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ポポーの実り


ポポーは温帯性の果樹です。
寒さに強く、よく実をつける性質を持っています。

確実に実をつけるには人工授粉をした方が成功率が高くなります。
ただし着果過多になった時は摘果します。

ポポーは水もちのよいやや粘土質の土壌を好みます。
若い木のうちは乾燥に弱いので、水が切れないようにします。

ポポーは問題となる病害虫がほとんどありません。
薬剤をまかなくても栽培可能なので、初心者にも扱いやすい果樹です。


■ポポー 自家結実性品種は?

1.ポポーの花の特徴
ポポーは4月に紫色の花をいっせいに咲かせます。
雌しべと雄しべの両方を持った両性花です。

ポポーは基本的には自家結実性をもっていますが、
雄しべが先に熟し、雌しべがあとで熟す性質を持っています。
そのため1本では実をつけないケースが出てきます。

2.ポポーの自家結実性について
ポポーの中で一番品質がよいとされている「ウィルソン」、
寒さに強い「ペルシルバニア・ゴールデン」、
最大400グラムの実をつける「NCI」などほとんどの品種が自家不結実性です。

このようは品種は違う品種を2種類以上栽培する必要があります。
そうすると花の時期がずれ、受粉する率が高くなり実がなりやすくなります。

「テイラー」は花数が多く、若木のうちから1本でも自家結実性が高いです。
しかし実のサイズが小さいので、「ウィルソン」、「ペルシルバニア・ゴールデン」、
「NCI」などを植える方が、ポポーの良さがわかりやすいかもしれません。

3.ポポーの栽培管理
1本しかポポーを植えていない時は、先に咲いた花から花粉を採取します。
そして冷蔵庫に保存しておきます。そして後から咲いた花に受粉すると
実がつく可能性が高くなります。

ポポーの根はやや浅くはっています。そのため大きく生長した木が、
強い風にあたると倒れてしまうケースがあります。
対策として頑丈な支柱をそばに植えるようにします。

■ポポーのわかりやすい育て方
・ポポーの育て方 庭植え|無農薬で栽培ができます
・ポポーの育て方 鉢植え|強風が当たらないところで栽培
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