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トチナイソウ C)四国ガーデン楽天市場支店


・学名 Androsace
・科名 サクラソウ科
・属名 トチナイソウ属
・開花期 4月〜5月上旬
・休眠期 11月下旬〜2月
・難易度 中級者〜上級者向き
・楽しみ方 鉢植え、石づけ、トラフ


トチナイソウの育て方を分かりやすくご紹介しましょう。

[トチナイソウの育て方]


■トチナイソウの特徴

小さなコケのようなクッション植物で、
サクラソウを小型にしたような花を一面に咲かせる愛らしい花です。

茎は細く短く、下部でよく分枝し、葉を輪生状につけます。
トチナイソウは、本種を発見した栃内壬五郎氏にちなんで名付けられました。
別名チシマコザクラともいいます。


■栽培適地と品種

・栽培適地
雨の降らない地域や岩の斜面、屋根のように突き出した岩の内側などに、
生える種類が多いので、雨よけは欠かせません。

日当たり、風通しが良く、雨を避けられる場所が最適です。

・用土と鉢
硬質鹿沼土と軽石砂を同量混合した用土などが良いでしょう。

鉢は、中深から深めの4〜6号鉢に植え付けます。
夏の高温対策として、抗火石鉢や断熱鉢を使用するとよいでしょう。

・主な仲間
世界各地に多くの種類があります。
日本には、トチナイソウとリュウキュウコザクラの2種が分布します。

近縁の仲間に中央アジアや中近東に生えるディオニシアや、
北アメリカのドゥグラシアなどがあり、
これらはトチナイソウと同様に栽培できます。

・品種
リュウキュウコザクラは海辺の草地に自生する一年草です。

アンドロサケ・cf・ミノールは中国四川省の高山に分布する小型種です。
草姿に比して大輪の花を咲かせます。

アンドロサケ・ビスルカ・アウラタは中国四川省の高地に生え、
鮮黄色の花が珍しいトチナイソウの仲間です。
雨よけすれば、栽培が可能です。

アンドロサケ・ラヌギノーサは、ヒマラヤの草原や岩場に分布します。
白毛の茎葉はほふくして広がります。


■植え付け・植え替え

・植え付け
秋の彼岸前後の9月下旬〜10月中旬が植え付け適期です。

いくつかの子株が集まっていますが、
植え付けたら上からゴロ土を振りかけて、手で撫でます。
その後、軽く鉢を叩くと隙間にゴロ土が入って、一つ一つの子株も安定します。

植え付け後は直ちに水やりをして、根の乾燥を防ぎます。

・植え替え
暑さに弱く、夏に傷みますが、植え替えると回復が早まります。

鉢から株を抜くと、小さな芽がマット状に集まっています。
それぞれが細いランナーで結ばれていますが、外れやすいので丁寧に扱います。

なるべく芽の塊を手で覆うように持って、ばらばらにしないように扱います。

植え替えは毎年か2年に1回行います。
用土が傷んだら、すぐに植え替えます。


■栽培管理

トチナイソウは高温多湿に弱いので、
夏は30〜50%遮光し、風を通して涼しく管理します。

・水やり
1日1回、たっぷりと水を与えます。
春と秋、冬は朝、夏は夕方以降の水やりが良いでしょう。

雨が多い時期は、
表土が乾き始めてから水を与えると、多湿になりません。

・追肥
春と秋に液体肥料を月に2回施します。
置き肥を併用しても良いでしょう。


■増やし方

植え替え時に、株分けで増やせます。
無理をせず、必ず主根と細根がついた状態で分けます。

実生も可能です。
匍匐して伸びる品種は、挿し芽もできます。


■病害虫

高温多湿期に軟腐病に注意します。
夏は根腐れ対策として、月に1回、
ベンレートなどの殺菌剤を散布するとよいでしょう。

害虫は、アブラムシがつきやすいので注意します。

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