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こんなに鈴なりになります


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実の色が変わっていくのも楽しみです


ヒメリンゴ(姫りんご)、会社の帰りに塀から飛び出している、
実をつまんで、美味しいなと思いました。
それから、毎日つまむようになりました、盗人です(汗

今、考えると、そちらの樹はよく手入れされていて、
剪定や栽培状況も抜群なので、甘くて美味しかったのだと思います。

名前の通りヒメリンゴの実は2cmぐらいと小さく、10月ごろ熟します。
原産地は中国大陸です。日本では観賞用樹木や盆栽として栽培されてきました。

ヒメリンゴは中国原産の「イヌリンゴ」と日本で寒い地域に分布している
「エゾノコリンゴ」との交雑種から生まれた説があります。

別名はイヌリンゴ(犬林檎)、ミカイドウ(実海棠)と呼ばれています。
樹高は50〜300cmとあまり大きくなりません。

ヒメリンゴの花はカイドウによく似ています。
つぼみは紅色で、花が開くと白い色に変化します。


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.通気性と水はけのよい肥沃な土を用意します
2.葉が枯れない程度に乾燥気味に育てると実が甘くなります
3.品種によって結実性が異なるので注意が必要です



[ヒメリンゴ 庭植えの育て方]


■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
寒さには強く、暑さにはそこそこ耐えられる性質です。
夏に涼しい長野県や東北地方などが適しています。

・品種選び
ヒメリンゴと紅玉の交配品種でアルプス乙女があります。
ピンポン玉ぐらいの実をつけます。

自分の花粉で受粉するので初心者にも育てやすい品種です。
食用としても観賞用としても楽しめます。


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青い実も若々しくきれいです


■植え付け

11月〜梅雨前まで植え付けが可能です。しかし開花時期が早いので、
秋に植えてしまった方がよいでしょう。

ヒメリンゴの台木、地際の芽はとても出やすいです。
そのままにしておくと穂木に栄養が届かずに、
枯れてしまうケースがあります。

見つけたらすぐ摘み取ることを習慣化します。
梅雨の時期をすぎて植え付ける場合は、水やりを忘れないようにします。


■仕立て方

垂直に伸びる枝は勢いが強いため、下に誘引することで
樹の衰えを遅くすることが調整できる模様木仕立てが適しています。

樹高が1mぐらいになったら頂上の枝を切り戻し、
横に伸ばすように形を整えます。

横枝は180度間隔で3本を残します。
先端を少し切り詰め、孫枝が伸びやすいよう環境を整えます。


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12月ごろに切り戻すと早春に新芽が


■剪定

樹が冬眠する冬の1月〜3月上旬にかけて、
枝同士が重なり合う交差枝、同じ場所から出る車枝、
徒長枝(直上枝)などの不要な枝を剪定していきます。

その後残した枝に短果枝を作り、花芽をつけるための剪定をします。
長果枝や主枝は12月ごろに先を少しだけ切り戻します。

枝を切りすぎると光合成をする葉がなくなり、
成長が遅くなります。あせらず慎重に行いましょう。


■栽培管理

・施肥
肥料不足は成長に大きな差がでます。
枝先の下ぐらいに細根があるので、この近くに肥料を施します。

元肥として12月〜1月に有機質肥料を、
追肥として萌芽前の3月ごろに、化成肥料を与えます。


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愛らしい花、深山カイドウと植えると受粉しやすいです


・受粉
リンゴの品種はほとんど自分では受粉しないものが多いです。
ヒメリンゴは深山カイドウをそばに置き、虫に受粉をさせる必要があります。

受粉が上手くいったかわかりにくい場合は
開花時期の4月下旬〜5月中旬までに、人工受粉を行います。

・摘果
ヒメリンゴの摘果は2回行います。
1回目は開花後3週間ぐらいたったころ、
中心花を残してその他はすべて取ります。

2回目は生理落果が終わるころ、5月下旬〜6月上旬に行います。


■収穫

収穫時期は10月上旬〜下旬ごろが適しています。
ピンポン玉大のサイズに実が育ったら収穫可能です。

お祭りの屋台などで見かける水飴をからませたりんご飴は、
子供たちに人気が高いです。
クリスマスの飾りつけ用にも使われます。


■病害虫

・アブラムシ 
4月〜6月ごろに発生します。
見つけ次第ブラシでこすったり、牛乳を散布します。
被害にあってしまった枝葉は処分します。

・黒星病
5月〜梅雨の時期に発生します。
対処法は日当たり、風通しをよくします。
またチッソ分の肥料を少なくします。

・縮葉病
4月〜5月の時期に低温が続くとかかりやすいです。
病気にかかってしまった葉は、焼却処分します。
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