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縁起の良い橙


橙(だいだい)など柑橘類の栽培は薬剤をほとんど使わずに済みます。
家庭で栽培しやすい果樹と考えてよいでしょう。

寒さには弱いですが、鉢栽培をすれば冬場は部屋の中に入れられます。


■正月に飾られる理由

橙は正月飾りに欠かせないもののひとつですね。
鏡餅の上だけでなく、注連飾りなどにも使われています。

橙は果実を収穫しないまま放置していると、
下に落ちないまま二、三年なり続けます。

新旧代々の実が混在していく様子が、語源となっているのです。
代々栄えるという縁起を担いでいるわけですね。

橙は常緑樹ということも忘れてはなりません。
常緑樹は日本において長寿を表すので、
こういった面からもとても縁起がいいですね。

ちょうど正月頃に実が黄金色に色づくタイミングのよさも理由のひとつです。
黄金つまりお金持ちになるという意味合いに繋がるのです。


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お正月には欠かせません


■食べ方

橙は、ビターオレンジとも呼ばれます。
その名前の通り酸味と苦味が非常に強いため、
直接食べるのには向いていません。

鏡餅の上の橙をみかんと思い違いして、
食べるとたいへんなことになりますよ。

ですが、果皮の香りや風味が非常によいのでうまく利用されています。
果皮のオレンジ色の部分だけを取り出してマーマレードが作れます。
果汁も砂糖を足すので甘くなるのです。

ポン酢の材料に使われることもあるようです。
素材の持ち味を生かした上品な香りが楽しめます。
ふぐ料理に合わせるとたいへんにおいしいですね。


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実物は大きくなり色づくのが楽しみですね


■橙の利用方法

橙は正月飾りや料理に使うだけではありません。
漢方では、皮を乾燥させたものを橙皮と呼びます。
消化不良や胃腸炎、二日酔いなどに使う他、香りづけにも用います。
未熟な果実は枳実と呼ばれ、解熱や健胃の作用があります。

また、アロマテラピーや化粧品で用いるための精油を採取できます。
果実や果皮からビターオレンジ、枝葉からはプチグレインが得られます。

花から得た精油はネロリと呼ばれます。
柑橘系の爽やかさと花の甘い香りが混ざった、たいへんに高価なものです。

■柑橘類のわかりやすい育て方
・ハッサク イヨカンの庭植え|品種により人工授粉が必要です
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