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アスパラガス畑、きれいです


家庭菜園のアスパラガスは、歯触り、香りが格別です。
アスパラガスの育て方をわかりやすくご紹介します。

arrow46-011.gif栽培ポイント
1.苦土石灰をまいて酸性土を中和させます
2.発芽温度が高いので、苗から育てます
3.茎葉を育てて根を充実させます


アスパラガスは収穫できるようになるまで、
2〜3年ほど、時間はかかりますが、
一度植えてしまえば手入れはそれほど必要なく、
10年近くも収穫できます。

春になって出てくる新芽を食べます。
夏には観葉植物のような細い仮葉がでます。

ホワイトアスパラガスは、軟白栽培したものです。


■品種

「メリーワシントン500W」が最も一般的です。
最近では、より収穫率の高い「アクセル」
「スーパーウェルカム」「ポールトム」も人気です。


■栽培管理

新芽は小さくても、葉が広がると、
かなりスペースをとります。
タネまきから収穫までに2年以上かかるので、
苗を入手して植え付けます。

・植え場所
植え付け2週間前までに、苦土石灰を1uあたり2握りまき、
よく耕しておきます。

50cm間隔で植え穴を掘り、元肥として堆肥バケツ半分、
鶏ふんと油かす、化成肥料を各1握りずつ施して混ぜます。

アスパラガスは、長い期間をかけて、
深く根を張る植物ですので、一年草の野菜よりも深く、
50〜60cmの深さまでよく耕しましょう。


間土を5〜6cmの厚さに戻します。
畝幅は120cmにします。


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アスパラガスは、植え付け3年目から収穫します


・植え付け
5月中旬頃、冬に枯れた茎葉が萌芽する前の春植えが
活着がよいですが、秋植えもできます。

秋植えの場合は、初霜の頃1ヶ所2〜3株ずつ、
根を良く広げて根株が隠れるくらいの深植えにします。
敷きわらをして、乾燥を抑えます。

・追肥と土寄せ
アスパラガスは、植え付けから2年間は収穫せず、
株を養成します。

夏は支柱を立てて茎を誘引し、茎葉を広げて、
日当たり良く育てます。

秋になり、葉が枯れたら枯葉は刈り取ります。
刈り取った株は、病害虫の越冬場所になる
恐れがあるので、畑の外へ持ち出して処分します。 


この時、畝の上に落ちた葉や雑草なども取り去り、
清潔にしておくと安心です。

寒さには強いほうですが、
地上部が枯れても根株は残っているため、
敷きわらはしておきます。

春になり、芽が出る頃の3月中旬と、5月下旬には、
路肩に化成肥料をばらまいて追肥をし、軽く中耕します。



・水やり
アスパラガスは乾燥に強く、過湿に弱い野菜ですが、
夏、乾燥が続くときは適度に水やりをします。

◎ホワイトアスパラガスの育て方
ホワイトアスパラガスは、
実はグリーンの普通のアスパラガスと同じ品種で、
新芽に日光が当たらないように軟白栽培したものです。

新芽に、やわらかい土を20〜30cmほどかぶせて育てます。


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アスパラガスの収穫♪


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家庭菜園のアスパラガスは、ちょっとしたお料理でも味が違います!


■収穫

3年目の新芽が15〜20cmになったら、
地際から切り取って収穫します。

春の追肥は今までどおり行い、
収穫後にもお礼肥をします。

何本かは収穫せずに成長させると、
8年ほど収穫が続けられます。 


その後は株分けして作り直します。
雌雄異株で、太いほうが雄株です。


■病害虫

過湿になると斑点病などが発生します。

風通しが悪いと、
カイガラムシが発生することがあります。
幼虫は比較的薬剤が効きやすいので
早期発見、早期駆除を心がけます。
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