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秋ナス、おいしいですね
”秋ナス用”として7月〜8月に、
苗が売られていることがあります。
しかし、ナスは暑さを好む野菜なので、
これから寒くなるという季節には育ちにくいです。
加温したハウスでなければ、こうした苗を植え付けて、
良いナスを収穫することは難しいでしょう。
ちなみに”秋ナス”とは、春に植え付けたナスを、
夏に剪定して株をリフレッシュさせ、
秋に収穫するナスのことです。
秋植えのナスという意味では、ありません。
■ナスを夏越しさせるコツは?
ナスは高温性の野菜ですが、成り疲れもあり、
真夏にはさすがに株の勢いも弱まります。
また、真夏になるとハダニなどがつきやすく、
株が弱る一因にもなります。
夕方の涼しいときに、ジョウロなどで株全体に
シャワー状の水をかけて水分をたっぷり与える、
”散水栽培”を行うと、元気を取り戻します。
葉裏にも勢い良く水をかけて、
ハダニやアブラムシなどの害虫を、
洗い流してあげましょう。
また、ナスは乾燥を嫌うので、
株元にわらなどを敷いておくと、
地温上昇の防止にもなり、効果的です。
■秋ナスを収穫するコツは?
7月後半にもなると、株が疲れてきて、収穫量が減ってきます。
また、この頃になると葉が茂ってきて、
内部までは光が当たりにくくなっています。
おいしい秋ナスを収穫するには、
7月下旬〜8月上旬に、”更新剪定”を行います。
すべての枝を、株元から1/2〜2/3の高さで剪定し、
さらに株元から30cmくらい離れた所に、
2方向だけシャベルを深く差し込んで根切りをします。
そして追肥として、
1u当たり約30gの緩効性化成肥料を施します。
こうした更新剪定、根切り、追肥を行うと、
株がリフレッシュされ元気になります。
約1ヵ月後から再びおいしいナスが収穫できます。
これが、”秋ナス”です。
>>ナスの育て方(地植え)はこちらです
>>ナスのプランター栽培はこちらです
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