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家庭栽培のモモは甘くてジューシー
モモは邪気を払う力があると言い伝えがある果樹です。
ひな祭りでも使われるぐらい昔から日本人に親しまれてきました。
全国的に栽培は可能ですが、糖度の高い甘い果実を作るには、
山形県、福島県より以南が適しています。
モモは大きく育つので、植え場所にはスペースに余裕があることが大切です。
剪定で小さくコンパクトにまとめていきます。
夏の高温時期に熟すので果実は傷みやすいです。
果汁が滴るような塾した実は、市販で食べるのは難しいです。
家庭栽培だからこそ楽しめる果実の味です。

モモは人工授粉したほうが確実に実ります
■モモ 自家受粉できる品種は?
1.モモの特徴
モモは自家結実性で1本でも実がなります。
しかし白桃系では花粉がほとんどない品種もあります。
そこで品種によっては花粉が多い品種を近くに植える必要が出てきます。
例えば「白桃」「倉方早生」「浅間白桃」にはほとんど花粉がありません。
「白鳳」「あかつき」など花粉の多い品種をもう1本植えた方が無難です。
2.モモ 自家受粉できる品種
1本でも実がなるモモの品種には「ちよひめ」「さおとめ」、
「白鳳」「あかつき」「白秋」「なつおとめ」などたくさんあります。
ネクタリンの品種にはほとんど花粉があるので、
1本だけ植えても実がなります。

ネクタリン
3.人工授粉で確実に
花粉が多い品種でも雨などの悪天候の影響で実がつかないケースがあります。
確実に実をつけるためには人工授粉を行います。
最近ではベランダ、都市部、人通りが多い場所など、
訪問昆虫の数が減り、受粉が行われないことが多くなっています。
従って昔より実がなる数が減っている傾向があります。
樹の花が7割程度咲いている時期に直接花と花をつけるか、
花粉を集めて筆や綿棒で受粉作業を行いましょう。
■わかりやすい育て方
・モモの育て方 庭植え|水はけと通気性のよい土を
・モモの育て方 鉢植え|根が詰まりやすいので浅植えに