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こんなに、生えたら楽しいですね!


■シイタケとは

シイタケはもともと南方系のキノコですが、
9世紀頃、台風に乗って胞子が日本に渡ったと言われています。

その後、野生のシイタケを採取するようになりましたが、
干しシイタケに加工されたものは、
ほとんど中国に輸出されていたそうです。

江戸時代になると、クヌギやコナラなどの原木に傷を付けるなど、
人工的に栽培する方法が確立されてきました。

現在では、原木栽培と、菌床栽培の、
2つの栽培方法があります。

菌床栽培は、おがくずにフスマ等の栄養源を加えた培地を使い、
温度,湿度の管理できる空調施設で栽培する方法です。

原木栽培は、栽培に1年以上かかりますが、
菌床栽培では数ヶ月で収穫できます。

生シイタケの80%以上は菌床栽培ですが、
干しシイタケは菌床栽培のものでは質の良い物ができないため、
原木栽培のシイタケが使われることが多いです。

生シイタケでも、干しシイタケでも、
栽培方法の表示が義務づけられています。

市販のシイタケには、生でも干しシイタケでも、
「原木」または「菌床」と表示されていますので、
確認してみてください。


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キノコ狩りに行ってから、キノコのファンです


■シイタケの栄養は

シイタケには、ビタミンB1,B2が通常の野菜の約2倍も含まれ、
カリウムや亜鉛、鉄などのミネラル類もバランスよく含まれています。

また、シイタケにはキノコ類に特有のレンチナン(β−グルカン)や、
エリタデニンという成分が含まれています。

レンチナンには抗腫瘍作用があり、抗がん作用が期待されています。

また、エリタデニンは、キノコ類の中でも、
シイタケとマッシュルームにしか含まれていない貴重な成分です。

しかもマッシュルームにはシイタケの1/100程度しか
含まれていないため、ほぼシイタケ特有の成分と言えます。

エリタデニンには、血圧や血中コレステロールを下げる作用があり、
高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防効果が期待できます。

干しシイタケは、シイタケを乾燥させて作られますが、
水分が少ないため、生シイタケの栄養成分が濃縮され、
栄養価が高くなっています。

さらに、干しシイタケは生のシイタケと比較して旨味が強く、
特有の香りがありますが、これは、乾燥する家庭で、
酵素と熱の作用により、旨味成分のグアニル酸と、
香り成分のレンチオニンが増えるためです。


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きのこ栽培キットなら部屋で簡単にキノコが作れます(シイタケの出始め)


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生長が間近に見られます(シイタケ)


■シイタケ栽培の楽しみ

シイタケの原木を購入すれば、家庭でも簡単に栽培できます。
なにしろ購入した原木を日陰に放置するだけで生えてくるので、
一番簡単に栽培できる作物かもしれません。

シイタケが大きくなったら随時収穫しますが、
原木の裏に隠れていると見逃してしまい、
知らないうちにお化けシイタケが育っているのも楽しいです。

シイタケが大量に収穫できたら、
干しシイタケを作ってみては、いかがでしょうか?

◎干しシイタケの作り方
とても簡単にできますし、栄養価もアップします。
作る日は、天気の良い日を選びます。

自宅で作る場合は、丸のままでは乾燥しにくいため、
適当な厚さにスライスします。

次に、重ならないように網やザルの上に並べ、
日光に当てて乾燥させます。

半日程度で乾燥し、出来上がりますが、
天候や湿度によっては乾燥しきれないこともあります。

その場合は、夜は室内の通気性の良い場所におき、
翌日、また外に干します。

自家製の干しシイタケはどうしても乾燥が甘いため、
密封容器に、必ず乾燥剤とともに入れて保管しましょう。


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原木


■シイタケのおいしい食べ方

生シイタケは、煮物やてんぷら、椀だね、蒸し物、鍋物、炒め物など、
様々な料理に利用されています。

和風や中華風の料理だけでなく、
バター焼きなどの洋風の料理にも合います。

干しシイタケには生のシイタケにはない旨味と風味があります。
水で戻して、戻し汁ごと利用できる煮物などの料理に向きます。

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