鉢はあんどん作りにすると良いです
鉢やプランターでもスイカを栽培できるって、
ご存知でしたか?
小玉種を選び、つるをあんどん支柱ややぐらに組んだ支柱にはわせることで、
プランターでもおいしいスイカを栽培することができます。
日当たりの良い場所で育てることがポイントです。

スイカ、みるみる育つのが楽しみです
■栽培管理
・容器
容器は特に選ばず、標準プランターや、
9号鉢でも育てることができます。
9号鉢や標準プランターでは2株、
発泡スチロール箱では2〜4株、
ジャンボプランターでは2〜4株を目安とします。
・用土
標準の培養土でよく育ちます。
・タネまきと育苗
3月下旬〜4月上旬にタネをまきます。
スイカは20度以上で発芽しますが、
遅まきは避けます。
遅まきにすると、収穫時期が真夏になってしまい、
プランター栽培では樹が夏バテしてしまうためです。
ポリポットに2粒ずつタネをまき、
保温しながら育てて、1本に間引きます。
本葉3〜4枚になったら、
株間23〜30cmで定植します。
市販の苗を購入しても、4月下旬から5月中旬に植え付けることもできます。
その場合は、病気に強い接木苗が良いでしょう。
・整枝と誘引
スイカのプランター栽培の場合、
仕立て方は2通りあります。
1つは、親づるを摘芯せず1本仕立てにする方法で、
1つ目の雌花は取り、2つ目の雌花を結実させます。
それ以外に雌花がついても、摘み取ります。
もう一つは、親づるを本葉5枚で摘芯し、
その下から出る強い子づるを2本伸ばす、
2本仕立てです。
土量の多い容器なら2本仕立てにして、
着果させる果実を増やしてもよいでしょう。
2本仕立てでも、それぞれの子づるについた、
1番花は摘み取ってしまい、2番花を結実させます。
つるが這うスペースがあれば地這いに、
なければ支柱を立ててあんどん仕立てのように、
立体的にとぐろを巻かせます。
ゴーヤのようにネットに誘引する空中栽培も、
スイカに泥がはねず、通気性、日当たりも良く、お勧めです。

結実させる雌花には必ず人工授粉を行い、結実を確実にします
雄花の花粉は数時間の命のため、
遅くとも朝10時までに、その日に咲いた、
雄花の花粉を雌花に付けます。
授粉した日付を書いたラベルを付けておくと、
収穫時期が分かりやすくなります。
・肥料
定植時に元肥を条溝施肥し、
以後20日おきに2回追肥します。
9号鉢で15g、標準プランターで20g、
発泡スチロール箱では40g、
ジャンボプランターでは60gを目安とします。
・水やり
水を与えすぎると甘いスイカにならないため、
表面の土が乾いていたら水やりをするようにします。

収穫期は、受粉日をメモしておいて、検討をつけるのが間違いが少ないです
■収穫
地這い作りの場合、
過湿による果実の腐敗を防ぐため座布団をします。
厚さ2〜2.5cmの発泡スチロールの切れ端に、
直径8cmくらいの穴をあけ、果実を乗せます。
敷きわらをしても良いでしょう。
立ち作り栽培の場合は、落果防止のため、
ネットで果実をつるしましょう。
甘くてシャキシャキ!
品種によりますが、7月中旬頃、受粉から約35日で収穫できます。
表面を軽くたたいてみて濁った音がしたら、収穫適期です。
■病害虫
炭そ病やつる割病予防には、
連作障害に強い接木苗を使用するとよいでしょう。
梅雨が明けるとハダニの発生がさかんになるので、
はやめに防除します。
■スイカのわかりやすい育て方
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