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レモンがじょうぶに育ってほしいです
レモンは柑橘類の中で一番寒さに弱い種類です。
国内では関東南部以西の太平洋岸の温かい地域、
瀬戸内海付近やや紀伊半島ではでは庭植えが可能です。
実はもちろん、葉も花もレモン特有の香りがします。
結実させない花は、室内で観賞するのも一つの案です。
レモンは完熟すると香りが薄くなる性質を持っています。
色づきはじめたら収穫し、室内で追熟させます。

アオムシは食欲旺盛
■レモンの葉が枯れる理由
1.レモンの病害虫
レモンは新しい葉が出てくるとアオムシ類が食害します。
卵や幼虫を見つけ次第、捕殺します。
ハダニ、アゲハチョウ、とくにハモグリガの被害にあうと、
その傷口から、かいよう病にかかることがありますの注意します

ゴマダラカミキリ、手強そうです
2.ゴマダラカミキリの被害
レモンの木が枯れてきた時には、
根元に木屑は出ていないかを確認します。
木屑が出ている場合は、ゴマダラカミキリが、
レモンを枯らしてしまう可能性が高いです。
理由はゴマダラカミキリは樹の中に相当数の卵を産みつけます。
そして2年間木を食べて生きていくので、
放置しておくとほぼ確実に枯れてしまいます。
地際を確認すると、樹皮を縦に割き持ち上げて産卵していた時は、
この部分をドライバーなどでつぶして卵を殺してしまいます。
成虫を見つけた時は捕殺します。
薬剤を使う場合は、地際にトラサイドA乳剤
またはスプラサイドA乳剤を株元に散布します。

乾燥し過ぎにも気をつけます
3.かいよう病の発生
雨が多く降ったり、強風で葉がこすれると傷口から菌が入り、
かいよう病が発生することがあります。
また、菌が雨と風で飛び散りさらに被害が大きくなります。
鉢植えにしている場合は、軒下などに鉢を移動させます。
庭植えの場合は、雨よけを作って有機物の殺菌剤をまきます。
マルチングも効果があります。
黄色い斑点ができ、感染してしまった部分が固くなり、
表面がガサガサになって落果の原因につながります。
葉が落ちたり枯れたり、枝枯れし樹勢が弱くなります。
対策は雨よけや風よけを作って防ぎます。
■わかりやすい育て方
・レモンの育て方 庭植え|低温に弱いので冬は防寒対策を
・レモンの育て方 鉢植え|春の花だけ結実させて立派な実に