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センティッド・ゼラニウムのかわいい花


一般にゼラニウムは花や葉を観賞しますが、
中でも香りがよいものを、
センティッド(センテッド)・ゼラニウムと呼びます。

センティッド・ゼラニウムは、品種によって
バラやアプリコット、レモンなど、
様々な香りの葉があることが特徴です。

科名:フウロソウ科
別名:センティッド・ペラルゴニウム、ニオイゼラニウム、
   ニオイテンジクアオイ(和名)
英名:sented geranium
性質:常緑低木
利用箇所:葉や花

   
arrow46-011.gif栽培ポイント
1.日当たりと風通しよく育てます
2.寒さに弱いため、寒冷地では室内で冬越しします
3.株が老化したら、切り戻して更新します


センティッド・ゼラニウムの様々な香りには、
ストレスや神経を鎮める効果があるとされています。

精油には、抗炎症作用や鎮痛作用があります。

香りづけとして細かく刻んでパンケーキに入れたり、
クッキーなどの焼き菓子の表面に付けて焼いたり、
ジャムやドリンクの風味漬けとしても利用されます。

ドリンクの風味付けの際は、
香りが移ったら取り出しましょう。

葉柄を束ねて浴槽に浮かべれば、
リラックス効果のあるハーブバスになります。

乾燥させて保存することも可能ですが、
乾燥させると葉の色が黄色っぽく変色するため、
料理などでグリーンの葉の色を活かしたい場合は
生で利用します。


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ローズ・ゼラニウムは、バラの香りがします


■品種

センティッド・ゼラニウムの葉は、品種によって
香りが異なり、花色も品種によって色が違います。

ローズゼラニウムはセンティッド・ゼラニウムの
代表的な品種で、葉はバラの香りがし、
花はピンク色です。

アプリコットゼラニウムは、葉はアンズの香りがし、
花は濃いピンク色です。

アップルゼラニウムは、葉はリンゴの香りがし、
花は白色で、花弁が細長いのが特徴です。

その他にも、ペパーミントゼラニウム、
ナツメグゼラニウム、スノーフレークゼラニウム
などの品種があります。


■栽培管理

日当たりと風通しを好みます。
虫がつきにくく、丈夫で生育旺盛なので、
育てやすいハーブです。

・植え付け
センティッド・ゼラニウムのタネはあまり出回らないので、
苗を購入して植え付けるのが一般的です。

4月上旬〜6月下旬、葉に厚みがあり緑が濃い苗を選び、
緩効性化成肥料を施した用土に、
根鉢が崩れないように植え付けます。

株元を軽く押さえて密着し、水をたっぷり与えます。

挿し木で増やしても良いでしょう。

挿し木の場合は、4月〜6月または9月〜11月に、
先端から10cmほどの長さに切った枝を
挿し穂とします。

日陰に1日おき、切り口を乾燥させてから、
市販の挿し芽・たねまき用の土に挿します。
2週間〜1ヶ月ほどして根が出てきたら植え付けます。

・追肥と土寄せ
植え付けから1ヵ月後の株が生育する時期と、
収穫後の10月下旬頃に追肥を施します。

1株あたり軽く1握り(10g)の発酵油かすや
発酵鶏ふんを株の周りに施して、
土を軽くほぐしながら良く混ぜ、株元に土を寄せます。

・水やり
乾燥と過湿に弱いので、土の表面が乾いたら
たっぷりと水やりをします。

冬は水やりを控えめにします。

・冬越し
センティッド・ゼラニウムは寒さに弱いため、
冬はビニールで覆うか、掘り出して鉢に植え替えて、
室内で冬越しします。

春になり、新芽が伸びてきたら、
葉を4枚ほど残して古い茎を切り戻すと、
株姿が整います。


■収穫

葉は、順次収穫します。

花はあまり香りませんが、料理やお菓子の飾りに
利用できます。


■病害虫

アブラムシやコナジラミ、ヨトウムシの被害に注意します。