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サツマイモ畑


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.水はけと通気性を良くします
2.肥沃な場所を避け、肥料分を控えます
3.つる返しでイモの数を制限します


やせ地でもよく育ち、丈夫で育てやすいサツマイモは、
初めて野菜作りをする人でも失敗なく育てられます。

幼稚園や保育園、小学校で育てて、
イモ掘りをした思い出がある方も多いでしょう。


■品種

育てやすく、ホクホクした食感の「ベニアズマ」、
早掘り用の「高系14号」がおすすめです。

サツマイモには、形や色、大きさが異なる品種も多く、
土地に合った品種も多く出ています。

皮も実も黄白色の「コガネセンガン」や、
紅イモの「ムラサキマサリ」なども良いでしょう。


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サツマイモの発芽


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サツマイモの元気な苗です


■栽培管理

サツマイモは日当たりを好み、
20〜35℃の高温で良く育ちます。

逆に言えば高温が不可欠なため、沖縄や九州でも、
早掘りをするときはビニールハウスで栽培するほどです。
そのため、青森以北では栽培が難しいでしょう。

・植え場所
土が湿っているとつるぼけ(葉が茂りすぎて実がならない)
になったり、あまり太らずに繊維の多いイモになったりします。

土は深く良く耕しておき、水はけが悪い土地では高畝にするか、
砂やパーライトなどをすき込んで、水はけを改善します。

また、日当たりが悪かったり、窒素分が多すぎても、
イモが太らないため、植え付け場所はよく選びます。

植え付けの1〜2週間前に、深さ15cmの溝を掘り、
溝の底に草木灰や完熟堆肥、腐葉土などを、
5〜6cmの厚さに埋めます。

やせ地の場合は、さらに過リン石灰か化成肥料を薄くまき、
間土が10cm以上になるよう、溝の左右から土を掘り上げます。

高畝になるようにして、畝間は60cmにします。

・苗選び
サツマイモの苗は、葉が5〜6枚ついただけの茎です。
タネイモから発芽させたものを切り取ってあるので、
根はありません。
茎が太く充実した苗を選びます。

苗は、植え付けの前日から一晩、水につけて、
吸水させておきます。

・植え付け
地温が15度以上になってからでないとよく育たないので、
早植えしないようにします。
関東地方で5月上旬頃が目安です。

30〜35cm間隔で、苗を畝に平行に寝かせ、
そのまま土中に押し付けるように2〜3cm押し込みます。

普通はこのように水平に植えますが、
早掘りしたいときは斜めに深く植えたり、
まっすぐ直立して植えたりします。

葉の付け根から両側にイモが出ます。
付け根と土が密着するように、上から土を押さえ、
たっぷりと水やりをして、
根が出るまで乾燥しないようにします。

・発根
植え付けから遅くとも10日くらいで発根します。
植え付け後はしおれたようになりますが、
苗には根がないため仕方ありません。
心配せずに水やりをします。

発根すると、葉にも元気が出てきて、
芽もどんどん伸びてきます。


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サツマイモの花が、こんなにかわいいとは!


・追肥と土寄せ
元肥が十分で、茎葉も元気よく伸びているようなら、
特に追肥の必要はありません。
むしろ肥料を与えすぎると、茎葉ばかり茂って、
なかなかイモが太りません。

砂質土のように保肥力の悪い畑は、植え付け40日前後に、
株間や畝間に化成肥料を1株あたり1握り、
追肥として施します。

つるが2〜3本伸びた頃、雑草を取り除き、
軽く耕して土寄せします。
耕すことで土に空気を含ませ、
イモを太らせることができるのです。

・つる返し
サツマイモのつるは、気温が上がるに連れて、
勢い良く伸びるようになります。

7月中旬と8月上旬頃、つるをいったん持ち上げ、
つるから出ている根をちぎるようにします。
これをつる返しといいます。

つるではなく、苗から伸びた根に養分を集中させることで、
イモの質が良くなります。

つる返しの後、雑草を取り、
葉の上から草木灰か消石灰を少しまきます。

・水やり
植え付けから発根までは水やりしますが、
その後は水やりをする必要はほとんどありません。

葉がしおれるようなら、たっぷりと水やりします。


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大収穫!


■収穫

早掘りは8月の旧盆頃から可能ですが、
普通は10月〜11月が収穫適期です。

土中に手を入れてイモの大きさを探り、
収穫の目処をつけます。
何株もあるなら、1株を試し掘りしても良いでしょう。

収穫時は、まず地上部をハサミやカマなどで全部刈り取ります。
次に、株元から15〜20cm離れた所にスコップをさして、
イモを掘り上げます。
さらに、つるのつけ根を持って、土中から引き抜きます。

掘ったイモは、4〜5日間、風通しのよい日陰で干すと、
甘味が増します。

取り遅れると表面が裂けたり味が落ちたりするので、
霜がおりる前には掘り終えるようにします。


■病害虫

病害虫対策はほとんど不要ですが、
葉を食害するエビガラスズメ、
ハスモンヨトウなどのイモムシが、
発生することがあります。
葉が巻いているのは、イモコガの幼虫です。

これらの害虫は見つけ次第捕殺するか、
ディプテレックスやエルサンを散布します。

病害については、苗は無菌のタネイモから作ってあるため、
耐病性が高く、心配ないでしょう。

ただし、サツマイモは連作の害が少ないといわれていますが、
長期間に繰り返しつくると地力が低下し、
土壌病害虫の発生も多くなる傾向にあります。
できるだけ輪作を心がけましょう。

■サツマイモのわかりやすい育て方
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