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スイートコーン(トウモロコシ)畑


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スイートコーン、みずみずしくておいしいです


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.元肥をたっぷり施します
2.十分に暖かくなってからタネまきをします
3.タネまきから収穫まで害虫対策を万全にします


スイートコーンほど、
家庭菜園の醍醐味を味わえる野菜はありません。
収穫から1時間で甘味が半減するといわれているため、
とりたてをゆでたおいしさは、市販品の比ではありません。


■品種

甘味が強く、食感のやわらかいものが好まれています。
「ゆめのコーン」「キャンベラ86」などが人気です。
「ピーターコーン」もよく栽培されていますが、
黄色と白色のまだらの実が特徴です。

粒が黄色・白色・紫色のトリカラー系の品種もあり、
「ウッディーコーン」が代表種です。

また、ポップコーンに向いた品種も出ています。


■栽培管理

タネまきから収穫まで約3ヶ月と生長期間が短いため、
肥沃な土地でなければよい収穫が得られません。
あらかじめ元肥をたっぷり施しておくことが大切です。

水はけのよい軽い土質を好むので、
やや乾燥気味に育てます。

・まき場所
日当たりの良い場所に幅60〜70cmの畝を作り、
深さ10〜15cmの溝を掘ります。

1株あたり堆肥、化成肥料各2握りを施し、
土を埋め戻します。

ポリマルチをすると成長が早まり、
収穫までの期間を1週間以上短縮できます。

・タネまき
スイートコーンは高温を好み、低温に弱いため、
遅霜の心配がなくなる4月下旬にまきます。

溝の上に株間30cmとなるように、
1ヶ所あたり3〜4粒ずつ点まきします。

ハトや烏に食べられないように覆土は2〜3cmとし、
よく押さえたらたっぷり水をまき、
芽が出るまで寒冷紗などで覆っておきます。

・間引き
本葉2〜4枚になったら弱い苗を間引き始め、
20cmの高さになるまでに1ヶ所あたり1本にします。

・追肥と土寄せ
草丈30〜40cmになったら、
化成肥料を1株あたり1握り追肥し、
畝間を軽く耕して土寄せをします。

勢いのよいわき芽が出ていたら
地ぎわからかきとるか、ハサミで切り取ります。

ただし、勢いのないものは放っておいてもよいです。
株を支える形になって安定するのと、
より多く光合成をしてくれるためです。

・除房と結実
発芽後、雌穂が2〜3本つきますが、
一番上のものが最も大きくなります。
そのため、下のほうの小さな雌穂は、
絹糸(ひげ)が出る頃になったら取り除きます。

茎の先端についた雄穂から花粉が落ち、
雌穂が受粉すると、雌穂の絹糸が茶色くなってきます。

風によって受粉されるので、
数多く育てていれば問題ないですが、
栽培している株の数が少ないと、
思うように受粉できないこともあるので、
その時は雄花である穂を雌花の絹糸につけて、
受粉してあげます。

・水やり
土が乾燥すると実の肥大が悪くなります。
雨が降らず乾いている場合は、たっぷりと水を与えましょう。


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焼きとうもろこしも美味です


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とうもろこしを七輪で、いいですね


■収穫

絹糸が黒くならないうちに、
実をさわってみて、かたく充実していたら、
付け根を切り取ります。

とりたてほどおいしいのですが、すぐに食べられないときは、
実がなっていた状態に立てておきます。
エチレンガスの発生を抑え、少しでも鮮度を保つためです。


■病害虫

スイートコーンにはアブラムシなど害虫が多発しやすいので、
病気よりも害虫の防除対策が重要です。

タネには中にもぐりこむタネバエの幼虫が、
苗は食害するイネヨトウが、
茎は途中から折れて枯らすズイムシ(アワノメイガなどの幼虫)が、
雄花の開花以降は食害が多いオワノメイガ、アワヨトウなどが、
つきやすくなります。

アワノメイガが発生すると雄花が白くなるので、
満開になったところで切り取り、エルサン、デナポン、パダン、
などを散布します。

アワヨトウとアブラムシにはディプテレックスを散布します。

また、実が小さいうちはカラス避けも大切です。