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ユスラウメ、思いのほか美味しいです


春先、葉が生長する前に小さな花が先に咲きます。
5月下旬〜6月に直径1.5cmほどの光沢がある実をつけます。

果汁が豊富なのでみずみずしいです。
ほのかな酸味と控えめな甘さがあるさっぱりとした味わいです。

ユスラウメは果実酒のほか、生でも食べられます。
しかし果実はほとんど市販されていません。

樹はコンパクトにまとまりやすく、収まりがよいです。
昔から観賞用庭木として扱われてきた家庭果樹のひとつです。


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.暑さ寒さに強く、病害虫の心配も特にありません
2.多湿と日照不足に弱いので、日当たりがよく水はけのよい場所に植えます
3.水やりは乾かし気味に与えます



[ユスラウメ 庭植えの育て方]


■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
日当たりと水はけがよければ、全国各地で栽培が可能です。

・品種選び
原産地の中国では、梅桃、王桜、玉桃、桜桃などがありますが、
品種として確かなものはありません。

日本では白い花を咲かせる白実種と
薄紅色の花を咲かせる赤実種と2種類があります。
白実種の方がやや大きめな実をつけますが、数は少なくなります。


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花も美しく楽しめます


■植え付け

休眠期の12月〜3月が適しています。
日当たりのよい場所を選び、水はけがよくなるように
腐葉土や堆肥を多めにすき込んで肥沃な土を用意します。

植え穴を掘り、掘り出した土は二つに分け、そのひとつの半分に腐葉土をまぜ、
残りの半分に油かす、鶏ふんなどの堆肥をすき込みます。

腐葉土や鶏ふんを混ぜた土を先に植え穴へ埋め直し、
次に何もしていない土を埋め戻します。

苗の高さは50cmぐらい切り詰め、水をたっぷりと与えます。
ユスラウメは根が細く冬の乾燥に弱いので、
腐葉土やワラで株元をマルチングします。


■仕立て方

樹全体に日が当たるよう、主幹から枝を円錐形に伸ばす
変則主幹形が適しています。
変則主幹形は枝を更新せずに20年ぐらい楽しむことが可能です。


■剪定

剪定は樹が休眠している12月〜3月ごろが適しています。
長い新梢の先は1/4ほど切り戻し、外側の芽の上で切ります。
先端を切り返すことにより、よい実をつける短果枝が多く出るようにします。

直立した枝、込み合う枝は間引きます。
ひこばえは冬に間引くか、春に芽かきを行います。


■栽培管理

・施肥
元肥として12月〜1月、油かすや堆肥などの有機質肥料を施します。
追肥は特に必要ありません。


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アップで


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空と


・開花
ユスラウメは4月上旬に開花します。
人工受粉や摘果は特に必要ありません。


■収穫

収穫時期は6月上旬ごろです。
赤実系の方が白実系よりもやや早く熟します。

果皮が薄く、果肉はやわらかくつぶれやすいので、
収穫後すぐに食べるか加工しないと変色するので注意が必要です。

果実酒にすると、鮮やかな赤い色に仕上がります。


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果実酒も美味しいです


■病害虫

特に問題になる病害虫はありません。
カイガラムシがつく程度です。
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