デコポン
デコポンはミカン科ミカン属の柑橘類の品種です。
清見にポンカンを交配してできた交雑種です。
デコポンの正式名称は不知火(しらぬい、しらぬひ)です。
デコポンは糖度が13度以上のものだけに名前が付けられた名称です。
この名称は柑橘類の農協を経由しない販売には使えません。
香りがよくて果汁も多く、肉質も柔らかいので人気が高い柑橘類です。
生で食べるほかに、ジュース、お菓子の材料にも利用されます。
■デコポン 肥料のコツ
1.デコポンの栽培に適した環境
デコポンはつぎ木苗1〜2年生苗が店頭に並んでいます。
植えつけ場所は冬でも平均気温が16.5℃以上ある温暖な地域で、
最低気温もマイナス3℃以下にならない場所が適しています。
乾燥を大変嫌うので、年間を通してある程度雨が降る場所がよいでしょう。
そして水はけの良い土壌を好みます。
実をすぐならせたくなりますが、適切に肥料と水を与え、
はじめは樹を大きくすることを優先します。
花が咲くことがあっても植えつけをしてから、
3〜4年目ぐらいをめどに実をならせるようにします。
肥料を切らせないのがコツです
2.施肥の注意点
デコポンは樹の勢いがあまり強くなく、根の張り方も少ないのが特徴です。
したがって肥料を切らせないよう、注意が必要です。
根の活動がもっとも良い初夏と秋には、
緩効性肥料をゆっくりと効かせると良いです。
葉の色が黄ばんできたら、様子を見ながら即効性の液肥を与えます。
実がつく前は、緩効性肥料を春から夏にかけて少量を何度か回数をわけて与えます。
実がなってからは、2月上旬〜3月上旬、4月上旬、6月上旬、
9月上旬、11月上旬と年に5回ほど、緩効性配合肥料を適宜与えます。
水切れをたいへん嫌うので、水管理もあわせて気を配るようにします。
■デコポンのわかりやすい育て方
・ハッサク イヨカンの庭植え|品種により人工授粉が必要です
・ハッサク イヨカンの育て方 鉢植え|品種をよく確かめましょう
・デコポンの育て方|甘くて果汁たっぷりに