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冬になると家庭菜園で育てられる野菜がかなり限られ、
育てられるものも、春までは動きが少ない野菜が多いです


野菜の手入れが少ない冬だからこそ、普段できないことをする絶好の機会です。
今育てている野菜の手入れや、春に向けてできる作業などをまとめました。



[家庭菜園 冬]


■冬の家庭菜園

冬の間は、晩秋に植え付けたニンニクやタマネギ、ダイコン、ブロッコリーなどが、
植えてあっても、手入れをすることはほとんどありません。

また、新たに種をまいたり、苗を植え付けたりできる野菜も少ないですね。
虫が減って育てやすくなった分、目が行き届いて管理しやすくなります。

・防寒対策
冬に植えてある野菜は、基本的には寒さに強いものばかりです。
ニンニクやタマネギなどは、生長が止まるため、水やり以外の作業はほぼありません。

寒さに強い野菜であっても、栄養を作るために必要な葉や、
可食部となる葉や茎が、寒風や霜に当たって傷むことがあります。

また、防寒をしておくことで、冬の間も生長することができるため、
寒い時期でも収穫が可能になる野菜もあります。


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庭の広いスペース全体を防寒したい場合は、
簡易的なビニールハウスを設置するのが良いでしょう


最近では、ホームセンターなどでも、
1坪用などの狭いスペース用のハウスが販売されています。

値段も手ごろで簡易的なハウスでも、
寒風を防ぎ、ハウス内の温度を上げるのに役立ちます。

畝単位など、もっと小さなエリアで防寒したい場合は、トンネルを設置します。
曲がるタイプの支柱と、透明か半透明のビニールを使って設置します。


設置方法はコツがわかれば簡単で、好みの長さや幅でトンネルを作れます。
雪が降らない地方の場合、ハウスやトンネルを設置すると、
施設内の温度が想像以上に上がる場合があります。

内部の温度が高くなりすぎている場合は、
ハウスは肩の部分、トンネルは裾に隙間をあけて、温度を調節できます。


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ハクサイは、外葉で包み紐で縛ります


・野菜の保存
ハウスなどの施設内に入れずに育てている野菜で、冬に収穫を迎えるものは、
生育もかなり緩慢になっているため、時間差で収穫することができます。

ただ、寒さで、ハクサイの葉先やダイコンの地上部分が傷むことがあります。
そうならないように、少し工夫をして保存しておきます。

ハクサイの場合は、外葉で中心を包み、紐で縛ります。
ハクサイの外葉は、収穫する時に捨ててしまうことが多いため、
寒さで傷んでも無駄にはなりません。

外葉に守られて、中心部分は霜を避けられるので、良い状態で収穫できます。

ダイコンの場合は、一度収穫したものを、葉を切ってから土に埋めます。
室内よりも外は寒いですが、土に埋めることで霜などを避けることができ、
適度な湿度も保つことができます。
この方法で、一冬越すまで保存できることもあります。

・冬に育てられる野菜
冬に新しく種を播いて育てられる野菜は、とても少ないです。
そんな中でも、ホウレンソウやコマツナ、チンゲンサイ、ルッコラ、
タカナ、ミズナなどの葉物野菜は、トンネル設置で栽培できます。 


直播き後、不織布をべたがけし、上にビニールトンネルを設置して発芽を待ちます。
発芽後は不織布をはずし、間引きをしながら、トンネル内で通常通り育てます。 


■春からの栽培のために

冬は春の栽培に向けて、土作りや用具の手入れ、整理をする時間がとれます。
普段はできないことを、時間のとれるこの時期にしておきましょう。


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腐葉土作り、コツを覚えると簡単ですし、割と場所をとりません


・腐葉土作り
落葉樹を育て、害虫のついていない枯れ葉を多く集められるのであれば、
自家製の腐葉土を作ってみるのがお勧めです。

*家では、近所の公園からサクラの落ち葉を45lのゴミ袋に5個くらい掃き集めてきます。
自分で作った腐葉土が上質にできあがると、とても嬉しいです。

時間は数ヶ月以上かかりますが、ゴミにならず良い腐葉土ができます。
簡単な作り方であれば、フタのできる容器かゴミ袋に、
落ち葉→土→米ぬかの順番に何層も重ね、
雨がかからないようにフタをして寝かせます。


2ヶ月〜3ヶ月ほど経ったら、一度全体を混ぜ合わせ、
またフタをして2ヶ月〜3ヶ月おいてから混ぜるを繰り返します。

枯れ葉がくずれて形がなくなるまでになったら完成です。
ベランダなど、雨に当たらない場所で作るのであれば、ゴミ袋が手軽です。

・寒おこし
冬の寒さを利用し、害虫や病原菌の数を減らし、
団粒構造を作らせることができるのが、寒おこしです。

冬の間は育てられる野菜も少なく、スペースが余ることがあります。
寒おこしは、そういった場所をスコップで掘り起こし、塊のまま放置するだけです。

寒さに当たって土が凍り、土の中にいる害虫や病原菌をやっつけます。
さらに日中に気温が上がることで、凍っていた土がとけ、
自然と団粒構造を作ってぼろぼろと塊が崩れていきます。

塊が崩れたら、その部分の寒おこしは完了です。

・土の熱消毒
冬の間も、土の日光消毒をすることが可能です。
畑の土も、鉢やプランターで使った古土も、
一度は必ず熱消毒をしておいた方が、次に再利用する時も安心です。
冬は夏よりも気温が低く、日差しも弱いので、長めに熱をかけるのがポイントです。


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冬の暖かい日に、容器類の整理をしておくと、後で楽ですね


・鉢やプランターの整理
使っていない鉢やプランターを整理、割れたものは修理するか処分しておきます。
また、容器の内側や外側についている汚れを落とし、天日に干して乾かしておきます。

土汚れを落として乾燥させることで、土に含まれていた病原菌を減らすことができます。
余裕があれば、殺菌剤を散布しておくのも効果的です。

・春からの計画
春から、どの場所にどのくらいの株数、
どんな野菜を育てるのかを計画するのも楽しみです。

連作にならないよう、植え付け野菜を地図のように書いておくと便利です。

ある程度計画しておくことで、惑わされることなく作業することができます。
必要となる種の量や苗の数も把握できるので、無駄を効率化できます。 


・道具の手入れ
普段、家庭菜園で使っているハサミやクワなどの道具の手入れをしましょう。
泥を洗い流し、刃先をかるく研いでおくだけでも、次からの使用感が違います。

道具は大切にすれば、何年でも使うことができるので、大切にします。

>>野菜栽培 12ヶ月 一覧
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