
甘みのある長ネギが収穫できる時期です
1月は寒さが厳しく、霜も降りますが、
葉物野菜を中心に、収穫できる野菜も多く美味ですね。
また、寒さを利用した寒起こしの作業の適期です。
連作が起きないよう、輪作も考慮に入れつつ計画し、
土作りをはじめましょう。
*青いリンクから、育て方詳細ページを見られます。
■タネまきと植え付け
ダイコンやニンジン、カブ、ホウレンソウ、
ベビーリーフ類は、1月でもタネまきができます。
ただし、タネをまいたら不織布やトンネル用ビニールで
しっかりと防寒をしましょう。
寒いので家庭菜園はお休み、という方も、
キッチンガーデンでハーブ類を育てたり、
モヤシを栽培してみてはいかがでしょうか?
■収穫
・長ネギ
長ネギは、引き続き収穫できます。
白い部分の葉鞘部が太くなったものから順次収穫します。
収穫する際は、溝の片側の土を掘り起こして、
葉鞘部を露出させてから引き抜くと、収穫しやすいです。

メキャベツも美味しい!
・メキャベツ
メキャベツも、引き続き収穫の時期です。
収穫中は、2週間に1回、株元に化成肥料を施し、土寄せをします。
球の生長を促すため、球のすぐ下の葉を取り除く
「下葉かき」を行いましょう。
下葉かきを行うことにより、球に養分を集中させ、
日当たりを良くし、球の生長を促します。
ただし、すべての葉を取り除くと光合成ができず、
株が枯れてしまうため、上の方の葉10枚程度は
常に残しておくようにします。
・チンゲンサイ ・ミズナ
トンネル栽培のチンゲンサイやミズナは、収穫終了の時期です。
霜に弱いため、早めに収穫するようにします。

ハクサイの収穫適期は?
・ハクサイ
ハクサイも収穫終了の時期です。
球の上部を手で押してみて、かたく締まっていたら
収穫適期です。

おいしいイチゴが採れますように
■家庭菜園の管理
・イチゴ
イチゴは、冬の間は葉が赤くなり、地面に張り付くように
葉が広がった状態になっています。
ときどき株のまわりを軽く耕す中耕をしてあげましょう。
雑草の予防にもなります。
また、カラカラに枯れた葉があれば、摘み取っておきます。

・タマネギ
タマネギも、冬越しの時期です。
霜柱が立って根が浮いていたら、根元を手で押さえるか、
足で踏んで霜柱をつぶします。
枯れた葉があったら、取り除いておきましょう。
・ソラマメ
やはり冬越しの時期です。
除草を兼ねて、株の周囲を軽く耕す中耕をしてあげましょう。
・ニンニク ・ラッキョウ
ニンニクやラッキョウは、寒さで生育はゆっくりになりますが、
この時期も着実に生長しています。
生育を促すため、月に1回、株元に化成肥料を施し、
土寄せをします。

もう少しでソラマメの愛らしい花が見られます
■寒起こし
寒起こしは、寒さを利用した土のリフレッシュ法です。
地表から深さ30cmくらいの土を掘り起こし、
土を寒気に当てることで、土中の病原菌や害虫を死滅させます。
まず、収穫後の土を掘り起こしますが、事前に目につく石や
株、根などを取り除いておきましょう。
その後、スコップで土を粗く掘り起こし、1ヶ月ほど放置します。
このとき、土を塊にすることがポイントです。
塊にすることで土の表面積が増え、土中の水分が
寒気に当たりやすくなります。
寒気に当たり、土中の水分は、霜による凍結と
日中の温度上昇による解凍を繰り返し、
病害虫が死滅し、塊も次第に崩れて、
清潔なサラサラで空気を含んだやわらかい土になります。
土が塊になりにくい場合は、足で土を踏み固め、
1〜2日ほど置いてから掘り起こすとよいでしょう。