
ズッキーニ、丈夫な苗づくりも大切ですね
ズッキーニが、かかる病気や、
被害にあう害虫にはどのようなものがあるのでしょう。
また、どのようなことに注意すると防ぐことができるでしょうか?
■ズッキーニの病害虫
●ズッキーニの病気は?
・うどんこ病
高温多湿の環境でかかりやすい、カビが原因の病気です。
葉にうどん粉をまぶしたような白い斑点ができます。
拡がって行くと、枯れてしまうことがあります。
できるだけ初期で見つけ、病気にかかった葉を摘み取って処分します。

うどんこ病、初期であれば薬剤を散布して防ぐことができます。
・疫病
茎に水浸状の病斑ができてきます。
病気が進むと白色の菌叢ができてきます。
長雨などの低温で多湿の環境で発生しやすくなります。
畝にマルチを敷いたり、株元に敷き藁を敷いて、
雨による土の跳ね返りを防ぐと病気が発生しにくくなります。
・菌核病
カビが原因で起こる病気です。実に白色綿状のかびが発生し、
病気が進むとネズミ糞のようなの菌核ができてきます。
低温多湿の環境で発生しやすくなります。
一度病気が発生すると、病原菌は土壌で2〜3年生き続けます。
連作をしないようにすると、病気の発生を防ぐことができます。
・つる枯れ病
茎が軟化して枯れてしまいます、病斑部にたくさんの小黒粒点があらわれます。
多湿の環境で発生しやすくなります。
病原菌は土壌に潜んでいるので、連作を避けるようにしましょう。
・苗立ち枯れ病
地際部が細くなって軟化し、苗が倒れて枯れてしまいます。
高温多湿の環境であったり、
粘土質の水はけの悪い土壌や酸性の土壌で発生しやすくなります。
種まきの用土は新しいものを使用します。
種をオーソサイド水和剤で消毒すると確実に防ぐことができます。
・軟腐病
ズッキーニが軟腐病にかかると、実が軟化腐敗して、悪臭を放ちます。
最近が原因の病気で、高温多湿の環境で発生しやすくなります。
ツルを切ったり、収穫を行うときは、晴天時に行うようにします。
雨水の跳ね返りも病気の発生の原因になるので、
マルチを敷いたり、敷き藁を敷いて跳ね返りを予防します。
・べと病
葉に多角形の黄色の病斑があらわれます。
高温多湿の環境で起こりやすくなります。
土の排水と株の風通しを良くしておきます。
マルチや敷き藁で雨水の跳ね返りを防ぐのも良い方法です。
・モザイク病
葉に濃淡のモザイクの斑点ができ縮れていきます。
実にも奇形やモザイク模様が発生します。
ウイルスによって発生します。アブラムシが媒介して感染します。
感染した株は、抜き取って処分するよりほかに方法はありません。
株元にアルミホイルを敷いたり、銀色のマルチを敷くと、
アブラムシの発生を防ぐことができます。

ウリハムシ、ハモグリバエからも好かれます
●ズッキーニの害虫は?
・ワタアブラムシ
汁を吸って食害します。
大量に発生するので、生育に悪影響を及ぼします。
また、モザイク病などの病気を媒介します。
株元にアルミホイルを敷いたり、銀色のマルチを敷いておくと、
反射光を嫌って寄ってこなくなります。
・ヨトウムシ
夜に活動し、葉を食べつくしてしまいます。
花芽に薬剤を散布して被害を最小限にとどめます。
■ズッキーニのわかりやすい育て方
・ズッキーニ 支柱を立てよう
・ズッキーニの雌花が枯れる実が腐る理由は?
・ズッキーニの育て方(地植え)|無農薬栽培で花ズッキーニも収穫!
・ズッキーニのプランター栽培|2品種混植で人工授粉を確実に
・ズッキーニとは?|実だけでなく花も美味♪
・ズッキーニ 茎折れの予防は?
・ズッキーニ 受粉方法は?
・ズッキーニ 初心者向きの育て方
・ズッキーニ 肥料は?
・ズッキーニ 間引き