
トマトの色の変化も楽しいです

黄色のフルーツトマトもお料理に活躍
ミニトマトは生命力が強く、鈴なりに実をつけるため、
初心者でも収穫しやすく、作りやすい野菜です。
プランターでもたくさんの実をつけてくれます。
ミニトマトのプランター栽培の方法をご紹介していきます。
ミニトマトは、大玉トマト同様ビタミンCやリコピンを、
多く含んでいます。
光をたいへん好むため、太陽の光がよく当たり、
風通しの良い場所を選んで栽培しましょう。
日照不足になると花粉の充実が悪く、落花の原因となります。
トマトの苗作り(種から育てる場合、最初はレジナのような丈の低いトマトが楽です)
■栽培管理
・容器
容器が深く大きいものほど「段数」と呼ばれる、
果房数を多く収穫できるので、
出来るだけ深型の容器が良いでしょう。
しかし、標準プランターでも、三〜四段程度で摘芯し、
果実に栄養が、行き渡るように管理すれば、甘く良いトマトが収穫できます。
・用土
トマトは連作を嫌うので、
連作のない新しい土を使いましょう。
古土を使う場合は、ナス科野菜を過去4〜5年は、
栽培していない土を使います。
ミニトマト、アイコの接ぎ木苗
・苗購入
双葉が元気で、節と節の間が詰まった、
がっしりした苗を選びます。
病気に強い接ぎ木苗をもちいるとより安心です。
ポットから抜いた苗、このくらいの根のまわり方が最適です
・定植
5月上旬頃、株間は15〜20cm程度あけて定植します。
ポットから抜き、そっと植えます。
花芽がある苗は、収穫しやすいよう花の向きを、
容器の外側に向けて植えます。
浅めに埋めて土を寄せ、排水が良いように、
植えるところを山形にします。
定植したら支柱を立てて、支えます。
ミニトマトは高く成長するので、165cmくらいの、
長めの支柱が良いでしょう。
・肥料
定植時に元肥を条溝施肥します。
標準プランターなら20g、
深型菜園プランターなら50gを目安にします。
その後、20日ごとに3回追肥します。
トマトは実が完熟するまでつけておくので、樹の負担が大きく、
樹のスタミナを持続させることが大切です。
10〜14日に一度くらい液肥も施しましょう。
・水やり
土が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
そして、また乾いたら、じゅうぶん水やりをします。
メリハリをつけて水を与えると、丈夫な根に育ちます。
いつも湿っている、いつも乾いている状態では、トマトが健康に育ちません。
〇印がわき芽です
・整枝と誘引
トマトは葉の付け根からわき芽(側枝)が出ます。
ほうっておくとどんどん茂りって花をつけ、
主枝の実に栄養が行き渡りません。
無駄に養分を使わないよう、わき芽は早めに、
かきとり、1本仕立てにします。
傷口から病気が入りやすいので、
わき芽かきは晴天の日に行いましょう。
わき芽は、手で簡単に取れます。
>>トマトのわき芽かきと利用法は?
支柱は倒れないようにしっかり立て、
成長に応じて誘引します。
茎は太くなるのでヒモはゆるめに、
8の字に結びます。
誘引が遅れると枝が垂れ下がり、
樹勢が落ち成長が鈍くなってしまいます。
人工授粉で第一花房に着果させました(シシリアンルージュ)
・人口受粉
トマトの第一花房の花は必ず着果させるようにします。
そうすると、その後の生育が安定し結実が促進され収穫量も増えます。
午前中の9時くらいまでに、筆などで、花の中をそっとなでて人工授粉をしてあげます。
・摘芯
プランターの大きさに応じて、
果実をつける段数(果房数)を決めます。
放任すると茎葉の生長に栄養を取られてしまい、
果実が十分に充実しません。
標準プランターや深型菜園プランターなら3〜4段、
ジャンボプランターなら4〜5段程度です。
最上段にする果房から上3枚の葉は、
その下の果実に栄養を送るので残し、
それより上をハサミで切ります。

トマトは、朝採りですぐに食べるのが美味
■収穫
ヘタの付け根まで赤く完熟したら、収穫できます。
収穫は朝がおすすめです。
トマトやナスなどの果菜類は、
日中、葉の光合成で作られた養分が、
夜中に果実に移動して蓄えられます。
早朝が一番養分が充実して、栄養も味も優れています。
■病害虫
赤い果実は、ムクドリやヒヨドリに狙われます。
予防のために、光を良く通す不織布やサンサンネットなどで、
覆うと良いでしょう。
病虫害の心配はほとんどありません。
■トマトのわかりやすい育て方
・トマトの鳥害対策
・トマトのひび割れ、原因と対策は?
・ミニトマトの育て方|形色、好みの品種を栽培しよう!
・トマトの育て方|病虫害発生前に収穫するのがコツ!
・トマトのプランター栽培|摘芯と摘果で大きく甘く育てます
・ミニトマト ベランダ栽培のコツ
カテゴリ