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カキランは、柿のような色の小花が魅力です


・学名 Epipactis thunbergii
・科名 ラン科
・属名 カキラン属
・開花期 6月中旬〜7月中旬
・休眠期 11月中旬〜3月中旬
・難易度 中級者向き
・楽しみ方 鉢植え


カキランのわかりやすい育て方をご紹介していきます。 

[カキランの育て方]


■カキランの特徴

カキランは湿地のランの仲間で、低地や深山の
湿原などに生える、草丈30〜70cmのやや大型のランです。

橙色の、柿のような色の小花を咲かせます。
名前の由来も、この柿色の花に依ります。

花の径は1cmほどで、花びら5枚と唇弁があります。
弁は白、紅、黄色がまだらに入り混じった模様をしています。

葉は笹のように細長く、互生してつき、
縦に線が入っています。

根茎が横に這う多年草で、冬期は葉を枯らして休眠します。

近年は、環境の変化や乱獲などで、
絶滅の危機に瀕しています。


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絶滅の危機にあるカキラン


■栽培適地と品種

・栽培適地
湿地性の植物なので、一般的な庭での露地栽培には向きません。

・用土と鉢
水持ちに配慮した用土を用います。
硬質鹿沼土7:軽石砂3や、
山野草用土に刻んだ水ゴケを3割混ぜた用土が良いでしょう。

5〜7号中深鉢に3〜5本を目安とします。

・主な仲間
カキラン属は、アジア〜ヨーロッパ〜北アメリカの温帯にかけて、
約25種が分布しています。

・品種
日本 には、カキランエゾスズランの2種が自生しています。

エゾスズランの変種に、浜辺に生えるハマカキランがあります。


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エゾスズラン


■植え付け・植え替え

・植え付け
植え付け適期は、休眠中の3月中旬〜3月下旬です。

鉢にゴロ土を1列敷き、用土を薄く敷いてから、
バランス良く配置し、芽の先端を1〜2cmほど潜らせて植え付けます。

植え付け後、土の表面に生の水ゴケなどを敷き詰めると、
乾燥を防ぐ効果があります。

・植え替え
植え付け同様、3月中旬〜3月下旬が適期です。

白く太いランナーの先端に芽をつけ、ランナーと多くの根 が絡み、
芽は潜っているので、扱いに注意します。

株を鉢から抜いたら、根や芽を傷めないようにほぐして、
植え替えを行います。

植え替えは、2〜3年に1度行います。


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やさしく世話をしてください


■栽培管理

開花までは午前中に日のあたる場所に、
花後は30〜50%遮光して管理します。

秋は再び午前中に日のあたる場所に移して、
芽の充実を図ります。

冬はフレームか無加温ハウスの棚下などに置き、
凍らせないようにします。

・水やり
1日1回水やりを行います。

夏期は乾燥に注意します。
乾きすぎるようなら、腰水にすると良い でしょう。

・追肥
芽出し期に置き肥を施します。
春と秋はラン用の液体肥料を月1〜2回与えます。

肥料が不足すると、花つきが悪くなります。


■増やし方

植え替え時の株分けで増やせます。
地下茎の途中に付く芽を確認し、芽が数個ずつ付くように分けます。


■病害虫

梅雨頃からハダニが付きやすいので注意します。

病気は特に心配ありません。

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