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ミツバを畑の片隅に栽培しておくと便利です


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ミツバは、鉢に密に植えると柔らかに


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.水もちの良い肥沃な土に植えます
2.水切れと強い直射光線は禁物です
3.軟白栽培は土寄せで行います


全国各地の、薄暗い所や湿地に自生しています。

市場に出回るものには、切りミツバ(白ミツバ)、
根ミツバ、糸ミツバ(青ミツバ)があります。

切りミツバは東日本で栽培され、
遮光して軟白栽培します。

根ミツバも東日本で栽培され、早春に出回ります。
鉄分を多く含みます。

糸ミツバは西日本で栽培され、茎まで太陽に当てて
栽培するため、最も栄養価が高く、カロチンや
ビタミンC、ミネラルも摂取できます。

香りが高いわりにアクが少なく、おひたしや
お吸い物など、出番の多い野菜です。


■品種

ミツバは古くから山菜として利用されてきていて、
栽培されるようになってからの歴史が短いため、
品種はほとんど分化していません。

根ミツバ用の関東系と青ミツバ用の関西系に大別されます。
関東系を青ミツバにすると茎がかたく、あくが強くなります。
逆に、関西系を軟白すると風味が失われます。

切り、根、糸ミツバのいずれにも作れる品種もあるため、
それを選んでもよいでしょう。


■栽培管理

低温多湿に強い一方、高温乾燥が苦手で、
多少日当たりが悪いほうがよく育ちます。

春か秋にタネまきをしますが、発芽率が悪いので、
市販のミツバの根元を植え付けて再生すると、
簡単に栽培できます。

古株になると香りが弱まるので、毎年作り直します。

・まき場所
タネまき1週間前に、苦土石灰をまいて耕します。
ミツバは肥沃な土を好むので、1u当たり
堆肥バケツ1杯と、化成肥料2握りを施し、
1m幅のベッド畝を作ります。

・タネまき
タネは一昼夜水につけ、20cm間隔につけたまき溝に
すじまききするか、ばらまきにします。
薄く覆土し、水をたっぷり与えます。
日差しが強いときには遮光し、乾燥したら
水やりをします。

《糸ミツバ》
3月下旬〜5月上旬か9月にタネをまき、
60日前後で収穫します。

《根ミツバ》
5月中旬頃タネまきをして、地上部が枯れるまで
十分に根株を養成します。
翌春の新芽を収穫します。

《切りミツバ》
4か月以上生育させた株を初秋に軟白栽培を始めます。
新芽が出て1ヶ月くらいで収穫します。


・追肥と土寄せ
混み合ったところは間引き、
条間に化成肥料をばらまきます。

根ミツバは、霜がおりて地上部が枯れたら
軽く土寄せをします。

・水やり
土が乾いたら水やりをします。

・軟白栽培
冬、軽く土寄せをしたら、新芽が出る前の3月上旬、
さらに15〜20cmの土寄せをして、茎を白くします。

・水耕栽培
食材として売られている根つきのミツバを再生させます。

ミツバは茎の途中でカットします。
容器に液体肥料と水を入れ、根がひたひたになる程度の
高さにすえて、窓辺に置きます。

水が減ったら足すだけなので、簡単に栽培できます。
3週間に一度は、液体肥料ごと水を交換します。


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ミツバのプランター栽培も育てやすいです


■収穫

15〜20cmになったら、切り取り収穫します。
収穫後、追肥すると再び新芽が出てきます。

根ミツバは春に芽が出たら、根ごと掘り起こします。

鮮度が落ちると香りも落ちますが、保存したいときは、
ぬれ新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れます。


■病害虫
ほとんどありませんが、アブラムシを防除します。