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果実も甘くいい香りです


フェイジョアは南米ウルグアイ、パラグアイ、
ブラジル南部が自生地の熱帯果樹です。
しかし寒さに強いので、柑橘類を育てられる環境なら栽培可能です。

エキゾチックな花は、観賞用として楽しめるのはもちろんのこと、
エディブルフラワーとしてサラダなどにも利用されます。

楕円形の果実は緑色で、パイナップル思い出させるような甘い香りがします。
モモと西洋ナシをミックスしたような風味で、日本人の味覚にあっています。

市販で売られている多くは輸入物で、早く収穫したものを追熟しています。
家庭で栽培すれば、樹上で完熟した果実特有の香りと味を楽しめます。


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.花芽が先端につくので、切り戻し過ぎないよう注意します
2.熱帯果樹の中では寒さに強いですが、0℃以下の日が続くと枯れてしまいます
3.1〜2週間ほど追熟させると、美味しく実を食べられます



[フェイジョア 庭植えの育て方]


■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
関東地方南部以西の地域が適しています。
柑橘類が栽培できる場所なら大丈夫です。

・品種選び
自家結実性がある品種もありますが、自分の花粉で結実しない品種もあります。
たくさん結実させるためには、2種類以上植えた方が確実です。

1本で結実する品種は「クーリッジ」「アポロ」です。
香りが高く果汁が豊富な「ジェミニ」「マンモス」も人気が高いです。


■植え付け

発芽前の3月中旬〜4月上旬が適しています。
暖かい地域では10月上旬〜11月上旬でも可能です。

寒い風が当たらず、日当たりのよい場所を選びます。
植え穴は直径、深さとも40cmぐらいの大きさに掘ります。

まず腐葉土、油かす、牛ふんを混ぜた土を植え穴の半分まで入れ、
次に腐葉土を混ぜた土をかぶせます。

苗木の根を広げ、深植えにならないようにしてから水を多めにやります。
高さは60cmぐらいのところで切り戻します。
霜よけと乾燥防止のためにマルチングを行います。


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樹高が出ず、仕立てやすいのも魅力です


■仕立て方

フェイジョアは背丈があまり大きくならないので、樹高の維持は難しくありません。
主幹をまっすぐに伸ばし、その幹にバランスよく主枝を配置する
主幹形仕立てがむいています。

また主幹を低くしておき、半円形仕立てにすると、
樹の内部まで光がよく当たるので生長を促進します。


■剪定

剪定は柑橘類と同じように発芽前の3〜4月が適しています。
樹形が整ってきたら切り戻し剪定はせずに、
透かし剪定や。間引き剪定を行います。

花芽は枝の先につくので、実がつく枝を切り返すと
翌年の春に花が咲かなくなるので注意が必要です。

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花もエキゾチック


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エディブルフラワーでサラダなどにしていただきます


■栽培管理

・施肥
元肥として発芽前の3月ごろに有機質肥料の鶏ふん、油かす、堆肥などを施します。
追肥として10月〜11月に速効性化成肥料を施します。

・受粉
1本で結実しない品種は、他の品種の花粉を人工授粉させる必要があります。
花弁がふくらむ前、花粉が出ていない状態の花の雌しべに、
受粉樹の花を押しつけるようにします。

また開花時期が梅雨と重なるので、1本でも結実する品種でも
人工受粉した方が確実に実がなります。

・摘蕾
5月中旬〜下旬に行います。
枝先の方につく果実は大きくならないので、
基部の2個を残し、先の蕾を摘み取ります。

摘蕾を行っておけば、摘果は不要です。


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自然落下のものも追熟します


■収穫

収穫時期は11月〜12月上旬ごろ可能になります。
フェイジョアの果皮は緑色で固いので、外観では熟したかわかりません。

手で触れただけで落ちるもの、自然落下のものを収穫します。
追熟させるためにビニールの中に入れ、1週間ほど室温12℃〜15℃前後で管理します。

甘い香りがしてきたら食べごろです。
生で食べる時は、二つ割りにして果肉をスプーンですくいます。


■病害虫

病害虫には強い果樹です。
カイガラムシが発生したら、ブラシなどでこすり落とします。
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