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大きくも小さくも仕立てられます


イチジクはクワ科イチジク属の落葉低木です。
自生地は西アジアからアラビア半島南部にかけてです。

約2500年ぐらい前から栽培されていた、
といわれている亜熱帯果樹です。

葉のサイズが大きく、葉からの蒸散が激しいため、
乾燥してしまうと水不足で生育が悪くなります。

植え場所にあわせた仕立て方で大きく仕立てても、
小さくコンパクトにまとめても実がよく収穫できます。


[イチジク 鉢植えの育て方]


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鑑賞にも良い果実です


■植え付け

芽が動き出す前の3月中旬〜下旬ぐらいが適しています。
6号〜8号鉢に水はけのよい用土に、
枝ができるだけまっすぐになるように植え付けます。

一般的な市販土を使用する時は、
赤玉土小粒7〜8、腐葉土3〜2の割合で混ぜて使います。

高さは30cmぐらいに切り戻し、主な枝を3本ほど伸ばし、
他の枝はつけ根から切り戻します。

日当たりがよく、風が強くない場所を選んで置きます。
寒冷地では無暖房の室内に取り込みます。


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自然樹形で整えられます


■仕立て方

イチジクの仕立て方は自然に樹形を整えていくか
一文字仕立て(一文字整枝)が適しています。

枝を横に誘引すると芽が均等に出る性質を生かすと、
スペースが狭い壁側などにも置くことが可能になります。


■剪定

落葉時期の2〜3月かけて伸びた枝に芽が2つぐらい残るように切り戻します。
実がついている時期は、実に日が当たるように、葉を整理します。


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美味しいです!


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生ハムとドレッシングでいただくと最高です


■栽培管理

・水やり
水切れをしないよう鉢土の表面が乾いたら、
たっぷりと水を与えます。

・施肥
油かすなどの有機質肥料でカリウムを多く含むものがを12月ごろに施します。
弱アルカリ性から中性の土壌好むため有機石灰をまいておくと
果実のカルシウム補給、土の乾燥防止にもなります。

>>イチジクの育て方 庭植えもあわせてご覧ください。

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