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ホウレンソウ畑


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ホウレンソウには、トンネルで寒冷紗をかけると寒さよけ害虫よけに


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.苦土石灰で必ず土を中和しておきます
2.発芽、生長をそろえるようにします
3.間引きをして葉を大きく広げさせます


ホウレンソウは西アジアの寒冷地が原産のため、
氷点下にも耐えられるほど耐寒性は強いですが、
その反面、25℃以上の暑さには耐えられません。

そのため、夏まきは家庭菜園では栽培が難しいので、
夏をはずして栽培する春まき、秋まきがよいでしょう。


■品種

ホウレンソウには日本種と西洋種がありますが、
現在栽培されているのは、育てやすく
収量が多くなるよう改良された交雑種がほとんどです。

多くの品種は耐病性、特にべと病耐性が強いように
改良されています。

秋まきでは、「まほろば」「次郎丸」「アトラス」「オーライ」など、
春・夏まきでは「おかめ」「晩抽バルク」「ペレード」「プリウス」
などがよいでしょう。

生食用に改良したシュウ酸が少ない「サラダほうれん草」もあります。


■栽培管理

ホウレンソウは冷涼な気候を好み、
発芽、生育適温は15〜20℃です。

日が長くなるとトウ立ちするので、春まきの場合は注意します。
春まきに適した品種を選びましょう。

ホウレンソウは連作も可能ですが、
1年おきぐらいのほうがよいかもしれません。

・芽出しまき
春まきは3月〜4月、夏まきは7月〜8月、
秋まきは9〜10月になります。

高温だと発芽率が落ちるので、夏まきの場合は
タネまきの前に”芽出し”を行います。

種をガーゼなどに包んで、一晩水につけ、
低温にあわせます。
翌朝、ガーゼを涼しいところで広げておき、
芽が出たのを確認してからまきます。

・畝つくり
ホウレンソウは特に酸性土に弱いので、
消石灰か苦土石灰を1u当たり3握り施して、
よく耕しておきます。

元肥は、1u当たり堆肥バケツ1杯、
化成肥料2握りを施して、60cm幅の
ベッド畝を作ります。

・タネまき
10cm間隔ですじまきします。
種が重ならないようにまいたら、薄く覆土して押さえ、
たっぷりと水やりをし、発芽まで乾かさないように管理します。
わらなどを敷いてもよいでしょう。
3〜7日で発芽します。

・間引き
本葉が出てきたら間引き始めます。
本葉3〜4枚で、株間10cmにします。

間引き菜も、もちろん利用しましょう。

・追肥と霜よけ
2回目の間引きの後、列の間に化成肥料や
草木灰を少量まき、中耕(株の間を軽く耕すこと)、
土寄せ(株の根元に土をかぶせること)します。

霜がおりるようになったら、北側に笹やよしずで
風除けを立て、霜よけとします。
寒冷紗でトンネルにしても良いでしょう。

・水やり
タネまき後、たっぷりと水を与えます。
地植えの場合は、発芽したら水やりは必要ありません。


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ホウレンソウの胡麻和え、家庭菜園ならではのおいしさです!


■収穫

葉が5〜6枚になったら、葉がぶつかっているところを
間引くように、大きくなった株から切り取り収穫します。
寒さにあたると、甘味が増します。

秋まきの場合は、タネまき後30〜50日程度、
春まきではタネまき後30〜40日が目安です。

春まきはトウ立ちしやすいので、取り遅れないように
茎が立ち上がり始めたら、切り取りましょう。


■病害虫

ホウレンソウはべと病や立ち枯れ病に弱いですが、
これらの病気は耐病性のある品種を選べば
防ぐことができます。

害虫は、有機質肥料が多いと増えるため、
被害が大きいようなら肥料を控え、
土を厚くかぶせましょう。
ポリマルチも、害虫予防に有効な方法です。