itijiku (13).jpg
もうすぐ、収穫です!


イチジクは数多くの小花が花托の内側につき、
果実は大きく成熟していきます。
まるで花が咲かずに実がなるような姿から
「無花果」の漢字があてられます。

果実が一番美味しい時期は、完熟して落果寸前のタイミングです。
しかし傷みやすいので市販品は完熟する前に早目に収穫しています。

毎日のように収穫できますが、生で食べきれない分は冷蔵庫にすぐ保管します。
ジャムやコンポートなどに加工して楽しむことが可能です。


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.寒さに弱いので、ミカンの栽培ができる地域が適しています
2.実がやわらかいので、強風や水切れに注意します
3.1本で結実するので、比較的栽培は簡単です



[イチジク 庭植えの育て方]


■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
関東地方以南の太平洋側が適しています。
鉢植えは東北地方より北の地域は難しくなります。

・品種選び
果樹が成熟する時期によって品種が分類されています。
6月下旬〜7月に成熟する夏果専用種、
8月下旬〜10月に成熟する秋果専用種、
栽培の仕方によって夏にも秋にも実がなる夏秋兼用種があります。

夏果は梅雨の影響を受けやすいので秋果専用種、
あるいは夏秋兼用種を選んだほうが栽培しやすいです。


itijiku (11).jpg
イチジクの芽生え


■植え付け

休眠期の12月〜3月が適しています。
関東よりも北の地域は暖かくなった3月がよいでしょう。

葉が大きいので風が強くなく日当たりのよい場所を選びます。
水はけがよくなるように腐葉土や堆肥を多めにすき込んで肥沃な土を用意します。

植え穴を掘り、掘り出した土は二つに分け、そのひとつの半分に腐葉土をまぜ、
残りの半分に油かす、鶏ふんなどの堆肥をすき込みます。

腐葉土や鶏ふんを混ぜた土を先に植え穴へ埋め直し、
次に何もしていない土を埋め戻します。

苗の高さは50cmぐらい切り詰め、水をたっぷりと与えます。
イチジクは根が細く冬の乾燥に弱いので、
腐葉土やワラで株元をマルチングします。


itijiku (9).jpg
イチジクは樹勢が強いので高さを抑えていきます


■仕立て方

イチジクは比較的枝が柔らかく、樹形を作りやすい性質を持っています。
また樹勢が強く、頂芽だけが伸びやすい性質も持っています。

手入れをしないと果実が手の届かない高さについてしまうため、
樹高を低くおさえる杯状仕立て、一文字仕立てが向いています。


■剪定

剪定は2月〜3月が適しています。
切り口の癒合が悪いと枯れ込みやすいので、節と節の間を切るようにします。

秋果専用種は新梢すべてを3芽ほど残して切り戻します。
夏果専用種は全体の半分ほどをその年実をつける枝として残します。
その他の枝は3芽ほど残して切り戻します。


■栽培管理

・施肥
元肥として12月〜1月、イチジクは樹勢が強いので
肥料をよく吸収します。
油かすや堆肥などの有機質肥料を多めに施します。

追肥として6月〜9月、ゆっくりと効果が出る化成肥料を
何回かに分けて施します。


itijiku (8).jpg
家で育てたイチジクは絶品です


■収穫

収穫時期は夏果が6月下旬〜7月、秋果が8月下旬〜10月に
枝の基部に近い果実から熟していきます。
実の先が割れたタイミングで収穫できます。


itijiku (10).jpg
たくさん採れたらジャムにすると美味です


■病害虫

・カミキリムシ類
7月〜8月に発生します。幼虫が幹や枝を食害し、
樹勢を衰えさせます。
卵や幼虫を見つけたらすぐに処分し、
食害された場所を探して捕殺します。
 カテゴリ
 タグ