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レモンの花


レモンを育て、やっと花が咲いた後、小さな実を発見すると、
飛びあがるほど嬉しい気分になります。

ところが、小さな実が大きくなることなく、ぽとりと落ちることがあります。
着果直後の、ほとんど膨らみのない実はもちろん、
膨らんで収穫できるまで育つのではと期待していた実も落ちることがあります。

レモンの実が落ちてしまう原因は、1つとは限りません。
原因と突き止めることで、翌年以降の実付きが改善することもあるので、
何か理由がないかチェックしてみましょう。


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レモンの若い実


■レモン 実が落ちる

1.木が若い
レモンは結実できるようになるまで、少し時間がかかります。
購入した接ぎ木苗であっても、初めて実をつけて収穫できるようになるまでに、
少なくとも3年はみておいた方が良いでしょう。

花自体は、植え付けをした翌年に咲かせることもありますが、
その後着果して実を肥らせるほどの体力は、小さなレモンの木にはありません。


そのため、株が大きくなって充実してくるまでは、実はつきにくくなります。
開花して小さな実がついたとしても、ある程度まで育つと、
ぽとぽとと実が落ちるのは、実を育てる力がまだないということです。

種から育てた実生苗であれば、接ぎ木よりもさらに収穫まで時間がかかります。
柑橘類は植え付けから収穫までに時間がかかるので、気長に待ってあげましょう。


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レモンのつぼみ、この時点でドキドキしていました(笑


2.葉数が少ない
前年、あるいはその年の葉が少ないと、実がついても途中で落ちてしまいます。
レモンは常緑性の果樹です。

本来は冬の間も葉は残りますが、品種や育てている地域によっては、
冬の間の寒さで葉が落ちてしまうことがあります。

葉の数が極端に少ないと、春以降の立ち上がりが悪く、
光合成して体力を補うことができません。

春以降も、アゲハの幼虫などに葉を食害され、丸裸になってしまうと、
やはり実を育てるほどの養分を作ることができず、実が落ちます。

冬の間は、寒い地域では、室内に取り入れた方が安全です。
窓辺の日当たりの良い場所に置き、
日中が暖かい場所なら、葉をつけた状態で越冬が可能です。

暖地など、冬の間が比較的暖かい場所であれば、
寒冷紗などで株を覆い、軒下などに置いておくことで冬越しが可能になります。

ただし、暖地であってもまだ株が若いうちは、寒さに耐える力が弱いので、
戸外よりは室内に取り込んで過ごす方が安心です。

3.隔年結果のため
レモンに限らず、柑橘などの果樹には隔年結果という現象があります。
これは花がたくさん咲いて実がたくさんできる年と、そうでない年があります。

実がたくさんできる年を表年、そうでない年を裏年と呼ぶこともあります。
この表年の時に、つけられるだけ実をつけてしまうと、体力が激減します。

すでに大株に育っているレモンであっても、
表年で実をつけすぎると、翌年の実が減ります。

裏年は、花が開花したとしても、着果した後にどんどん実が自然落下します。
これはレモン自身が、育てられるだけの実を残し、あとは落とす生理現象です。

病気ではないので、その後に枯れるということは心配しなくても大丈夫です。
表年に実をつけすぎると、裏年の収穫量の減少が著しく出ることがあるため、
できれば摘果を行うようにします。

レモンの場合、だいたい葉8枚に対して1個の実が残るように摘果すると、
その年に体力を使いすぎることがありません。


毎年できるだけコンスタントに収穫したいのであれば、
摘果も大事な作業の1つとなります。


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摘果は、ちょっと勇気が必要です


4.肥料が適していない
レモンを育てるためには、肥料が欠かせません。
ただ、肥料の種類がレモンに合っていなかったり、
与えるタイミングが悪かったり、量が間違っていたりすると、実がつきにくくなります。

肥料には色々と種類がありますが、
レモンを育てる時には骨粉や油カスが含まれているような有機質の肥料と、
緩効性の化成肥料、即効性の化成肥料を使い分けます。


油カスや骨粉が含まれている肥料は、窒素が多めのことが多いですが、
緩効性と即効性の化成肥料は、窒素・リン酸・カリが同等のものを選びます。

すべての肥料を窒素が多いものだと、枝葉だけが育って実付きが悪くなります。

5.剪定が良くない
レモンの花が咲きやすいのは、節間の広い長い枝よりも、節間の狭い短い枝です。
剪定を行う時は短い枝を優先的に残り、長く伸びすぎた枝を選んで切ります。

レモンを剪定する時に迷うのが、中くらいの長さの枝です。
この枝は軽く切り返すことで、短枝を出します。

その年には実をつけませんが、短枝が発生することで、
翌年に花が咲くので、中枝は切り返すようにします。

ただし、切り返す位置を間違えると、徒長枝が発生しやすいので注意します。
徒長枝は枝を伸ばす力が強く、花が咲いても数が少ないことが多く、
そのまま実をつけても落ちてしまうことも多いのです。


できるだけ徒長枝が出ないように剪定するのがポイントです。

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