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菜園の片隅に作っておくと便利ですね


■シソとは

日本を代表するハーブといえば、シソです。

シソには赤シソと青シソがありますが、
風味の違いにより使い分けます。

また、シソは葉だけでなく、芽ジソ、穂ジソ、実ジソと、
収穫時期により様々な楽しみ方ができます。

芽ジソは、発芽後間もないシソの双葉です。
刺身のツマなどに利用します。

穂ジソと言うのは、3割くらい開花したときの花穂を言います。
穂ジソも刺身のツマなどに利用します。

実ジソは、全部実になったものです。
実ジソも穂ジソも刺身のツマなどに利用したり、
漬物や佃煮にしたりします。

成長段階にあわせてこれだけ利用できる野菜は
シソの他にない、といっても過言ではないでしょう。


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青シソ


■シソの栄養は

◎ペリルアルデヒド
シソ特有のさわやかな香りは、
”ペリルアルデヒド”という成分によるものです。
ペリルアルデヒドは胃液の分泌を促して食欲を増進させるほか、
健胃作用もあるといわれています。

さらにペリルアルデヒドは強い防腐・殺菌作用を持ち、
食中毒の予防にも役立ちます。

シソは刺身のツマによく利用されますが、
ペリルアルデヒドの防腐・殺菌作用により、
生魚にあたることを防いでくれます。


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穂ジソ


◎栄養成分と漢方
その他の栄養成分としては、体内でビタミンAに変わる、
β-カロチンの含有量は全野菜の中でトップクラスです。

また、ビタミンB1,B2,Cなどのビタミン類や、
カルシウムや鉄などのミネラル類も豊富に含まれています。

シソは漢方でも利用されていて、葉を蘇葉、種子を蘇子といって、
利尿、発汗、去痰、鎮咳などの薬として広く用いられています。

◎成人病やアレルギーに
近年では、シソ科植物の種子から抽出したシソ油が注目されています。
シソ油には不飽和脂肪酸の一つであるα-リノレン酸が多く含まれていますが、
このα-リノレン酸は体内でEPA(エイコサペンタエン酸)に変化します。

EPA(エイコサペンタエン酸)には、血栓を防ぎ、
血液の流れをサラサラにする働きがあるため、
脳卒中や心臓病などの成人病を効果的に予防する働きがあります。

また、アトピー性皮膚炎や花粉症などの、
アレルギー疾患の症状を軽減する効果もあるとされています。


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こぼれ種からどんどん増えます


■シソ栽培の楽しみ

シソはほとんど病気にかからず、
前の年のこぼれダネが発芽して育つほど強健な野菜のため、
初心者でも簡単に栽培できます。

1〜2株育てれば、麺類や冷奴などの薬味として、
ひと夏重宝するでしょう。

同時に、ミツバ、ミョウガ、細ネギを育てておくと便利ですよ。

家庭菜園で栽培していると気づくのですが、
シソの香りは虫が好むのか、
意外と害虫の被害にあうのですね。

もちろん家庭で食べる分には何の問題もないのですが、
スーパーなどで売られているシソは、
当然ながら虫食いの痕もなくきれいなものです。

実はシソは、農家さんの間では、
農薬を多く使う野菜として知られています。

虫食い一つないきれいな葉に育てることは、
農薬なくしては難しいと考えたほうが気楽です。
しかし、農薬を使用しない害虫対策の方法もありますので、
記事の最後のリンクをご覧ください。

家庭菜園なら、農薬の心配のない安全なシソ、
香りが高い美味しいシソを食べることができます。


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シソジュース、カクテルにしても美味です


■シソのおいしい食べ方

シソといえば、青ジソは薬味に、
赤ジソは梅干に利用するのが一般的ですが、
最近ではシソジュースが人気ですね。

花粉症にも効果があるといわれていて、
飲んでもおいしい薬効ジュースです。

◎シソジュースの作り方
シソジュースには、赤ジソの葉を使用します。
赤ジソの葉400g分が、作りやすい分量です。

赤ジソの葉400gはよく洗って、沸騰した水2Lで5〜6分煮ます。
この煮汁を利用します。

煮汁をザルでこし、再び中火にかけ、砂糖1kgを加えて溶かします。
砂糖が溶けたら火を止め、十分に冷めたら米酢500mlを加えます。

酢を加えると鮮やかなルビー色に変わるのが見物です。
保存ビンに入れ、冷蔵庫で保存します。

シソジュースはお好みで水や炭酸で割って飲みます。
レモンやライムを添えるとさわやかでおいしいです。

ドライジンやウオッカ等でカクテルを作ってもおいしいですよ。

■シソのわかりやすい育て方
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