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パイナップル畑 沖縄


パイナップルはパイナップル科パイナップル属の常緑多年生草本です。
自生地はブラジル、アルゼンチン、パラグライです。

果実の形が「松かさ(パイン)」に似て
味が「りんご(アップル)」のように甘いところから、
パイナップルと呼ばれるようになりました。

国内では沖縄県で営利栽培されています。
家庭果樹としては鉢植えで栽培します。

輸入物は未熟果を早く収穫するので、酸味が残ります。
完熟すると酸味と甘みのバランスがとれた味わいになります。


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.実の上部を切り取るクラウン挿しが栽培しやすいです
2.年間を通して温かい場所に置きます
3.成長期に水切れに注意します



[パイナップルの育て方]


■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
沖縄県、南九州地方の一部で庭植えができますが、
一般的には鉢植えで栽培します。


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熟してきたパイナップル


・品種選び
パイナップルの品種は数多くありますが、
葉にトゲがなく、果実が多い「スムース・カイエン」がおすすめです。
この品種が世界生産量の約9割を占めています。

他には手でちぎって食べることができる「スナック・パイン」、
糖度を高めた「スーパースイート・パイン」「ゴールデンパイン」、
実の大きさが卵大の観賞用パイン「ヒメパイン」も人気が高いです。


■植え付け

パインの植え付けは4月頃が適しています。
上部の葉の部分(クラウン)を使った挿し芽を使う場合は、
6月〜7月が適しています。

挿し芽の作り方は、市販の果実についている冠芽を、
果肉が3cmほどついた状態でナイフで切り落とします。

下部の下葉と果肉を切り、日陰で1週間ほど乾かします。
5号鉢を用意し、鉢底にごろ土を入れます。
用土は赤玉土6、腐葉土2、川砂2の割合が適しています。

根が成長して一杯になったら、7〜8号鉢に植え替えます。
挿し芽後3〜4年後に実がなります。


■仕立て方と剪定

パイナップルは特に樹形を整える必要はありません。
果実がついて重みで茎が曲がらないよう、支柱で支えます。

株元から吸芽が伸びてくるので1本だけを残し、
実をつける茎に栄養分がまわるようにします。
残した吸芽は次の実をつけます。

一度実をつけた株は結実しません。
この吸芽を使って収穫を繰り返していきます。

「挿し芽(冠芽)」、葉の間から生える芽株「吸芽」の他に、
実をつける茎から生える芽株「えい芽」、
さつまいものように地下茎から生える芽株「塊茎芽」を利用して
増やしていく方法があります。


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沖縄のパイナップル畑


■栽培管理

・温度管理
パイナップルの生育期間4月〜10月は、
最低気温が15℃以上の時は屋外の日当たりのよい場所で育てます。
冬は室内の日当たりのよい場所で越冬します。

生育はストップしますが、越冬は特別に難しくありません。
室温を13℃以上にすると、春からの生育がよくなります。

・水やり
春と夏は一日に1回、鉢底から水が流れ出すぐらいたっぷり与えます。
乾燥に弱いので、冬は週に1回コップ1杯の水を与えます。

室温を13℃以上にキープできる場合は、土が乾かないように
毎日少量の水を与えます。

暖房を使うと乾燥しやすいので、ビニール袋に穴をあけたものを鉢にかぶせ、
湿度を保つようにします。

・施肥
春から夏の生育期間中、2〜3ヶ月に1回、鉢の縁に玉肥を2〜3個ぐらい押し込みます。


■収穫

8月〜9月が収穫期です。
香りが強くなり、実が柔らかくなったら適期です。
果実のすぐ下の茎を切り取ります。

12℃以下の低温にあうと、果肉が茶色くなってしまうので注意します。
収穫後日持ちがしないので、 すぐ食べるようにします。


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ゼリーにしても美味です


■病害虫

・ハダニ
7月〜9月の高温時期に発生します。
葉の裏に寄生し、樹液を吸います。
対処方法は乾燥を好むので、強い水圧で吹き飛ばしてしまいます。

・コナカイムシ
萎凋病、ネギアザミウマは黄斑病を媒介するので、
早目に駆除します。