サクランボの結実は愛らしいです
サクランボはトルコ、西アジアが原産地です。
別名は桜桃(オウトウ)と呼ばれています。
涼しくて春から夏の生育期に雨が少ない地域が適しています。
リンゴよりも寒さには強いです。
たわわに実っても早目に半分ぐらい摘果を行います。
実の数を少なくすると、甘い実を収穫できます。
サクランボの実は、雨にあたると割れてしまいます。
実が熟すのが梅雨時期なので、ビニールシートなどを使って雨よけをします。
サクランボのなる樹
■サクランボの実がならない理由と対策
1.サクランボの性質
サクランボには自分の花粉で実をつけない自家不和合性の品種があります。
また違う品種同士組み合わせても結実しないケースがあります。
相性のよい2種類以上のサクランボを植えることが大切です。
2.相性がよい品種の組み合わせを
「佐藤錦」は6月上旬〜中旬に成熟し、日本で一番栽培されている品種です。
この「佐藤錦」には、「高砂」「ナポレオン」「香夏錦」などが相性がいいです。
6月下旬〜7月上旬に成熟する「ナポレオン」には、
「高砂」「香夏錦」「佐藤錦」がむいています。
交配親和性や開花時期によってそれぞれの受粉の相性があります。
人工授粉を5分咲きのときと満開時、2回すると良いです
3.人工受粉をします
どんなに相性がよい組み合わせのサクランボを2種類以上植えても、
花が咲いている時期に雨が降ったり、気温が上がらないと、
受粉がうまくいかないケースがあります。
しっかりと実をつけさせるには、手間でも人工受粉を行った方が確実です。
また日照不足や肥料が足りないと、雌しべの発育が悪くなります。
年間の施肥管理もしっかりと行います。
■わかりやすい育て方
・サクランボの育て方 庭植え|成熟期の裂果に注意します
・サクランボの育て方 鉢植え|夏の西日を避け過湿に注意します