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キスゲ

・学名 Hemerocallis thunbergii
・科名 ユリ科
・属名 ワスレグサ属
・開花期 7月〜9月
・難易度 初級者向き
・楽しみ方 鉢植え、庭植え 


姿が美しく香りも良いキスゲを育ててみませんか?


[キスゲの育て方]


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ムサシノキスゲ


■キスゲの特徴

7月〜9月、本州〜四国・九州の野山に、
ユリに似た10cmほどの花を群生させます。
ユリ科の植物のため、香りもユリのようです。

別名を「ユウスゲ」といいますが、これは、花が夕方に開き、
翌朝にはしぼむことから名づけられました。 


多年草で、草丈は50〜100cm程度。
葉は長さ40〜60cmほどの線形をしていて、
長い花茎の先に、6枚の花弁の、ユリに似た黄色い花を咲かせます。

英名"Daylily"の名前通り、花は一日でしぼんでしまいますが、
1本の花茎にたくさんの花をつけ、花茎は何本も立ち上がるので、
長期間花を楽しめます。

学名の"Hemerocallis"の"Hemero"も、「一日」という意味です。
ちなみに、"callis"は「美」の意です。


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キスゲの咲く草原


■栽培適地と品種

・栽培適地
日当たりと水はけの良い場所が適しています。

丈夫なので半日陰でも成長しますが、
日当たりのよい場所で栽培した株と比較して、
やはり花が見劣りしてしまいます。

・用土と鉢
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が良いでしょう。
赤玉土(小)6、腐葉土3、牛ふん堆肥1などの割合で配合します。

・主な仲間
東アジアに約10種類が分布しています。

ゼンテイカは日光の霧降高原に、
トビシマカンゾウは日本海の飛鳥や佐渡に自生しています。

ノカンゾウは春の野山に黄色い花を咲かせるキスゲの代表種のひとつで、
若芽は山菜として、おひたしなどにして食されます。

中国から伝来したホンカンゾウも、食用にされます。
中華料理では、ホンカンゾウのつぼみは、
「金針菜(きんしんさい)」と呼ばれ、炒め物などに調理されます。
ホンカンゾウの根は、生薬としても利用されています。


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ヒメカンゾウ


ヒメカンゾウは名前の通り草丈30〜40cmの小型種です。
赤みがかったオレンジ色の小輪の花を咲かせます。

・品種
キスゲには変異種が多いことが特徴です。

さらに園芸品種は2万種以上あるとも言われ、花色、八重咲きなどの花形、
花茎の長さ、開花する時間帯、草姿など様々です。

花の大きさも、小輪は5cm程度から、
大輪になると直径20cm以上の品種もあります。


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ニッコウキスゲ


■植え付け・植え替え

・植え付け
3月〜5月、または9月〜10月が植え付け適期です。
ポット苗を購入し、2回りほど大きな鉢に植え付けます。

・植え替え
植え付け同様、春と秋が適期です。
植え替え頻度は、数年に1度で大丈夫です。


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キスゲのつぼみ


■栽培管理

暑さ寒さに強い上、土壌もあまり選ばず、植えっ放しでもよく育つため、
初級者向きの山野草です。

・水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
秋以降は徐々に水やりを控えめにします。
冬期間は、極端に乾いた場合は、水やりをしてあげましょう。

・追肥
月に1回、緩効性化成肥料を施します。


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キスゲの実


■増やし方

株分けで増やします。
3月〜4月、または10月〜11月、4〜5芽をつけて分けます。


■病害虫

花茎が伸びるころから、アブラムシの被害に会いやすくなります。
早目に薬剤で防除します。

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