その後はトンネル内に虫が侵入していないかを見張るだけです。
害虫を取り除く手間は不要で、収穫時期まで放置できます。

・植物を丈夫に育てます
人間も栄養バランスのよい食生活が習慣になると病気になりにくいのと同じように、
植物も必要な栄養素を十分に摂取して元気に育つと、病気にかかりにくくなります。

そのためには悪い病原菌をやっつけてくれる天然の有効な菌を増やすために、
栄養豊富なボカシ肥料や木酢液、天恵緑汁などを与えます。

有機質栽培で丈夫に育っていると病気になりにくいものですが、
完全に発生しないわけではないので、気をつけます。


udonkobyo.JPG
ウドンコ病は予防します


■ウドンコ病やベト病を防除

キュウリなどのウリ類やエンドウを育てる時に、
かかりやすい病気のひとつに、ウドンコ病があります。
ウドンコ病にはスギナ汁の散布を行うと予防効果につながります。

キュウリのベト病もかかりやすい病気です。
病斑を発見したらすぐに取り除けば、新しい葉の感染はかなり防げます。

疫病やウイルスにかかった場合は、残念ですがこれ以上伝染を防ぐために、
かかってしまった作物をすべて引き抜いてしまいます。

健全に作物を育てるためには、よい土作りが基本になります。

 カテゴリ
 タグ

堆肥・草木灰・元肥

nasu.JPG
良い土だと元気な野菜が育ちます


■有機質堆肥とは

天地返しで入れ替わった土に、有機質の肥料をたっぷりと入れ込みます。
有機質堆肥とは、自家製の腐葉土、生処理ゴミの搾りかす、
ホームセンターなどで売られている鶏ふん、牛ふん、豚ふん、
バーク堆肥などが該当します。

狭い貸し農園規模には、原形をとどめている生ごみを
そのまま使っても十分効果が出ます。
量は1u当たり5kgぐらい使いましょう。


■草木灰で中和する

ほとんどの野菜は酸性土壌を嫌います。
そこで土壌を中性にするために草木灰、貝殻粉末などの有機石灰をまきます。
野菜の種類によって、適した土壌pHは少しずつ違います。

・草木灰のつくり方
1.雑草や乾いた木の枝などをブロックの上で燃やします。

2.完全に燃えてしまう前の炭化状態で燃やすのをやめ、
ビンに入れてふたをします。

3.後日燃え残りなど異物をふるいにかけてから使います。


■元肥を入れる

・元肥とは
栽培前に畑に使う肥料を元肥といいます。
1年更新で使う貸し農園では、春の元肥がとても大切です。

油かすや米ぬかなどの有機質肥料を発酵させて作ったボカシ肥料は、
ゆっくりと時間をかけて効果が出るので、元肥に適しています。

ボカシの中には天恵緑汁の微生物が入っていて、
堆肥を分解し、ほかほかの水はけ、水もちのよい土を作ってくれます。

・肥料の量
約16uの貸し農園のスペースでは、ボカシ肥料の量は8kg、
草木灰は1kg、短期間で育てる野菜はこの半分の量を施します。


■団粒構造の土づくり

土の粒と粒が集まって団子状にまとまった団粒構造の土は、
通気性と水はけがよい土です。
また保水性もあるので、野菜栽培に適した土です。

逆に細かい土の粒がぎっしりと詰まった単粒構造の土は、
水はけが悪い土です。
酸素がたまるすきまが少ないので、野菜栽培には適していません。


■土質をチェックする

直接手に取って握ります
適度に湿っている土を握った時に指で押すと、
固まった土が崩れて柔らかさが、水もち、水はけのよい土です。

指で押して崩れない時は水はけの悪い土です。
堆肥などを使って土壌改良が必要です。

土の酸度状態を手軽にチェックするには、
市販の測定液を用いるのも良いでしょう。

 カテゴリ
 タグ

有機栽培の土づくり|天地返しで土質を改善

2012256966945.jpg
安全で美味な野菜を(サツマイモ)


有機栽培で一番大切なことは、作物にあった土を作ることです。
しかし栽培を予定している場所の土が粘土質が多かったり、
ときには、水はけが悪くて畑の状態が悪い場合があります。

その時は「天地返し」と言って表層土と深層土と呼ばれる、
深い層の病原菌が少ない土と入れ替える作業が効果的です。
また、「天地返し」は、連作障害にも効果が上がります。

貸し農園などで作物の根張りが悪い時は、
試してみると良いでしょう。


■天地返しで土質を改善します

・上下を入れ替えて土質を改善
畑や庭を掘り返してみると、土の表面から30cmぐらいの層は、
腐植質が多く黒っぽい土の色をしています。
土が肥えているので野菜や草花を栽培するのに適しています。

しかし長いこと栽培していると雑草のタネや害虫が出てきます。
その下層は病害虫に侵されていない深い部分の土と入れ替えます。
天地返しは1月〜2月の厳寒期が適しています。

・部分深耕天地返しがおすすめです
昔は栽培する場所全面を天地返ししていました。
しかし労力が大変なのと、地盤沈下や地下水の上昇を妨げるなど、
日常生活に負担をかけていました。

そこで部分的にスコップの幅にあわせて深く耕す
「部分深耕天地返し」が家庭有機栽培には適しています。 


作物の根が素直に入っていけない硬盤層が地下数十cmにあります。
この硬い層をぶち抜いて深さ1mぐらいまで耕すことが、
農作物の生育に、たいへんよい影響を与えます。

穴は畝全面ではなく、野菜を栽培する畝の真ん中に、
一筋、掘るだけでも、効果があがるということです。
通気性、排水性のよい土質の改善につながります。 


hatake.jpg
作付け前の畑


■部分深耕天地返しの方法

1.穴を掘る位置の一方の表層土を20cmぐらい、
レーキを使って反対側に寄せます。

2.スコップを使って穴を掘っていきます。
硬盤層を抜け、深層土(関東ローム層など)が出てきたら、
表層を削った場所に積み上げていきます。

3.深さは約1mほど掘り下げます。そしてまず表層土を落とし込みます。
最後に残った深層土をレーキで広げます。

4.一ヶ月ほど寒さらしにして表面を崩し、土を柔らかくします。
腐葉土や堆肥などの有機物を1u当たり2kgぐらいをすき込みます。
こうすると土が入れ替わり天地返しの作業が完了です。
 カテゴリ
 タグ

トンネル栽培とは?

Tunnel cultivation (1).jpg
防鳥の自作のトンネルです、ソラマメ栽培に


トンネル栽培とは、作物が生長する畝に支柱を立て、
その上に、透明フィルム、寒冷紗、防虫網、不織布など、
被覆資材をかけて作物を雨風などから守る栽培方法です。


■トンネル栽培の効用

1.防虫・防鳥
トンネル設備を行う一番大きな目的は、虫よけです。
タネをまいたり苗を植えたら、すぐに被覆資材をかけます。

防虫網には通常1mm目合いのものを使います。
中にはスリップスといって大変小さな細長い虫も入り込めないような
0.4mm目合いのものもあります。

2.防風
トンネルは風を防ぐ設備にもなります。
露地栽培では苗が強風によって被害が出るケースがあります。
風で飛ばされないようにがっちりと設置するようにします。

3.保温(霜よけ)
防虫網トンネルは霜よけ効果は期待できますが、
保温効果はほとんどありません。
ポリフィルムを使うと室温が上がり、保温につながります。

4.雨よけ
雨よけが期待できるのはポリフィルムのトンネルだけです。

5.遮光
夏の強い日差しなど直射日光を遮るために使います。
白寒冷紗よりも黒寒冷紗の方が遮光率が高いです。


Tunnel cultivation (2).JPG
コマツナの虫除けトンネル


Tunnel cultivation (3).JPG
虫除けができているようです


■トンネル栽培の方法

強風に飛ばされないようにトンネルをかけます
中途半端なかけ方は、突風ではがれてしまうケースがあります。
飛ばされないように補強しましょう。

1.タネまきや苗の植え付けは、先に済ませておきます。

2.トンネルの高さは40〜50cmとして、
作物や畝をまたぐように、逆U字型に支柱を挿し込みます。

3.支柱の上にフィルムや不織布を広げて全体を覆います。

4.地植えの場合、フィルムの4方の裾に土を載せて留めます。
プランターの場合、洗濯バサミで8箇所くらい留めます。

5.地植えの場合は、さらに支柱と支柱の間に、
逆U字型に別の支柱を挿し込み、
フィルムを押さえるようにすると頑丈です。

■参考
・マルチングの方法

 カテゴリ
 タグ

マルチングの方法

Mulch (2).jpg
ニンニク畑のマルチング


■マルチング材ついて

有機栽培では一般に農薬は使いません。
また家庭菜園でも、できるだけ使いたくないものです。

病害虫、鳥、暑さ寒さから野菜を守るために、
マルチングはたいへん効果的です。

マルチングとは、シートや紙で畑の土を覆うことを言います。

自然界では地面を枯れ葉や草が覆っていますね。
現在枯れ葉の代わりによく使われているのが、ポリフィルムです。

その他にも目的別に材質や形状を選ぶことができます。
昔からずっと行われている方法は敷きわらです。
野菜作り、園芸では、現代でも十分に通用する被覆資材です。


2013yasai20(9).JPG
鳥害に会ったソラマメ


■マルチングの効用

1.土が固まりません
雨が降った後、土が固まるのを防ぎます。
マルチを行うと通気性が失われないので、ふわふわの土壌を保てます。

2.雑草が生えません
作物が育っている部分しか土が露出してないため、雑草が生えません。
ただし透明なマルチでは雑草が生えることがあります。

3.保温効果があります
マルチの種類によって違ってきますが、
透明度が高いと熱が入って地温が上がり、寒い季節には特に保温効果があります。

4.保湿効果があります
作物の蒸散以外の余計な水分の蒸散がないため、保湿効果があがります。


huyodo.JPG
小規模な家庭菜園なら腐葉土やわらを使うのが便利です


■マルチングの種類

・光を通すもの
太陽光を通す透明マルチやグリーンマルチがあり、地温を上げます。
グリーンは雑草がほとんど生えません。

・光を通さないもの
黒マルチ、シルバーマルチ、黒白マルチなどがあります。
黒マルチは地温を上げます。シルバーマルチは、地温を下げます。
主に暑い夏の季節に使うことが多いです。

・適度に風化するもの
石油製品は一般的には風化しません。
しかし風化するように技術改良したものもあり、
回収する必要はありません。

・天然のもの
干し草、パーク堆肥、敷きわら、バークチップ、腐葉土などは天然マルチです。
直射日光があたる高温時期は、地温を低く保ち保湿効果も期待できます。


■マルチのかけ方

1.フイルムを被せる前に畝を立て表面を平らにならしたら、
軽く押さえます。

2.畝に密着するようにシートをピンと張ります。

3.四方を土でとめて苗を植えたり、タネをまいたりする時に穴をあけます。
あらかじめ穴があいたマルチが作物別に販売されているので、
こちらを利用すると穴あけ作業が不要になります。

4.作業は雨が上がった後、土が湿っているときに行います。

 カテゴリ
 タグ

肥料の働き|育てる植物にあわせて与えます

tomato.JPG
トマトは窒素分を多く与えると茎葉が茂って実がつきにくくなります


■肥料(NPK)の働き

・植物に必要な栄養分
農作物を栽培するためには色々な栄養分が必要です。
しかし手をかけないと不足する栄養分が出てきます。
この不足分を補っていくのが肥料の働きです。

水と空気から得られる酸素、炭素、水素を除くと
窒素、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
イオウ、鉄、銅、亜鉛、ホウ素、マンガン、塩素、
モリブデンと13の栄養分が必要です。

・肥料の3要素の働き
様々な栄養分がお互いに助け合って植物を生長させています。
栄養分の中で窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)は、
肥料の3要素と言われています。NPKと略して使うこともあります。

窒素は植物全体をつくる働きがあります。別名葉肥と呼ばれています。
ただし与えすぎると葉が茂りすぎたり、害虫を招きやすくなります。

リン酸は花肥、実肥と呼ばれるように、花や実を作る働きがあります。

カリウムは根肥と呼ばれるように、根を作る働きがあります。


■成分比率の違い

・肥料の表示方法
製品のラベルには「5-10-5」と3つの数字が並んでいます。
これは「窒素-リン酸ーカリウム」の含有量を重量%で表示したものです。

・成分比率の違い
3つの栄養分が同じ割合の水平型は、オールマイティにどの作物でも使用できます。
リン酸だけ多い山型は、花が次々と咲く植物にむいています。
逆にリン酸だけ少ない谷型は、水耕栽培にむいています。

窒素>リン酸>カリウムと割合が下がり型は、生育初期や葉を楽しむ植物向きです。
窒素<リン酸<カリウムと割合が上がり型は、球根や室内など暗い環境、
根菜類にむいています。


■緩効性肥料と即効性肥料

・緩効性肥料
緩効性肥料は水に溶けにくい成分でできています。
じわじわと長く効く性質は、有機質肥料に多い特徴です。

持続効果が長いものは元肥、短いものは追肥に適しています。
形状はそれぞれで大きさにも色々とあります。

・即効性肥料
即効性肥料は水に溶けやすい成分でできています。
粒状が多く、持続力は短いので追肥に適しています

即効性肥料化学肥料に多いです。
しかし有機質肥料でも生ゴミを発酵させて作る、
ゴミ汁液肥は、即効性肥料と言えます。
 カテゴリ
 タグ

市販の有機質肥料

suika.jpg
有機質肥料で育てたスイカは美味しかったです!


有機質肥料は、たいてい虫が出てカビもつきやすいです。
ベランダなら化成肥料が使いやすいです。
味にこだわっている場合は有機質肥料を使います。

自分で有機質肥料を作るのが難しい時は、
市販の有機質肥料を購入して使いましょう。
よく利用される有機質肥料は次の種類と効能があります。


■市販の有機質肥料と効能

・米ぬか
お米の専門店や精米所で簡単に手に入ります。
肥料の3要素の窒素、リン酸、カリウムをバランスよく含んでいます。

リン酸が多いので、甘味が欲しい果菜類などに適しています。
タンパク質や糖分が多いので微生物の活動を活発にします。
ボカシ肥料や落ち葉堆肥などの主な原料としても欠かせません。

注意点として米ぬかは弱酸性で菌が喜ぶ材料です。
そのまま土に混ぜると発酵がおこり、ガスや熱を発生してしまいます。

これが根腐れの原因になってしまうので、
土に混ぜる前に十分に発酵処理を行います。
また多くまきすぎないよう、地面が見える程度に量を加減して使います。

・油かす
油かすは大豆やなたね油の搾りかすで、有機肥料の代表選手のひとつです。
肥料の3要素では窒素分を多めに含んでいます。

油かすも発酵分解をする時に熱を出します。
植え付け時に根に触れてしまうと根を傷めることがあるので注意します。

・骨粉
豚や牛の骨から作られた有機質肥料です。
カルシウムも含んでいて、粒状にした商品もあります。

油かすと一緒に混ぜて万能有機質肥料として使われます。
リン酸が多いので、甘味が欲しい果菜類などに適しています。

・魚粉
魚を煮てから乾燥し、粉砕して作られます。
窒素分とリン酸分を多く含みます。
実がなる果実や野菜に使うと、甘みが増す効果が期待できます。

・鶏ふん
鶏の糞を発酵させて作られます。
リン酸とカリウム分が多い有機質肥料です。

有機質肥料の中では即効性が強い性質を持っています。
苗植え付けやタネまきをする、
2週間前ぐらいにはあらかじめ投入しておきましょう。

水分を含むと発酵が始まり、匂いがきつくなるので気をつけます。
また効き目が強いので、与えすぎに注意します。

・草木灰
乾燥させた草や枝を燃やして作られます。
カリウム分を含んでいるので、根ものの野菜にむいています。

アルカリ性の性質を持っているので、酸性土壌を中和させるのに使用します。
朝露のついた葉にふりかけると、ウリハムシなどの病害虫対策にも使えます。

・有機石灰
かに殻、かき殻石灰、貝化石などがあります。
アルカリ性の性質を持っているので、酸性土壌を中和させるのに使用します。

主成分は炭酸カルシウムです。無機質の苦土石灰と比べると、
じわじわと長く効果が続くので、量を多く与えすぎてしまっても害はありません。
 カテゴリ
 タグ

有機肥料 種類と働き

tomato.jpg
有機肥料はじっくりやさしく効きます


■有機肥料の種類と働き

◎有機質肥料の長所
野菜をずっと続けて栽培していると、
土の栄養分が足りなくなっていきます。
これを補ってくれるのが肥料です。

肥料は大きく無機質肥料と有機質肥料の2種類に分類できます。
無機質肥料は化学肥料とも呼ばれています。

有機質肥料は米ぬか、骨粉、魚粉、乾燥鶏ふん、油かすなど、
自然の動植物を原料としています。

土の中に生活している微生物が原料を分解し、
はじめて根に吸収されます。
そのため結果が出るまで時間を要します。

しかしゆっくりじんわりと効いていくので、
根の負担が少なくおだやかに吸収していきます。

有機栽培では天然微生物を多く含んでいる堆肥や
生ごみ堆肥が肥料作りの重要な役割を果たしてくれます。


yukisaibai (6).jpg
落ち葉も腐葉土堆肥に


yukisaibai (1).jpg
堆肥


・堆肥
有機栽培に必要な土づくりの肥料として、堆肥は一番大切です。
植物栽培には肥料の3要素の窒素、リン酸、カリの他に、
微量要素も必要です。

この微量要素を含んでいるのが堆肥です。
また堆肥は微生物の生活拠点となり土をふかふかにしてくれます。

腐葉土堆肥が一般的です。原料は落ち葉です。
その他には生ゴミから作った生ゴミ堆肥、
牛ふんから作った牛糞堆肥などがあります。

・生ゴミ堆肥(ゴミ汁搾りかす)
家庭から出る生ゴミは栄養価が高いので肥料効果も高いです。
自家製のものは野菜が吸収しやすいよう、十分に完熟させます。


yomogi.jpg
ヨモギの新芽が植物活力剤に


・天恵緑汁
天恵緑汁(てんけいりょくじゅう)は黒砂糖とヨモギの新芽が原材料の植物活力剤です。
肥料ではありませんが、500倍に薄めて農作物に与えると元気に育ちます。

・ボカシ肥料
ボカシとは油かすや米ぬかなどの有機質肥料を
微生物で発酵させた緩効性肥料のことを指します。

ボカシ肥料はタネまきや苗を植え付けた後の元肥、
生育途中で施す追肥、どちらにも利用できます。

・ゴミ汁液肥
ボカシで発酵した野菜からは、飴色の液が出てきます。
この液の中にも微生物は存在します。
これをゴミ汁液肥と呼んでいます。

水で薄めて農作物に与えると、即効性肥料として有効です。
生育途中では数日おきに与えると効果的です。

*それぞれの作り方は後述します
 カテゴリ
 タグ

肥料の三要素とは?

jyagaimo.jpg
家庭菜園なら有機栽培をしたいですね


美味しい野菜を収穫するためには、水、光、空気の他に
多くの栄養分が含まれている肥料が必要です。

有機質肥料は自然の動植物が原料です。
そして作物に必要な栄養分をバランスよく含んでいます。


hiryo (1).jpg
美味しく安全な野菜を育てるには肥料を知ることも大切


■肥料の三要素

肥料の成分の中で特に重要なのが窒素、リン酸、カリです。 
この3つを肥料の三要素と呼んでいます。

・窒素
窒素は作物の生長を支えるたんぱく質の中心となる必須元素です。
細胞分裂に必要な元素で、葉、根、茎の発育を促進します。

・リン酸
リン酸は太陽エネルギーや呼吸エネルギーを、
作物の生長エネルギーに転換させる働きをする元素です。
根の発育、開花や結実には必要不可欠な栄養分です。

・カリ(カリウム)
カリは光合成による炭水化物のスムーズな生成と、
葉から根、新芽や果実への移動を助ける元素です。

根の発育を促進し、作物が軟弱に育つのを防ぎ、
病害虫や寒さ、干ばつなどに対して抵抗力を高める働きがあります。

窒素やリン酸は多く取り過ぎると生育に支障が出ます。
しかしカリは必要以上に吸収してもあまり影響がありません。
野菜栽培ではカリを多めに施すのが一般的です。


hiryo (3).jpg
有機質肥料でもっとも知られているのが、油かす、鶏糞などです。


■二次要素

窒素、リン酸、カリの他にも多く必要な要素があります。
カルシウム、マグネシウム、イオウは二次要素、
あるいは中量要素と呼ばれています。

カルシウムの働きは、細胞組織を強くし、
根の生育をよくして土壌酸度を中和させます。

マグネシウムの働きは葉緑素を作るので、リン酸の働きを補助します。
イオウの働きは根の生長を促し、タンパク質を作ります。


■微量要素

量は少ないですが、必要な要素が他にもあります。
鉄は葉緑素を作ります。銅はたんぱく質や炭水化物の代謝にかかわります。

亜鉛はたんぱく質を合成し、新しい葉やタネを作る時に関連があります。
ホウ素は根の生成、開花や結実、タネの形成にかかわりがあります。

マンガンは二酸化炭素を固定し、光合成を助ける働きがあります。
塩素はでんぷんと作り、光合成と関連があります。

モリブデンはマメ科のチッ素固定や、タンパク質合成にかかわっています。

 カテゴリ
 タグ

有機栽培 発芽後の管理

1921592.jpg
稲の苗作り、やはり無農薬が人気です


「苗半作」という言葉がありますね。
主に稲作でがっちりした健康な苗ができれば、
収穫の半分は保証できるというような意味です。

自分でタネから育苗すれば、化学肥料や農薬を使わずに、
害虫や病気に負けない元気な苗を栽培することもできます。


suika.jpg
スイカの発芽、夏野菜は苗作りが楽しみです


■発芽後の管理と移植

・水やり
育苗床に置いたポットは乾いてしまうので、水やりを毎日行います。
冬はできるだけ午前中に行い、気温が低くなる夕方は避けます。
地温が下がっていないか、まめに温度計で確認しましょう。

・移植のタイミング
たとえばキャベツの場合、タネをまいて3〜4日で双葉が開きます。
そして1週間〜10日後に本葉が生えてきます。
この頃に1本ずつひとつのポットに移植して独立させます。

・肥料
移植後はひとつまみのボカシ肥料をポットごとに施します。
その後、ポットの下から水があふれるぐらいたっぷりと、
水を与え、毎日水を切らさないようにします。


yukisaibai (8).jpg
有機栽培でナス!


■移植のコツ

・移植直後はマメに観察します
移植をした直後は今までと環境が変わるので、
少し暖かい場所に移すなど、様子を見ながら苗を育てていきます。

最終的には露地栽培にするため、植え付け時に寒い気温でも
耐えられるような苗を育てていきます。

・苗が育ったら「ずらし」をします
野菜類などの苗は育っていくと株と株がぶつかりあい、
そのまま放置しておくとひょろひょろと弱い苗になってしまいます。

それを避けるためにポットの「ずらし」を行い、
ポットとポットの間隔を広げて、十分に生長できるよう管理します。

154769.jpg
ずんぐりした骨太の苗を育てましょう


■苗を徒長させないために

地温を少しずつ下げるのがコツです。 
発芽するまで育苗床に置いておきますが、
そのまま放置しておくとひょろひょろと徒長してしまいます。

これを避けるためには発芽してからすぐに
少しずつヒーターの上から離していき、地温を下げていきます。

4畳半の広さのビニールハウスで育苗床を25℃で設定したとします。
たとえば都内の厳寒期でヒーターから一番遠い場所で、
最低温度は5℃〜6℃まで下がります。

この温度差を利用して少しずつヒーターから、
発芽した苗を離していき、地温を下げていきます。
すると徒長しないでしっかりとした苗が育ちます。
 カテゴリ
 タグ

有機栽培 苗作り

yukisaibai (14).jpg
育苗ハウスのイチゴ


■タネから育苗

・入手困難な苗を育ててみたい
ホームセンターや園芸店では、
季節になると家庭菜園用の苗がたくさん出回ります。

手軽で便利ですが、珍しい品種を探す際には入手困難な場合があります。
直売所へ行っても見つからないケースもあります。

そうした品種はタネを購入し、自分で苗を育ててみると楽しいです。
品種によっては寒い時期はヒーターや、ビニールを被せるなど、
作業が増える場合もあります。
しかしタネから育てるのも家庭菜園ならではの醍醐味です。


yukisaibai (7).jpg
トマトの発芽


■育苗ハウスの作り方

・育苗セットが便利です
ホームセンターの園芸コーナーでは様々な育苗セットが用意されています。
これらをうまく利用すると簡単に苗を育てる環境が整います。


yukisaibai (9).jpg
苗帽子のアカサカさんで販売されている発芽・育苗セット「苗床」


育苗ハウスがない時は、部屋の窓辺に育苗セットを置いて、
苗を育てることもできます。
この場合は苗は太陽光が差し込む方向を向いてしまうので、
時々向きを変える作業が増えます。

・ビニールパイプハウスの設置
春が早い時期に苗を育てる場合は、保温が重要です。
サーモスタット、換気扇、電気ヒーター、育苗箱などを
ホームセンターなどで用意し、ビニールパイプハウスを設置します。


■タネまきと温度管理

・タネまきの手順
育苗を育てるためのタネまきは、土に入れたポットに種を落とすことからスタートです。
12cmポットに8分目ほど腐葉土を入れ、親指と人差し指を使い、
できるだけ均等な間隔になるよう落としていきます。

育苗床の地温は20℃〜25℃に調整し、タネが隠れるぐらいに土をかぶせます。
3〜7日ぐらいで芽がでるので、それまで土が乾かないよう毎朝水を与えます。


hatuga (2).jpg
豆類の発芽はダイナミックです


・タネまきの用土
市販の配合された培養土を使ってもかまいませんが、
自分で配合した土を使うのも家庭菜園ならではの趣きです。

一般的には腐葉土と赤玉土を同量混ぜたものを使います。
野菜の種類に応じて、バーミキュライトなどをまぜあわせても良いです。

発芽時には肥料分は必要ありません。
ポットには育苗培土だけを入れてタネをまきます。
 カテゴリ
 タグ

有機栽培とは

yukisaibai (4).jpg
多少不揃いでも、家庭菜園の野菜は抜群です


家庭菜園でいろいろな野菜を育てて13年目となりました。
飽きもせず、野菜を次々と育てている理由は、
なんといっても、すっごく美味しいからです!

家族も作業を手伝ってくれて、みんなで食べる楽しみも大きいです。
さらに、農薬はほとんど使っていないので、とっても安心ですし、
本来の野菜たちの味わいはこれなのか! と納得が行きます。

これから、有機栽培と無農薬のことや、問題点の解決法、
実際の有機栽培の具体的方法について調べ記していきますね。


inekari.jpg
稲刈り、米も有機栽培が安心です


■自然界と農業との違い

・自然界の生態系
自然界の野山では様々な動植物が生態系を作って、
それぞれが生活を営んでいます。

植物は水と太陽光と二酸化炭素を使って光合成を行い、
酸素を空気中に吐き出しながら生長していきます。

森の中では葉が落ちて、草が枯れると
それらは小動物や微生物によって分解されます。
そして地面には自然界が作った落ち葉堆肥が堆積し、
土に戻っていきます。

このようなサイクルが繰り返されると、
腐葉土は栄養分を蓄えているため、
次の生長をスムーズに行うことが可能になります。


yukisaibai (1).jpg
堆肥も手作りで


・人間が営む農業
一方人間が営む農業は、できるだけ短期間に大量に
生産することを優先にしてきました。
ですので自然界の生態系とはかけ離れていくばかりです。

決まった敷地内で数多く収穫できるよう化学肥料を使い、
病害虫対策には農薬を使ってきました。
また同じ大きさの農作物を作る方が運搬には便利なため、
品種改良が行われ、本来の味とは違う野菜も増えています。

yukisaibai (3).jpg
日本茶の中で有機栽培茶は1.8%だそうです


■農薬と化学肥料のデメリット

農薬を使うことにより病害虫を殺すと同時に、
生態系のバランスを崩す一端ににつながります。
そして化学肥料を使えば使うほど、
土はやせ細ってしまい悪循環に陥ります。


■有機栽培のメリット

有機栽培は農薬、化学肥料を使わずに有機質肥料を使う栽培方法です。
有機質肥料は、鶏糞や堆肥、油かす、骨粉などを発酵熟成して作ります。

自然のものを使って栽培するため、土はふかふかで肥料もおだやかに効き、
野菜への負担が少なくなります。


corn20(3).jpg
安全で美味しい野菜を収穫したいです


とっても手間がかかるので、
大規模な農家では化学肥料を使っている野菜栽培が大半です。
しかし減農薬や無農薬栽培をする人が少しずつ増えてきています。

家庭菜園は農家に比べると有機栽培を取り組みやすい環境です。
毎日作物を病気にかかっていないか、虫がついていないか、
こまめに観察しながら次の菜園作業の段取りを考えると良いですね。
 カテゴリ
 タグ



管理人=fuji 野菜栽培18年♪
「猫の額 菜園」で、
野菜や果樹を栽培中!
土と植物からエネルギーをもらっています♪

〒メール

にほんブログ村 花ブログ 果樹・野菜(家庭菜園)へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
PVランキング
ブログランキングならblogram

カテゴリ
最近の記事


リンク集
検索ボックス
 
●写真協力
・写真素材 フォトライブラリー
・草花写真館
・季節の花300
Add to Google
My Yahoo!に追加
ブログランキング
ランキングはこちらをクリック!
「ポイント・マイル」ブログランキング参加中
相互リンク