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オリーブの実りはとっても嬉しいです


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熟果は11月〜12月に収穫します


オリーブはオリーブオイルで有名です。
オリーブの塩漬けも、日本でも徐々に一般的になってきました。
ヨーロッパでは、紀元前から栽培されていたほど、
生活と密着したハーブです。

科名:モクセイ科
別名:なし
英名:olive
性質:常緑高木
利用箇所:果実

   
arrow46-011.gif栽培ポイント
1.乾燥気味に管理しますが、夏の乾燥には注意します
2.冬には、十分寒さに当てないと花芽がつきません
3.甲信越以北では、鉢上げして越冬します


オリーブは、未熟な緑色の果実や、熟した黒紫色の果実を
渋抜きした後、塩漬けやピクルスなどにします。

また、熟した果実の果肉を粉砕したものから、オイルを搾ります。


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オリーブの花、咲いたら結実させたいですね


■品種

オリーブの品種は、約500種ほどありますが、日本で栽培が
可能な品種はそれほど多くありません。

「マンザニロ」「ルッカ」「ミッション」「ネバディロ・ブランコ」
「マセタルフィー」「ヘルダーレ」などが入手できます。

実を収穫したいなら、「マンザニロ」「ミッション」がよく、
庭木としたいのなら「ネバディロ・ブランコ」「ヘルダーレ」がよいでしょう。

オリーブは雄雌同株で両性花をつけますが、
自分の花粉では受精が困難な”自家不和合性”のため、
違う品種を2本以上植えなければ実がつきません。
花粉量の多い「ネバディロ・ブランコ」を受粉樹にすることが多いです。

また、「ルッカ」なら、1本でも結実します。


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オリーブ、実りが美しいです


■栽培管理

オリーブは銀葉が美しいため、観賞用としても人気があります。

ただし、樹勢が強く、大木になるため、剪定が重要です。

・植え場所
オリーブは日当りの良い場所を好みますが、半日陰でも生育しますが、
日当たりが悪いと枝が細くなって、生育も悪くなります。

乾燥を好み、やせた土地でも生育しますが、
夏に乾燥させすぎると実が小さくなるため注意します。

オリーブは根の張りが浅く、また枝がもろいため、
風の強い場所を嫌います。

・植え付け
3月〜4月が植え付け適期です。

酸性土壌を嫌い、アルカリ性を好むため、植え付けの2週間前までに
苦土石灰を多めに混ぜ込んでおきます。

1週間前になったら、元肥を施し、
根つきを良くするため、よく耕しておきます。

ポットから苗を抜いたら、やや深めに植え付けます。
株元をしっかりと押さえたら、根と土が密着するよう
たっぷりと水やりをします。

・追肥
追肥は3月と6月、9〜10月の年3回、油かすなどを株元に与えます。

・水やり
オリーブはもともと乾燥気味を好むため、
基本的に自然の降雨だけでも充分育ちます。

しかし、夏に乾燥させすぎると実が小さくなるため、
真夏の乾燥期は、乾燥が続くようなら、
水やりをしてあげましょう。

・冬越し
オリーブは比較的低温に強く、-2〜3℃までは耐えますが、
霜や凍結に非常に弱いので、甲信越以北では地植えでの
冬越しは難しいでしょう。

これらの地域は、晩秋になったら鉢植えにして、
霜の当たらない場所で管理します。

オリーブは、冬の寒さにさらされないと花芽ができないので、
室内に取り込まず、外で管理します。

・増やし方
オリーブは、挿し木で増やすことができます。
緑枝挿しと太枝挿しがあります。

緑枝挿しは、7月、若い枝を先端から10cmの長さに切り、
湿らせた川砂に挿し、根が出るまでは半日陰で
乾かさないように管理します。

根が出たら、鉢に植え付けて3年以上育て、
十分株が大きくなってから、植え付けます。

太枝挿しは、直径5cm・長さ30cmほどの枝が最適です。
剪定の際に太い枝を切り落とした場合などに行うとよいでしょう。

先端1cmくらいが地面に出るよう、育てたい場所に枝を深く埋めます。
しばらくすると地面から新芽が数本出てくるので、
そのまま育てます。

芽が出るまでの時間は少しかかりますが、成功率が高く、
その後の生長が早い方法です。

・剪定
オリーブは樹勢が強く、大木になるため、剪定が重要です。

枝葉が混みあうと、樹冠内に日が当たらなくなり、
病害虫の発生が増えたり、風当たりが強くなってしまいます。

風害を受けるようになるため、3月〜4月、
樹冠内に日が当たるように、枝をすきます。

伸びすぎた枝や細くて弱々しい枝、込み合った部分の枝を
切り落とします。

切るときは、外側についている芽のすぐ上で切ります。


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オリーブは酒のつまみにも美味です


■収穫

オリーブは成熟するにつれて、果皮が緑色から赤色、
そして黒紫色に変わっていきます。

緑果は10月〜11月、熟果は11月〜12月に収穫します。

オリーブの果実は、そのままでは強い渋みがあるため、
渋抜きが必要です。

手軽に渋を抜くには、塩漬けが良いでしょう。

摘み取った果実はよく洗い、包丁で切れ込みを入れます。
保存容器に入れて塩をまぶし、冷蔵庫で保存します。
3週間以上たった頃から渋が抜けます。
食べるときには、好みの塩加減になるまで塩抜きをします。

なお、熟果よりも、緑果の方が、渋抜きに時間がかかります。


■病害虫

病気は果実を侵す炭そ病、枝梢を枯らす梢枯(しょうこ)病に
注意が必要です。
梢枯病は炭そ病菌によって新梢先端が枯死するもので、
梅雨どきを中心に発生します。

害虫は、オリーブアナアキゾウムシやハマキムシなどがあります。

オリーブアナアキゾウムシは、成虫が木に卵を産みつけ、
ふ化した幼虫は枝や幹の内部を食い荒らします。

株元におがくずがたまっていたり、樹皮の表面に
かさぶたのようなものがあると、被害に遭っている可能性が高いです。

オリーブアナアキゾウムシの予防としては、
定期的に薬剤を散布します。

被害にあってしまった場合は、穴を見つけて、
硬い棒などを使って掻き出します。

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