甘く美味しくなりますように
夏を感じさせてくれる食べ物というとなんといってもスイカ。
甘くておいしいスイカを収穫できると、とても幸せな気分になりますね。
そんな幸せを呼ぶ甘いスイカを育てるコツがあります。
■スイカを甘く育てるコツは?
1.土壌環境を整える
まずは基本中の基本。
土壌つくりは甘いスイカをつくるためにもとても大切です。
土壌つくりのポイントを畑の場合、
プランター、鉢の場合にわけてご紹介します。
◎畑の場合
苗の植え付け予定日のおよそ2週間前には土壌つくりを始めます。
まずは、通気性をよくし、水はけもよくなるように畑を耕しましょう。
スコップやシャベルで行ってもオーケー。
小石や雑草も取り除きます。
酸性土壌を嫌うので石灰をまいてスイカの栽培に適している、
酸性度pH6.0〜6.5になるようにします。
畝をつくる時に元肥を混ぜます。
肥料が多すぎるとつるボケの原因になりますので、
量には注意が必要です。
空中栽培なら場所をとらず病気にも強いです
◎プランター、鉢の場合
土は、野菜用園芸土(培養土)を使用しましょう。
培養土の場合、元肥を入れる必要はありません。
2.水の吸収を抑える
甘みを上げるには、水の吸収を抑える必要があります。
・高畝にする、
・マルチ栽培にして雨水がしみ込まないようにする
・降雨後に速やかに排水されるようにスイカの周囲に溝をつくる
などの工夫をします。
3.摘果をする
1株のスイカが光合成をして生産する糖分量は決まっています。
果実の個数が多いほど糖分が分散しますので、
思い切った摘果が必要になります。
品種にもよりますが、
・大玉スイカは2本のつるに1個、
・小玉・中玉スイカは4本のつるに3個、
が目安です。
スイカを日光にあて、2〜3回位置を変えてあげます
4.玉直しをする
手間がかかりますが、甘いスイカを育てるためには必須です。
まんべんなく日光を浴びることができるように、
スイカを回してあげましょう。
つるごと持ち上げて傷つけることのないように、
つるが上になるように置き直します。
昼間に日光を浴びたスイカは甘みを蓄えます。
夜、寒いほど呼吸量減り、糖分の消費を低く抑えられます。
ですので、日中が温かく、夜に冷え込む地域での、
栽培が、より適しているといえます。
少し手間がかかりますが、
大きな甘いスイカができた時の喜びは格別です!
■スイカのわかりやすい育て方
・スイカ栽培 割れを防ぐには?
・スイカ 収穫時期は?
・スイカのプランター栽培|早めの育苗で夏バテする前に収穫します
・スイカ 実がならない理由は?
・スイカを甘く育てるコツは?
・スイカ かかりやすい病気は?
・スイカ畑の準備
・スイカ 雌花が咲かない
・スイカの摘芯
・スイカ 受粉のコツ
・スイカ栽培 肥料は?
・スイカ 大きくならない理由は?
・スイカ 玉直しの仕方は?
・スイカ黒玉の種類は?
・スイカ 誘引方法は?
・スイカの害虫
・スイカの育て方|摘芯摘果と施肥で、大きく甘く栽培