カブ、水やりがおいしく栽培するコツです
イタリアのカブ、色が豊富です
C)ブリティッシュ・シード楽天市場店
カブは、真夏と真冬をのぞけば、
年中プランター栽培できる便利な野菜です。
中・大品種を密まきにして、
カブ間が詰まってきたところから、
随時間引き収穫していけば、
小カブから中・大カブまで長く楽しめます。
カブにはカルシウムやビタミンCが豊富に含まれています。
葉にも栄養たっぷりなので、捨てずに利用しましょう。
■栽培管理
・容器
カブは根菜ですが、ほとんど地上で肥大するので、
標準プランターやレリーフプランターのサイズで十分栽培できます。
間引き収穫で長く栽培する場合には、大型容器にすると多収できます。
・用土
赤玉土(小粒)と腐葉土を半々に混ぜたものでよいでしょう。
カブは、水はけがある程度良くて極端に酸性土でなければ、
ほとんど土質は選びません。
元肥は与えずにタネをまき、双葉が出揃ってから元肥を施します。
・タネまき
標準プランターで2条まきにします。
タネの間隔は1〜2cmにします。
カブは周年栽培ができますが、
ダイコンと同様冷涼な気候で一番よく育つので、
8月下旬〜10月上旬の秋まきがおススメです。
また、この時期に種をまくと、
害虫が少ないため無農薬栽培も可能です。
6月〜8月は害虫が多く、暑さで生育も鈍くなるため、
初心者は避けた方がよいでしょう。
栽培するときは害虫よけのサンサンネットか寒冷紗等を、
晩秋以降はビニルトンネルでの保温をします。
タネを蒔いたら発芽まで土が乾燥しないように管理し、
双葉がでそろったら、カブ間2.5cm程度になるよう、
第一回目の間引きをします。
間引きは、ハサミで根元からカットすると、簡単にできます。
・追肥
カブは、生育初期に肥料が不足するとス入りになるので、
双葉が出揃ったときに元肥を条溝施肥し、その後は20日おきに追肥します。
中カブどりで2〜3回、大カブどりで4回を目安とします。
葉の色が薄いときは、500倍の液肥を5日に1回施します。
・水やり
みずみずしく柔らかいカブを収穫するには、
水やりがポイントです。
土の表面が乾く前に、こまめに水やりをしましょう。
特に大カブの場合、乾燥させてしまうと、
その後の水やりで裂根しやすいので注意が必要です。
・病害虫
アブラムシは、害虫よけのサンサンネットか寒冷紗等でも防げないので、
時々チェックをして、発見すれば手でつぶしたり、薬剤で防除します。
カブは、洋風のシチューにしてもおいしいです
■収穫
2回目の間引きを兼ねて、小カブの収穫をします。
カブ間が詰まり、カブとカブがくっつく直前で収穫します。
一つおきに間引き収穫し、この時点でカブ間を7cm程度に広げます。
さらにカブが大きくなり隙間が無くなったら、3回目の間引きを兼ねて中カブを収穫します。
一つおきに間引き収穫し、この時点でカブ間を10cm以上にします。
根の直径が10cmまで伸びたら、大カブを収穫します。
これ以上大きくすると、プランター栽培では裂根するので注意します。
株間が広い方が生育は順調で、均一な大きさになるので、間引き収穫は早めに行います。
下葉が黄色くなったら早めに取って風通しをよくし、病気の源を断ちます。
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