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インゲンの花


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インゲン、プランター栽培もよく実ります


インゲンはプランターでも作りやすい野菜です。
タネまき後2ヶ月ほどで収穫が始められ、
病気や害虫にも強く、たいへん多く収穫できるため、
初心者のかたにもおすすめです。


■栽培管理

インゲンには、背丈が低く莢(さや)が、
密集してつく「つるなし種」と、
つるが伸びて大きく育ち、
成長に応じて下から莢がつく「つるあり種」がありますが、
つるなし種の方が容器も小さいものでよく、
支柱も簡単でよいので栽培は楽です。

つるあり種は高い支柱を立て、大きい容器が必要ですが、
つるなし種より長期間収穫することができます。

・容器
つるなし種なら、標準プランターや8号鉢など、
小型の容器でも十分栽培できます。

つるあり種は、背が高く、高い支柱が必要なため、
深型の容器で栽培したほうが安定します。

・用土
土は特に選ばないので、標準のもので大丈夫です。

ただしマメ科は連作を嫌うため、
古土を利用する場合は、マメ科の植物を、
2〜3年は栽培していない土を用います。

・タネまきと育苗
インゲンは涼しい気候を好むため、
4月中旬〜5月がタネまき適期です。

つるなし種は収穫期間が短いため、
2週間くらいずつずらしてタネまきすると、
時差収穫できて、長く収穫を楽しめます。

プランター栽培の場合は、株間13cm程度にして、
ある程度密植したほうが多収になります。

つるあり種のほうは、大きい容器で株間を、
20〜25cmとって、タネまきします。

つるあり、つるなしとも、
1ヶ所当たり4粒ずつ点まきし、
タネの厚さの2〜3倍くらい覆土します。

本葉2枚で、各2本ずつに間引きします。

・肥料
元肥は、本葉2枚のときに条溝施肥します。
つるなし種はその20日後に1回、
つるあり種は元肥後20日ごとに2回、
同じ場所に追肥を条溝施肥します。

9号鉢で15g、標準プランターで20g、
発泡スチロール箱で40g、
ジャンボプランターで60gを目安とします。

・支柱立て
つるあり種の場合は、つるが旺盛に伸びるため、
160〜180cm程度の長い棒で、
縦・横・斜めも入れてしっかりと、
背の高い支柱を組みます。

つるなし種の場合も、
莢が鈴なりになると倒れやすくなるので、
30〜40cm程度の短い支柱を立てて、
斜めにも支えを入れて、
倒れないようにしておくと安心です。

・水やり
とくに開花時に水が不足すると、
落花や実の形が悪くなる原因になります。
水切れに注意し、土が乾いたらたっぷり水やりします。


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採り立てインゲンと豚の炒め物


■収穫

つるなし種は、タネまき後55日前後から収穫できます。
莢がふくらみ、丸みを帯びてきたら食べごろです。
収穫期間は2週間くらいです。

つるあり種は、タネまき後58日目くらいから、
収穫が始まります。
下の節から少しずつ花が咲くため、
1回の収穫量はつるなし種より少なめですが、
収穫期間は1ヵ月半くらいと長いのが特徴です。

収穫が遅れると実がかたくなってしまい、
株にも負担をかけて樹勢が衰えるので、
早め早めに収穫しましょう。


■病害虫

苗立枯病、根腐病 などがまれにあります。
新しい、あるいは消毒した土を用い、
風通しの良い状態を保つようにしましょう。

アブラムシは、初期から防除します。