
ダイコンの花
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ダイコンは日本人にとって”野菜の王様”で、
作付面積、収穫量とも第一位です。
古くから栽培されているダイコンですが、
日本人の食生活の変化や核家族化が進み、
ダイコンの主流も、大型から小型のダイコンへと移行し、
現在では青首系が大半を占めています。
ダイコンは暖かくなるとすぐにとうが立ち、
「スズシロ」と呼ばれる白い花をつけます。
「スズシロ」は、春の七草の一つでもあります。
ちなみに春の七草は、「セリ ナヅナ ゴギョウ
ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ」ですが、
「スズナ」はカブのことです。
カブやダイコンは、古くから日本人に、
親しまれてきたのですね。
■ダイコンの根が太らずとうが立つ理由は?
ダイコンは、発芽すると同時に、
生育のどの段階でも一定期間低温にあうと、
花芽が分化し、*とうが立つという、
性質を持っています。
この場合の低温とは、12度以下を指します。
*とうが立つ=薹が立つ
野菜などの花や茎が伸びて硬くなり、
食べるのに適する時期を逸することです。
人間の盛りが過ぎることにも使います。
春まき栽培の場合、発芽しかかったときに低温に感応し、
花芽が分化、その後の温度上昇により、
根が肥大しないうちにとう立ちしてしまうことがあります。
そのため、早まきをすると、とう立ちしやすくなりますし、
春の気温の不安定な地域では、タネまき適期にまいても
とうが立つことがあります。
■とう立ちを防ぐ方法は?
まく時期にあったタネを購入することが最も大切です。
秋まき用の品種を春にまくと、非常にとうが立ちやすいです。
また、タネまき適期を守ることも大切です。
特に春まきの場合、早まきにするととうが立ちやすくなります。
また、花芽の分化と、とう立ちとの関係は、
品種によって異なるため、晩抽性(とう立ちの遅い品種)を選べば、
根が肥大しないうちにとうが立つことは少なくなります。
>>ダイコンの育て方(地植え)はこちらです
>>ダイコンのプランター栽培はこちらです
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