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キダチアロエと花


日本でアロエといえば、キダチアロエが一般的ですが、
欧米でアロエといえば、主にアロエベラのことをいいます。

キダチアロエは、日本でよく見かけるいわゆる”アロエ”で、
葉の幅は大きいもので5cm、厚さは1〜2cm程です。

このアロエは日本の寒い気候に合ったアロエで、
ロシアなどでも栽培されています。

一方アロエベラはキダチアロエよりずっと大きく、
10倍以上にも育ちます。
葉の長さも70〜80cmと長く、葉肉も厚く、
葉の重さは約1.5kgにもなります。

アロエベラは寒さに弱いので、沖縄などを除けば、
露地の栽培は難しいでしょう。

科名:ユリ科
別名:キダチアロエ
英名:aloe
性質:多年草
利用箇所:葉

   
arrow46-011.gif栽培ポイント
1.一年を通してよく日に当てます
2.耐寒性は0℃〜3℃ありますが、鉢植えの方が良いでしょう
3.2年に1度植え替えます



必要に応じて葉を切り取り、葉の内部の、
ゼリー状の部分を食用や、
腹痛や火傷に効く民間薬として利用ます。

妊娠中や痔疾の人は、医師に相談して、
摂取しましょう。

アロエの葉内部のゼリー状の部分は苦味がなく、
ヨーグルトなどに入れて食べるとおいしいです。


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不夜城も人気の品種


■品種

南アフリカを中心としてマダガスカル、
アラビア半島などに約400種が分布しますが、
アロエのうち薬効が認められているものは、
キダチアロエ、アロエベラ、ケープアロエなどで、
薬効がほとんどないアロエの方が多いです。

日本で流通しているアロエでは、
キダチアロエ、アロエベラ、不夜城等には
薬効が期待できますが、他のアロエは
主に観賞用に輸入されています。

キダチアロエの中にも、品種改良で葉にフが
入った物もありますが、葉の緑の部分に
薬効成分の”アロイン”が含まれるため、
フ入りのアロエは薬効が低くなります。


■栽培管理

丈夫な植物で特に手入れをする必要がありません。

・植え場所
耐寒性が低いので、温暖な地方以外では鉢植えにして、
霜にあてないように育てるのが一般的です。

日当たりを好み、一年を通してよく日に当てて育てたほうが
株が丈夫になり、耐寒性も増します。

半日陰の場所でも育ちますが、日照不足になると
茎がひょろひょろになり、下の方から葉が枯れてきます。

・植え付け
水はけの良い土に植え付けます。

鉢植えの場合はm赤玉土(小)7:腐葉土2:川砂1の割合で
混ぜた土を使用します。
市販のサボテン・多肉植物用の培養土でもよいでしょう。

・植え替え
2年に1度、5月上旬〜9月下旬に植え替えます。

鉢から株を抜き取り、根鉢を軽く崩します。
茶色く傷んだ根を切り去り、根の量を少なくします。

一回り大きな鉢に、新しい培養土を使って植え替えます。
植え替え後は、たっぷりと水やりをします。

・追肥
4月〜10月の生育期に10日に1回の割合で液体肥料を与えます。

液体肥料の代わりにゆっくりと効くタイプの置き肥を
1ヶ月に1回、株元に与えても良いでしょう。

・水やり
乾燥に強く、水が多少不足しても枯れることはありません。

露地栽培の場合は、基本的に水やりは不要です。
乾燥が続くようなら、水やりをしても良いでしょう。

冬は、ほとんど水をやる必要はありません。
むしろ乾燥させると半休眠状態になり、
寒さに強くなります。

屋内で育てる場合も、気温に応じて
適宜水やりを行えばよいでしょう。
冬場は週1回程度で十分です。

・仕立て直し
アロエベラの場合の草丈が高くなり、
下の方の葉が落ちてバランスが悪くなってしまったら
仕立て直しを行います。

株の上部を30cmほどの長さの場所で切り取ります。
頂点のなくなった下の株は、わき芽がのびて葉が増えます。

切り取った方は挿し木をしてもよいでしょう。

・挿し木と株分け
挿し木と株分けでふやす事ができます。
いずれも適期は5月〜9月です。

挿し木は仕立て直しの際に切り取った茎を利用します。
切り取った茎は切り口から水分がたくさん出るため、
2〜3日、日陰で乾かしてから、
用土を入れた鉢に挿します。

切り口を充分に乾かしておかないと
そこから雑菌が入って腐ることがあるので注意します。

挿し木直後は根が出ていないため不安定です。
支柱を立てて倒れないようにしましょう。


株分けは、植え替えの際に行います。
親株の周りに子株ができるているので、
鉢から抜いた株はナイフなどで切れ目を入れて
株を分け、新しい用土に植え付けます。


■収穫

アロエの収穫は、1年中できます。

必要に応じて、葉を付け根から切り取り収穫します。
ハサミで切ると葉を傷めるため、
葉を根元から引き離すようにちぎり取ります。

下の葉ほど大きくて厚みがあり、薬効もあります。


■病害虫

カイガラムシやアブラムシが付きやすいです。

春から秋にかけて葉に白い虫がへばりつくように付いていたら、
カイガラムシです。

放っておくと栄養を吸い取ってしまうので、
見つけ次第古い歯ブラシなどでこすり落とします。
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