短果枝を生長させると実がいっぱいに
サクランボには、セイヨウミザクラとスミノミザクラがあります。
完熟果は長期間もたないので、早どりした果実が店頭に並びます。
サクランボの産地は、山形県が一番多く、
青森県、山梨県の3県で全国ほとんどの生産量を占めています。
サクランボの果実は雨、加湿に大変弱いです。
ビニールシートなどを使って雨よけをすると実が割れません。
赤い実はもちろんのこと花も可憐で美しいため、
観賞用の果樹としても人気が高いです。
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■サクランボ 剪定のコツ
1.サクランボの特徴
サクランボは切り口から枯れやすい性質を持っています。
できれば幼い木のうちから樹形を作り、
剪定は1〜2年生枝の間引きと、新しい梢の摘芯をメインに行います。
太い枝を切ると枯れ込みやすくなります。
切り口には、樹木の傷口、癒合促進、病原菌の侵入防止のある、
トップジンMペーストなどを塗って保護します。
トップジンMペースト、用意しておくと便利です
2.サクランボの仕立て方
サクランボは樹勢が強く、放任しておくと実がつきません。
庭植えでは主幹形仕立て、鉢植えでは模様木仕立てが適しています。
まず樹の高さが3mぐらいになるよう主幹を選び、
側枝や短果枝がバランスよく並ぶようにします。
3年目ぐらいから数多く花芽をつける短果枝が生長します。
翌年、よい短果枝を生長させるには、
新梢の先端の1/4ほどを芽の上で切り返します。
また3年ぐらい実をつけた短果枝は、花芽ができなくなっていきます。
基部から切り戻し、新梢を伸ばすようにします。
剪定をまめに行い、太い枝の剪定をせずに樹形がまとまるよう、
夏季剪定の時期を有効に使います。
■わかりやすい育て方
・サクランボの育て方 庭植え|成熟期の裂果に注意します
・サクランボの育て方 鉢植え|夏の西日を避け過湿に注意します