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ニ十世紀(鳥取市)


日本ナシ(梨)はみずみずしい果実がおいしく、
家庭果樹としても、たいへん人気があります。

日本ナシは中部地方より南に自生していた、
ニホンヤマナシを改良した品種です。

そのため、日本の多湿な気候に合い、栽培しやすいため、
家庭果樹にはお勧めの果樹の一つです。

しかし、日本ナシは自分の花粉では実を結ばない、
”自家不稔性”のため、相性のよい別品種を混植するか、
人工授粉をする必要があります。

混植には、日本ナシの別品種でなくても、
西洋ナシやリンゴ、カリン、マルメロの花でも、 

受粉することができます。

また、ナシは接ぎ木も比較的簡単にできるため、
スペースが限られている場合は、
1本の木に数品種の受粉樹を高継ぎしてもよいでしょう。

接ぎ木をすると、1本のナシの樹で何種類もの、
果実を楽しむことができます。


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受粉樹を選ぶと、実りが良くなります


■ナシの受粉樹は?

日本ナシを受粉しやすくするには、品種を選ぶと良いです。

幸水…豊水、ニ十世紀、新水、長十郎、大原紅など
豊水…松島、新興など


■ナシの品種は?

日本ナシの品種は、果皮の皮が薄い黄緑色の青ナシと、
黄色味がかった褐色の赤ナシに大別されます。

青ナシには、ニ十世紀、八雲、菊水、新世紀などがあり、
赤ナシには、幸水、豊水、新高、新興、南水、長十郎などがあります。
近年は青ナシ系品種は少なくなり、主に赤ナシが栽培されています。

○ニ十世紀
青ナシの代表的な品種です。
ジューシーでシャリシャリとした食感が特徴で、
甘みと酸味が程よいバランスのナシです。


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人気の幸水


○幸水
赤ナシでは、もっとも人気があるのが幸水です。
極早生品種で、8月から収穫できます。

ニ十世紀より果汁が多くてジューシーで、
甘さが強く、酸味が弱く食べやすい食味です。
非常に花芽を多く付け、着花数も多いため、
摘果が欠かせません。

○豊水
赤ナシ系で、甘味に加え、適度な酸味があり、
味が濃いにもかかわらず、後味がスッキリとしています。
幸水よりもひとまわり大きい果実で、
果肉はやわらかでジューシーです。
中生種で、9月頃収穫します。


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梨畑(鳥取)


○新高(ニイタカ)
赤ナシで高知産のものが有名です。
花粉が少ないため、他品種の受粉樹には向きません。
晩生種で、9月上旬〜10月頃が収穫期です。

450g〜1kgの大きな実をつけます。
ジューシーでみずみずしく風味が豊かで、
その割りに日持ちがするのが魅力です。

○秋月(アキヅキ)
2001年に登録された新しい品種です。
やや大きめの果実で、甘く、ジューシーな味です。

■ナシのわかりやすい育て方
・ナシの育て方 庭植え|豊水、幸水が育てやすいです
・ナシの育て方 鉢植え|2種以上の品種で結実します
・ナシの葉に斑点ができるのは?
・ル・レクチェの追熟方法は?
・庭植えに適したナシは?
・ナシ 摘果のコツ

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