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家庭菜園でトマトが大好きになりました


夏の家庭菜園では大人気のトマト。
赤い実がなるとかわいいですし、わくわくしますよね。
おいしいトマトを収穫できた時は喜びもひとしおです。

しかし、葉や苗は順調に育っているように見えるのに、
実がならないというトラブルが発生することがあります。
原因がありますので、適切な対策をして立派な実をつけましょう。



■トマト 実がならない理由は?

1.株の草勢が強すぎる
果菜類は、葉を茂らせ、花が咲き、実をつけますが、
この流れがスムーズにいかないと実がつきません。

葉を茂らせる栄養成長と実をつける生殖成長の、
バランスが崩れてしまう原因は、過繁茂が考えられます。

◎対策
わき芽とりが中心ですが、それだけでは不十分ですので、
葉を摘葉するとよいでしょう。

比較的新しい葉を先端から半分程度、
手で折ってとってしまいます。
勢いのついてしまった樹を落ち着かせるには効果的です。

2.若苗定植により栄養を吸収しすぎた
トマトの植え付け適期は、1段花房の1、2花が咲いているころです。
開花する前の「若苗」を植えてしまうと、「木ボケ(ツルボケ)」と呼ばれる状態になり、
葉ばかりが成長する性質になってしまいます。

◎対策
購入時に苗のポットが小さくて、開花前の状態のものを、
そのまま植えてしまう場合がありますが、
その場合は一回り大きいポットに移して開花を待ち、
それから植え付けましょう。


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虫が飛来しない場所では、一段目の花房は、人工授粉して着果させましょう


3.温度と日照が不足している
着果は風や昆虫による受粉が必要ですが、
8℃以下の低温では、開花しても花粉がでにくくなります。
トマトは強い日差しを好みますので、
日照不足は着果に大きく影響を及ぼします。

◎対策
気温が低く曇雨の天気が続く時には、
2、3花咲いたときに花房に、ホルモン剤(着果促進剤)を、
スプレーで散布すると良いでしょう。

また、植え付け場所は、できる限り、
日当りが良いところを選ぶことがポイントです。


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ミニトマト、中玉トマトが、初心者には育てやすいです


4.肥料のやり過ぎ
肥料をたくさん施せば、収穫が多くなると考えがちですが、
肥料が多すぎると「木ボケ」になり実がつきにくくなってしまいます。

「木ボケ」の特徴は、 
・葉の色が濃すぎる緑になっている
・葉が大きく厚ぼったくなっている
・茎が太く節間が短くなっている
・などがあげられます。

◎対策
元肥は控えめに施すことがコツです。
その後、必要な分だけ追肥として分けて施します。

1回目の追肥は1段目の着果を確認してからで、
だいたいその実がピンポン玉くらいの大きさの時が目安となります。
トマトは第一花房に必ず着果させることが大きなポイントです。

5.肥料不足
葉の色が明るい緑で、葉が小さく、先端の茎が細い、
などという状態が見られたら、肥料不足が考えられます。

植え付けの時にすでの実がついている老化苗だった場合や、
畑の乾燥やその逆の過湿で根張りが悪くなっていると、
肥料を吸収できていない場合もあるので、確かめてみましょう。

◎対策
肥料不足の場合は、追肥と水やりをしてあげます。

6.黄化葉巻病などのウイルス病
真夏から秋にかけては、このウイルス病が、
原因であることも考えられます。

新葉の緑が退色しながら葉巻きし、
後に葉脈の間が黄化し縮れてきます。

さらに症状がすすむと、葉はちりめん状になり、
節間が短くなり、株が萎縮します。
タバココナジラミが媒介するウイルス病です。

◎対策
一度発病してしまうと、きれいな実はできません。
発病してしまった株を早期発見し抜き取り、
病気を広げないことが大切です。


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肥料が多すぎても少なくても育ちにくいです


7.上段の花に栄養がいっていない
1段花房に確実に着果しないと、
株のバランスがくずれて過繁茂となってしまい、
「木ボケ」の状態になってしまいます。
しかし1段花房が肥大を始めると株に負担がかかり、
先端の茎が細くなるなど生長が鈍化してしまいます。

◎対策
標準的には1段花房の着果数は4、5果にしますが、
このようになってしまった場合は2、3果まで摘果します。
果実がピンポン玉になるころには1回目の追肥を行います。


家庭菜園のトマトを子供や孫といっしょに収穫して、
すぐに食べるというのは、とても幸せな瞬間です。

真っ赤なみずみずしいトマトをたくさん収穫しようと思ったら、
こちらの記事を読み返してみてください。


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