
カリフラワー、もうすぐ収穫です!

カリフラワー、タネからの栽培

1.収穫に合わせて品種とまき時を選びます
2.肥料をしっかり施して、肥料切れさせません
3.葉を十分に広げて、養分を作らせます
カリフラワーはブロッコリーを改良したものと、
考えられています。
和名では、ハナカンラン、花キャベツとも呼ばれます。
その名の通りキャベツの変種で、
幼苗は見た目がキャベツそっくりです。
カリフラワーの方がブロッコリーよりも、
ビタミン含有量は少ないのですが、
ゆでたときのビタミンの損失量は少ないです。
収穫期が大切なので、よく見極めてください。
■品種
早生種「スノークラウン」が最も一般的です。
同じ早生種の「福寿」や、極早生種の「白秋」、
中生種の「ブライダル」も人気です。
スーパーに出回っているカリフラワーは、
ほとんどが白ですが、オレンジ色や紫色、黄色など、
カラフルな品種もあり人気です。
■栽培管理
肥料を良く吸収して20℃前後で生育し、
寒くなると花蕾がつきます。
・タネまきと育苗
7月中旬ごろ、種を箱まきにします。
本葉2枚になったら、移植床に植えます。
様子を見ながら液体肥料を追肥し、
30〜40日ほど、本葉5〜6枚まで育てます。
ポリポットで育てても良いでしょう。
・植え付け
早生種は畝幅70cmで株間30〜35cm、
中晩生種は畝幅80cmで株間40〜45cmに、
やや深植えにします。
植え付け後はたっぷり水やりをして、
植え傷みを防ぎます。
水はけの良い場所を選びますが、
長く育てる中晩生種は、より肥沃な重い土の方が、
元気に良く育ちます。
・追肥と土寄せ
植え付けて1週間後に、1回目の追肥として、
株間に軽く1握りの化成肥料を施し、
軽く中耕して土を寄せます。
その後、3〜4週間ごとに2〜3回、
畝肩に施し、軽く中耕して土を寄せます。
このように追肥、中耕、土寄せを繰り返して、
葉を充実させます。
収穫まで肥料を切れさせずに外葉を大きく育てると、
花蕾も充実し大きくおいしく育ちます。
・結蕾
一定の大きさの苗が一定の低温にあうと
花芽分化が起こり、やがて花蕾が出てきますが、
大きさや温度は品種によって大きく異なります。
早生種なら、10月から収穫が可能です。
・軟白
カリフラワーは、花蕾が鶏卵大になったら、
外葉で花蕾を隠すように包んでヒモや洗濯バサミで止め、
花蕾を日に当てないようにします。
こうすることにより、花蕾が白くなります。
霜よけや害虫防除にもなります。

ロマネスコ、人気のカリフラワーです

紫、ピンク、黄色などさまざまな品種があります
■収穫時期
品種によって異なりますが、収穫期は、
早生種で、10月下旬から11月中旬、
中生種は、11月中旬から12月中旬です。
花蕾の直径が12〜15cmになったら、
花蕾の下の茎からナイフでカットします。
ブロッコリーと違い、茎は食べることができません。
表面がでこぼこしないうちに、早めに収穫します。
外葉で包んでから15〜20日、
春まきなら10日ほどを目安とします。
■病害虫
アブラムシやアオムシ類の防除に気をつけます。
粒剤のオルトランを種まき時に使用するのも、
ひとつの手です。
高温多湿では苗立ち枯れ病や軟腐病、
肥料切れになるとべと病が出やすくなるので、
注意が必要です。
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