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アワノメイガの幼虫
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家庭菜園をしていると、限られたスペースで、
いろいろ栽培してみたいですね。
同じ野菜でも、様々な品種を試してみたい、
という気持ちもあると思います。

しかし、トウモロコシ(スイートコーン)の場合は、
混植はしないほうが良いでしょう。

トウモロコシは、風媒によって受粉するため、
異なる品種を混植すると交雑し、
品質が落ち、味も悪くなります。

そのため、同じ畑には、1品種だけを、
栽培するようにしましょう。


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■トウモロコシの雄花が咲く頃、茎が折れる理由

トウモロコシの雄花が咲く頃、茎が途中で折れてしまうのは、
アワノメイガによる被害の可能性が高いです。
果実の皮をはいでみて、内部が食い荒らされていたら、
間違いありません。

アワノメイガはガの仲間で、アワノメイガの幼虫が、
トウモロコシを食害します。
アワノメイガの幼虫は体長1〜2cmで、
発生時期は、6月中旬〜8月中旬頃多発します。

アワノメイガの成虫は、トウモロコシの茎が、
伸び始めた時期に、葉の裏に卵を産み付けます。

ふ化した幼虫は葉の裏のやわらかいところを、
食べながら成長し、やがて葉の付け根から茎の中に、
入り込んで、雄穂の茎の中に食い進みます。

その後、雌花が大きくなり始めると、その中にも、
入り込んで食害するため、実が文字通り、
虫食い状態になってしまいます。

雄花がつき始めたころ、葉の付け根や雄穂や茎から、
黄褐色の糞が排出されていたら、アワノメイガが、
発生しています。

茎や穂の中に幼虫が入り込んでからでは、
防除は不可能なので、それ以前に駆除するようにします。


◎アワノメイガ対策

6月中旬頃、1週間おきに2〜3回、
スミチオン乳剤やトレボン乳剤などを散布します。

アワノメイガの幼虫は、最初に雄花に侵入してから、
雌花に移るため、雄花が出たら次々に切り取り、
焼却処分してしまえば、果実の被害を、
少なくすることができます。

雄花を取ってしまうと受粉できないため、
切り取った雄穂を、実の頭から出ているヒゲのような、
雌花にくっつけるようにして人工授粉してあげましょう。

手間はかかりますが、比較的本数の少ない、
家庭菜園ならではの方法です。

>>スイートコーンの詳しい栽培方法はこちらです