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ユズを上手に剪定し仕立てると安定した収穫が!


庭や鉢でユズ(柚子)を育てようと思っても、
どう仕立てて剪定したら良いのかわからないことがあります。


ユズは前年に伸びた枝の先に花芽を形成するので、
全部の枝の先を剪定してしまうと、
花芽を切ってしまうことになり、実がならない……とのこと!

また、花を咲かせた次の年、同じ枝は成長枝となり花を咲かせません。
そのため、ユズはなり年と言われるたくさん実のなる年と、
そうでない年が出やすくなってきます(隔年結果)。

それを解消して、毎年実を収穫するためには、
主になる枝とその枝に対して予備となる枝を決めることが必要です。

そうすることで、主になる枝に花が咲く年には予備枝は成長枝となり、
主になる枝が成長枝となる年には、
予備枝が花をつけるようにコントロールしやすくなります。

その年、花をつける枝は剪定時には切らないようにし、
成長枝のみ剪定して整えるようにします。


■ユズの仕立て方

ユズの庭植えの仕立て方、お勧めは2通りあります。

1.開心自然形仕立て
1年目の3月、植えつけをした苗の50〜60cmのところでまず切ります。


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苗を50〜60cmで切り戻す


2年目の3月、新しく伸びた枝の中から、主枝となる枝を選びます。
接ぎ木部分の15〜20cm上のあたりから強く出た枝を第1主枝とします。

残りの2本は、左右のバランスを見ながら選びます。
決めた3本の枝以外は不要になりますので、根元から切ります。
主枝3本は、先から三分の一のところで切ります。

3年目の3月、伸びた主枝3本は、先から三分の一のところで切ります。
主枝から伸びている枝の中から、予備の枝となるものを選びます。
予備の枝も、先から三分の一のところで切ります。

それ以外の枝の中で、
主枝や予備の枝の成長の妨げになるような枝は根元から切ります。

4年目の3月、伸びた主枝3本の先には、
花芽が形成されているので、切らないようにします。

予備の枝はこの年は花を咲かせませんので、
先から三分の一のところで切ります。
それ以外の枝は、混みすぎている枝を間引き剪定をします。

開心自然形は、枝を横に広げるように仕立て、
木の中心にもしっかり日が当たるようにします。

そうすることで木自体がしっかりと育ちます。
風通しもよくなるので、蒸れなどによる病気防止にもなります。


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■開心自然形仕立て
主幹は短く切り主枝を3本出す


2.主幹形仕立て
1年目の3月、植えつけをした苗の50〜60cmのところで切ります。

2年目の3月、伸びた枝を先から三分の一のところで切ります。

3年目の3月、伸びている枝の中から主枝となるものを4〜5本選びます。
選ぶ枝は、木の全体のバランスを見て、形がよくなるように気をつけます。

選んだ枝の先から三分の一のところで切ります。
その他の枝は、根元から切ります。

4年目の3月、主枝の先には花芽がついているので、切らないように気を付けます。
主枝でない枝で、上向きに強く伸びている枝や、細い枝は根元から切ります。
また、主枝の成長の妨げになる枝や、混みあっている枝は切って枝を整理します。

5年目以降は、枝の先に花芽がついていますので、
主枝は切らないようにします。

主幹(中心の枝)以外の主枝は、
枝が古くなると花付きが悪くなることがあるので、

花付きが悪いと感じたら、
枝の付け根あたりにある短い枝のところまで切り戻し、
新しい枝に更新するようにします。

また、樹高が許容範囲を超えそうな場合は、
主幹を切って芯止めするといいでしょう。


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■主幹形仕立て
込み合ったところは間引き剪定する


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果実の実は、心和みます


とげのある品種では、一文字仕立てにすると世話や収穫が楽です。
主幹を早期に切り、側枝を伸ばして左右に誘引します。
側枝は先端を切りながら短い枝を出させます。


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■一文字仕立て
広いスペースがあれば、針金などで水平誘因する


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柑橘類は枝を水平に仕立てると実りやすい


3.鉢植えの場合は?
ハナユなどを鉢植えで育てる場合は、ホウキ仕立てをおすすめします。

名前の通り、ホウキを逆さにしたような仕立て方です。
枝の数が多くなりますが、ハナユなど生育があまり旺盛でない品種の場合は、
この仕立て方でも問題ありません。

ホウキ仕立ては、開心自然形や主幹形などのように、
主枝を決めてそれを育てていくことはありません。

ただ、細い枝、内側に伸びている枝、
同じところから同じ方向に出ている枝(車枝)は、
根元から切るようにします。

また、枝が混みあいすぎると、木の中心に日が十分に当たらず、
生育不良や病気になったりしますので、
混みあっているところは適宜枝を整理するようにします。

枝の先に花芽がつくのは同じですので、
花を咲かせる予定の枝は剪定しないようにします。


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■ホウキ仕立て
主幹を決めず込み合う枝を整理する


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■水平に誘因する
夏季に針金を枝に巻き付け、
水平に誘因すると実つきが良くなる


全ての仕立て方に共通することですが、
木が充実するまでは花や実をつけさせないようにしましょう。

少なくとも4年目に入るまでは、
剪定が終わった後に蕾がついても摘み取るようにします。

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