
ハスモンヨトウの幼虫

ハスモンヨトウの成虫
■ハスモンヨトウの害
例えば、サトイモの葉が太い葉脈だけ残して網目状になり、
丸坊主になってしまったのなら、
ハスモンヨトウの幼虫による食害です。
ハスモンヨトウは、多くの野菜、
とくにサトイモ、トウモロコシや豆類を食害します。
ハスモンヨトウの成虫は、数百個の卵を
ひとかたまりに産みつけ、幼虫は集団で、
サトイモの葉の裏側を浅くかじり、
葉は褐色の傷ができます。
幼虫は成長するにつれ分散し、
葉脈を残して葉肉を食害するようになり、
大量発生すると株全体が丸坊主になることもあります。
幼虫は体長2〜4cmで、ふ化したては、
緑色や、灰色、黒褐色のものもありますが、
一般的に成長するにつれて黒くなります。
8月下旬〜10月にかけてが、食害のピークです。
8月になったら葉の変色を気にかけ、
幼虫の集団を見つけたら、
葉ごと切り取って処分しましょう。
薬剤駆除をする場合も、成長した幼虫は、
薬剤に対する抵抗力が強いため、
できるだけ早い防除が有効です。
若齢の幼虫のうちにアディオン乳剤、トレボン乳剤、
などを散布し、防除しましょう。

ワタアブラムシ

セスジスズメの幼虫
■ワタアブラムシ、セスジスズメにも注意
サトイモには、ハスモンヨトウのほかに、
ワタアブラムシやセスジスズメもつきます。
ワタアブラムシは体長1〜2mmの黄色や黒の小さな虫で、
数十〜数百匹集まって寄生します。
サトイモにつくアブラムシのほとんどは、
このワタアブラムシです。
ワタアブラムシは、針状の口吻を作物に刺して、
汁液を吸います。
新芽が吸われると、その部分に変形や萎縮がおき、
生育の遅れなどの被害が生じます。
防除は薬剤の散布が効果的です。
アクタラなどのネオニコチノイド剤で、
防除するとよいでしょう。
セスジスズメは体長2〜8cmで、
お尻に角のような突起があり、
体の側面に黄色の目玉模様をたくさんもった虫です。
体の色はほとんどが黒色ですが、緑色のものもいます。
葉を食い荒してボロボロにしてしまいます。
セスジスズメは体は大きいですが、発生は少ないので、
虫を見つけしだい捕殺します。
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