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2011年10月17日

スイカの育て方|摘芯摘果と施肥で、大きく甘く栽培

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スイカ、もうすぐ収穫です♪


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スイカの雌花


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.連作を避け、有機肥料を十分に与えます
2.苗は保温して、生長を促します
3.高温、少雨、水はけの良い砂質地を好みます


スイカは暑さに強く、日照り続き、水不足と、
言われるような猛暑の年ほど、おいしい実をつけます。

夏の暑い日、たっぷりと汗をかいた後に食べる、
よく冷えたスイカのおいしさは、何にも変え難いものです。


■品種

大玉種では、「紅大」「縞王マックス」「金輝」などが、
よく作られています。
狭い場所なら、「こだま」紅こだま」などの、
小玉スイカが良いでしょう。

皮が黒い「タヒチ」や、
ラグビーボールのように細長い品種や、
果肉の黄色い品種など、
バリエーションも豊富です。


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スイカ、着果したようすです


■栽培管理

スイカは高温乾燥を好みます。
雨が続くと実つきが悪くなり、病害虫も多発します。

スイカは細い根が深く張るので乾燥に強いのですが、
その反面、植え替えると傷みが大きくなります。

そのため、4月頃タネを直まきしてホットキャップなどで
保温するか、もっと暖かくなってから、
市販のポット苗を植え付けます。

・植え場所
ウリ科の中でも、特にスイカは連作を嫌うので、
4〜5年は間をあけます。
ただし市販の接木苗なら、
台木がカボチャやユウガオなので、
連作も可能で育てやすいです。

スイカは水はけのよい砂質の土を好みます。
粘質土では実がつかなくなるつるぼけや、
炭疽病が多く発生しやすくなります。

できるだけ日当たりのよい場所を選びましょう。

タネまき、苗の植え付け、
いずれの場合も、作業の2週間前に、
直径30cm、深さ30cmの穴を掘り、
堆肥と腐葉土を2〜3kgと、
化成肥料200gを入れて土と混ぜます。

掘り返した土を埋め戻し、
10cm高く盛り上げておきます。
株間は120cm以上にします。

・タネをまく場合
4月上旬〜中旬に直まきをします。
ポリマルチをしてから1ヶ所にタネを3〜5粒ずつまき、
軽く覆土して水やりをします。
さらに市販のホットキャップをかぶせるか、
支柱とビニールでドーム型の、
ビニールテントを作って保温します。

これは、ウリバエやタネバエの幼虫による、
食害を防ぐのにも役立ちます。

・苗を植える場合
本葉4〜5枚で茎が太く、
節間の詰まった接木苗を購入します。

ポットをはずし、ポリマルチをしてから、
浅植えになるように植え付け、
たっぷりと水やりをします。

タネまきと同じ要領で、
ホットキャップかビニールトンネルをかぶせ、
乾かさないように2〜3週間管理します。

・ホットキャップなどの換気
発芽して、本葉が3〜4枚になると、
ホットキャップの内部が蒸れてきます。
すそを開けるか、頂上を破って換気をはかります。

中が混んでくるので、1〜2回間引いて、
1ヶ所あたり1株にします。

苗の場合も活着して芽が動き始めたら、換気をします。
大きくなって葉が混み合ってきたら、
少しずつ穴を大きくしていきます。

・摘芯
親づるは5〜6節で摘芯し、子づるを3〜4本仕立てにし、
余分な子づるは摘み取り、
つるの伸長が平均になるようにします。

スイカの子づるや孫づるは、
育ってくると見分けにくくなるので、
自分で分かるように整理、誘導していきます。
あるいは、目印になるものを結んであげましょう。

子づるの15節くらいにつく雌花を結実させ、
それより下についた雌花や孫づる、
7〜8節目につく1番果は摘み取り、
1つる1果を基本とします。

結実果より先に付いた孫づるは放任します。

・人口受粉
雄花と雌花が咲きますが、生育が十分になると、
”雌雄両性花”と呼ばれる、
花粉を持った雌花がつくようになり、
より結実しやすくなります。

雨が続いたり、生育があまり良くなくて、
結実しにくいときは、
早朝に雄花の花粉を雌花の柱頭に触れさせて、
人工授粉します。

両性花も、人工授粉をすれば、結実が確実になります。

人工授粉をした日をラベルに書いておくと、
収穫の目安になります。

・追肥と土寄せ
1番花が卵大になったら、米ぬか、油かす、
魚かすか乾燥鶏ふんを各2つかみ施し、
軽く中耕、土寄せをします。

適切に追肥をすることで、糖度が上がります。

硫安、尿素などの窒素分が多いと、
つるや葉が元気よく茂るばかりで、
実がならないという、つるぼけを引き起こします。

・敷きわら
2番果が握りこぶし大になったら、
畑一面に敷きわらをし、
つるが絡み合わないように誘引します。

・玉直し
1つるに1果を基本として、
1株に3〜5個の実がついています。
実が大きいので、ぶつかったり、
日当たりが悪くて色むらになったりしないよう、
”玉直し”を行います。

つるごと持ち上げて無理なく、
つるが上になるように置き直します。

収穫の1週間前には、ひっくり返すようにして、
花落ち部分(地面についた部分)を日に当てるようにします。


■収穫

受粉後、35〜40日たった頃、表面を軽くたたいてみて、
濁った音がしたら、中身が詰まって熟した状態なので、
切り取り収穫します。

近くの巻きひげが枯れているのも、収穫の目安になります。

収穫後すぐに食べず、2〜3日置いて追熟させると、
果肉がしまって甘味が増します。


■病害虫

ウリ科野菜に共通する病害虫対策をします。

特に若い苗の頃に雨が続いたり、気温が上がらないと、
つるの付け根が裂けて徐々に腐っていく、
つる割れ病が発生しやすくなります。
できるだけ早く株ごと抜き取って処分し、石灰をまきます。

また、低温多湿状態は、葉や果皮に黒斑が出て、
やがて腐る炭疽病や疫病も多くなります。
ダイセンやダコニールをまいて予防します。
葉が枯れるつる枯れ病やべと病にもダコニールが有効です。

反対に乾燥が続くとうどんこ病が発生するので、
モレスタンを散布します。

ウリハムシ、ハモグリバエにはマラソンや、
ディプテレックスを散布します。
生育不良のもとになるネコブセンチュウが発生したら、
土壌消毒するしかありません。

■スイカのわかりやすい育て方
・スイカ栽培 割れを防ぐには?
・スイカ 収穫時期は?
・スイカの育て方(地植え)|摘芯摘果と施肥で、大きく甘く栽培
・スイカのプランター栽培|早めの育苗で夏バテする前に収穫します
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posted by fuji at 19:02 | 果物類