
健康なホウレンソウは、美しい緑
ホウレンソウは年間を通して栽培できますが、
冷涼な気候を好むため、家庭菜園では、
育てやすく、とう立ちの心配もない秋まきがよいでしょう。
また、味の点でも、ホウレンソウは冬においしくなります。
農家では、収穫前にビニールハウスを開放し、
冷温にさらす”寒締め(かんじめ)”が行われるほどです。
■ホウレンソウの葉が黄色くなる理由
ホウレンソウが発芽後、葉が黄色く変色してしまうのは、
酸性土の影響で根が傷んだのが原因です。
ホウレンソウは野菜の中でも特に酸性土に弱く、
中性〜弱アルカリ性(pH7〜8)の土壌で、
良く育ちます。
酸性土壌では、葉が黄色くなり、
いくら施肥しても成長が止まってしまいます。
pHが5以下の極端な酸性土壌では、
本葉が出るか出ないうちに赤く枯れてしまいます。
このような株を引き抜いてみると、根の伸びが
1〜2cm程度で止まってしまっています。
■酸性土壌の改良の仕方は?
酸性土壌を改良するには、タネまき前に苦土石灰を施して、
中性〜弱アルカリ性に調整する必要があります。
タネまきの2週間前までに、苦土石灰を1u当たり3握り施して、
良く耕しておきます。
このとき、排水性や土のかたさを適正にするため、
腐葉土を一緒にすきこんでもよいでしょう。
タネまきの1週間前になったら、元肥として、
1uあたり堆肥をバケツ1杯、化成肥料を2握り施します。
タネまきの前に苦土石灰や堆肥など施すのは、
これらは土になじむのに時間がかかるためです。
また、堆肥を混ぜ込んでからすぐに植え付けると、
堆肥の二次分解が始まり、タネや苗を傷めてしまう、
恐れがあるため、二次分解が終わるまで、
1週間程度間をあけるのです。
また、苦土石灰を先に施す理由は、苦土石灰は、
肥料と化学反応して分解させてしまったり、
化学反応時に発生するガスや反応熱が、
植物に悪影響を与えるため、苦土石灰と肥料類は、
1週間以上間をあけて別々に施します。
■菜園が酸性土壌かを知る方法
自分の菜園が酸性土壌かどうかを知る方法で、
一番確実なのは、園芸店などで売っている
土壌酸度を調べる試薬を利用する方法です。
また、雑草の生え具合でも、大まかに分かります。
ハコベ、オオバコ、スギナなどは酸性土壌を好むため、
これらの雑草が生えている場所は、酸性土壌といえます。
なお、酸性の土壌では、リン酸分が不足していることが
多いので、苦土石灰でpHを調整すると共に、
合わせてリン酸を施すと良いでしょう。
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