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大漁ですね


■サツマイモとは

サツマイモは、1700年代初めに中国から伝わりました。
薩摩藩が栽培を始めたため、
”サツマイモ”と呼ばれるようになりましたが、
琉球や鹿児島では中国から伝わってきたイモと言うことで、
「カライモ(唐芋)」とも呼ばれます。

痩せた土地でも育つため、1732年の享保の大飢饉の際、
救荒作物として注目され、以来日本全国で栽培されるようになりました。


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花もかわいらしいです


■サツマイモの栄養は

◎ビタミンC
サツマイモには、風邪の予防や疲労回復、美肌などに効果のある、
ビタミンCが多く含まれています。

一般的にビタミンCは熱に弱く、加熱調理で壊れてしまうのですが、
サツマイモのビタミンCは、デンプンに守られるため、
加熱しても壊れにくいのが特徴です。

◎植物繊維
サツマイモというと植物繊維が多いというイメージがありますが、
実は100gあたり2.3gとそれほど多くありません。

ゴボウが100gあたり5.7g、ホウレンソウが2.8gというと、
その少なさに驚かれると思います。

ただし、サツマイモは他の野菜に比べると食べる重量が、
多くなるので、結果として摂取する食物繊維の総量は多くなります。

◎ヤラピン
また、サツマイモを切ると白い汁がにじみ出てきますが、
この汁は”ヤラピン”という成分で、緩下作用があることが知られています。

先の食物繊維との相乗効果により、便秘の改善効果が期待できる食材です。

最近では紫品種や安納芋などの品種も多く出回っていますが、
紫品種の紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニン色素で、
目の働きを高めたり、眼精疲労を予防したり、
活性酸素を抑制したりする効果が期待できます。

安納芋の果肉はオレンジ色をしていますが、これはβカロテンによるものです。
β-カロテンは、には、抗酸化作用があり、さらに体内では
必要量に応じてビタミンAに変換され、粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保ったり、
視力を維持する働きを行います。


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苗選びがコツです


■サツマイモ栽培の楽しみ

サツマイモは丈夫で育てやすいため、
幼稚園や保育園でもよく栽培されます。

◎苗選び
栽培のポイントは、苗選びですね。
苗は、水分が少なく、
しなびているような苗を撰ぶのがポイントです。

一般的な苗選びとは逆ですよね。

サツマイモはしなびている苗のほうがよく根がつくのです。
苗にストレスをかけることにより、根がつきやすくなるようです。

◎水やり
また、一般的な野菜の苗は植え付けたあと、根付くまで水やりをしますが、
サツマイモの場合は、植え付け直後に水やりをした後は、
むしろ乾き気味のほうが良い根が出るので、水やりは必要ありません。

幼稚園や保育園では、週末は水やりができませんが、
この点もサツマイモは好都合ですね。


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収穫の楽しみが大きいです


◎子供にも楽しいイモ掘り
小学校の時にサツマイモ掘りをした感動は、今でも忘れません。
あんなにたくさんのイモが地面で丸々と育っているのが、
不思議でたまりませんでした。

お子さまにも、ぜひ、この面白さを体験させてみてください。

また、サツマイモ栽培をしたら、ぜひ葉柄(葉の下の茎のような部分)も、
食べてみて下さい。

サツマイモの葉柄は古くから食用にされていて、
皮を剥き、キンピラ風に煮付けると、
ほのかにサツマイモの甘い香りがするおいしいおかずになります。

葉柄専用の品種もあるほどなんですね。


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体にも良く料理にも活躍します


■サツマイモのおいしい食べ方

サツマイモのデンプンは、加熱することで、
麦芽糖に変化してあまくなります。
しかし、麦芽糖に変化する温度は、60〜70℃の温度帯だけです。

焼き芋を作る際、電子レンジで作った焼き芋があまり甘くないのは、
一気に加熱され、この温度帯をあっという間に通り抜けてしまうからです。

一方、石焼芋がとても甘くておいしいのは、
時間をかけてじっくりと焼くため、
60〜70℃の温度帯の時間が長く、
麦芽糖に多く変換するためです。

家庭では石焼芋にするのは無理ですので、
オーブンなどで焼くと良いでしょう。


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サツマイモのアイスクリーム


◎冷凍保存のしかた
サツマイモを保存する場合は、
ペースト状にして冷凍保存をすると便利です。

サツマイモは冷凍保存に向かない食材ですが、
ペースト状にする事により、
冷凍保存が出来るようになります。

まずサツマイモの皮を剥き、加熱します。
マッシャーやフォークでつぶして
ペースト状にしたら保存袋などに入れ、
厚さ1〜2cmの薄い板状にのばし、冷凍します。

この時、包丁の背などで板チョコのように格子状に溝をつけておくと、
必要な分だけ折って使えるので便利です。

こうして冷凍しておくと、ポタージュなどのスープや、離乳食、
パンやスィートポテトなどお菓子に利用でき、便利です。
なお、利用する際は必ず再加熱を行いましょう。

■サツマイモのわかりやすい育て方
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