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熟していくバナナ


バナナはバショウ科バショウ属の常緑多年生草本です。
自生地は東南アジアで、熱帯果樹の代表選手のひとつです。

幹のように見えるのは茎の一部です。
受粉せずに子房だけが発達し、
種ナシの実がつく単為結果性の性質を持っています。

果実は水分や酸味が少ないですが、糖質は多いです。
高エネルギー食としてスポーツ選手がよく利用しています。

また熱帯地方をイメージさせてくれるので、
観葉植物としても人気が高い果樹です。


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.十分な日照と水分を好みます
2.熱帯地方以外では鉢植えで栽培します
3.生育が早く、肥料を多く必要とします



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バナナの花


[バナナの育て方]


■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
沖縄県、小笠原諸島では庭植えもできますが、
一般的には鉢植えで栽培します。

・品種選び
バナナの品種は数多くありますが、生食用と料理用と
大きく2種類に分類できます。

家庭栽培用としては、生食で背丈が1mほどの「三尺バナナ」か
「三尺バナナ」を改良した「スーパー・ミニバナナ」がおすすめです。

観賞用の品種もあるので、購入時には必ず確認します。


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生育が早いので肥料を多く与えます


■植え付け

バナナの植え付けは温かくなった4月〜5月が適しています。
15〜18号鉢ぐらいの大きなサイズを用意して苗木を植え付けます。

用土は鉢底にごろ土をいれ、赤玉土(小玉)6、腐葉土2、
川砂2の割合で作ります。

植え付けた後は水を十分に与え、日当たりのよい場所に置きます。

野生のバナナにはタネがありますが、市販されている品種にはタネがありません。
苗木は塊茎が太く短く充実していて、葉が展開していないものを選びます。


■仕立て方と剪定

バナナは枯れた葉を取り除く程度で、剪定は不要です。

株が成長すると株元に吸芽が出てきます。
そのうちの一株を来年の親株として残し、他の吸芽は切り取ります。

来年用に残した吸芽は、20cm以上成長したら根をつけたまま切り取り、
別の鉢に植えておきます。

一度結実した親株は枯れてしまうので、収穫後取り除きます。


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温室育ちのバナナ


■栽培管理

・温度管理
生育期間の春〜秋は屋外の日当たりの良い場所に置きます。
最低温度が15℃以下になったら室内へ取り込み、
日当たりのよい窓辺などに置きます。

夜はビニールにいれるようにして、5℃以下にならないように注意します。
冬は8℃〜10℃ぐらいまで耐えますが、成長はストップします。

・水やり
バナナは水分をたくさん必要とするので多めに与えます。
特に6月〜8月は毎日朝夕2回、鉢底から水が流れ出すぐらいたっぷり与えます。
冬は鉢土が乾いたら与えます。

・施肥
4月〜8月の生育期間は2ヶ月に1回、鉢の縁に玉肥を8〜10個ぐらい押し込みます。
生育適温18℃〜31℃ぐらいをずっと維持できる環境の場合は、
年間を通して肥料を施します。

葉が黄色くなったら肥料不足のサインなので、見逃さないようにします。

・受粉
バナナは受粉しないでも、雌花の子房が大きくなって実が成長します。
人工授粉は不要です。


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甘い香りがしてきたら収穫のときです


■収穫

開花して70日〜100日ぐらいに実が成熟してきます。
季節は8月〜10月前後です。
甘い香りがしてきたら収穫適期です。

堅い果実は常温で追熟してから生で食します。
樹上で熟した果実は傷みやすく、柔らかすぎると風味が落ちるので
収穫タイミングを逃さないようにします。


■病害虫

・カイガラムシ
5月中旬ごろから枝に、貝殻状のものがついてしまいます。
見つけ次第、古い歯ブラシなどでこすりとります

・ハダニ
7月〜9月の高温時期に発生します。
葉の裏に寄生し、樹液を吸います。
対処方法は乾燥を好むので、強い水圧で吹き飛ばしてしまいます。
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