Guava (2).jpg
品種名の確かな接ぎ木苗を選びます


グアバはフトモモ科バンジロウ属の常緑小高木です。
自生地は熱帯アメリカです。

果実は球形や洋ナシ形で、大きさは3〜12cmほどです。
熟すと赤や黄色に色づき、甘い香りを漂わせます。

ビタミンCの含有量は果物中でもトップクラスです。
イチゴの3〜4倍あります。

果実は生食の他、ジュース、ゼリーなどに加工します。
葉にはタンニンが含まれていて、お茶としても利用できます。


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.受粉樹は必要ありません
2.やや乾燥した土壌を好みます
3.変異が大きいので、品種名の確かな接ぎ木苗を選びます



[グアバの育て方]


■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
関東以南の温暖な地方では庭植えが可能ですが、一般的には鉢植えが適しています。

・品種選び
グアバには熱帯アメリカ原産の「ストロベリーグアバ」と
熱帯アジア原産の「バンジロウ」の2種類に分類できます。

「ストロベリーグアバ」は耐寒性が強く、
柑橘類を栽培できる環境なら庭植えが可能です。
果実は濃いピンク色で、イチゴのような香りがします。

その変種である「イエローストロベリーグアバ」は、
バラのような甘い香りがする、黄色い大きな実をつけるので人気が高いです。

「バンジロウ」は「ストロベリーグアバ」より寒さに弱い品種です。
庭植えは九州南部、沖縄に限られてしまいます。


Guava (3).jpg
5枚の花びらの白い花が咲きます


■植え付け

グアバの植え付けは、温かくなってきた3月〜4月が適しています。
庭植えには日当たりのよい、温かい場所を選んで植え付けます。

鉢植えは7〜8号鉢を用意します。
用土は赤玉土(小粒)4、腐葉土2、川砂4の割合が適しています。

鉢の高さと同じぐらいの丈で主幹を切り返します。
タネから栽培すると種まきから結実まで4〜5年ぐらいかかります。


■仕立て方と剪定

樹形を高くしたくない場合は主幹を切り返し、
主枝を2〜3本配置する形を作ります。

剪定は12月〜2月が適しています。
花芽のついた枝の先は切り返さないように注意します。

込み入った枝、弱い枝、枯れた枝を取り除き、
長く伸びた枝を切り詰める程度の弱剪定にします。


■栽培管理

・温度管理
生育適温は23℃〜30です。
春から秋は屋外の日当たりのよい場所に置きます。

寒さに比較的強いので、冬は室内の日当たりのよい場所に置き、
冬を越すようにします。

短時間なら0℃でも耐えられます。
しかし10℃以下の室温にならないよう調節したり
ビニールなどで覆うなどの工夫が必要です。

・水やり
春と秋は1日に1回与えます。
7月〜8月に果実が大きく生長する時は、
1日に3〜4回、鉢底から水が流れるぐらいにたっぷりと与えます。

冬10℃ぐらいで加湿している場合は、
1日1回日中の温かい時間帯に、鉢底から流れない程度の量を与えます。

・施肥
5月〜9月の生育期間に2ヶ月に1回、玉肥2〜3個ぐらいを押し込みます。

・受粉
グアバは1本で結実するので、人工授粉は必要ありません。

・摘果
果実がたくさん実った時は、10〜12葉に1果、
一鉢に8〜10個を目安に摘果します。

変形したもの、小さいもの、1ヶ所にかたまっているもの、
傷がついたものを優先に摘みます。


Guava (1).jpg
ビタミンA、B、Cがとても多いです


■収穫

収穫時期は9月中旬〜10月ごろになります。
果実が緑色から黄緑、赤色になり、
甘酸っぱい香りがしてきたら収穫します。


■病害虫

・カイガラムシ
開花時期ごろに葉の裏に発生しやすく、すす病につながり樹を弱らせます。
見つけ次第、古い歯ブラシなどでこすりとります。

 タグ