・学名 Dryas octpetala var. asiatica
・科名 バラ科
・属名 チョウノスケソウ属
・開花期 5月〜6月
・休眠期 11月下旬〜3月下旬
・難易度 中級者〜上級者向き



[チョウノスケソウの育て方]


■チョウノスケソウの特徴

チョウノスケソウは本州中部地方以北の高山に自生しています。
草丈5cm〜10cmと低いため一見草のように見えますが、
木質化した枝を四方に這わせて伸びる常緑矮小の低木です。

シワの多いつやのある楕円形の葉をつけた枝を地際に密集させて広がり、
草丈に比べて大きめの白花を次々と咲かせます。

チングルマに似ていますが、チングルマの花弁は5枚なのに対し、
チョウノスケソウの花弁は8枚です。
学名の”octpetala”は、花弁が8枚という意味です。

和名のチョウノスケソウの由来は、
発見者が須川長之助氏であることによります。


■栽培適地と品種

・栽培適地
寒冷地では育てやすく、ロックガーデンなどへの植え付けに向きます。

・用土と鉢
硬質鹿沼土5に、軽石砂か火山砂礫5を配合した用土が良いでしょう。
市販の山野草用培養土でも育てられます。

鉢は、中深鉢の4〜6号、あるいは抗火石鉢、
小山飾り鉢などが良いでしょう。

・主な仲間
寒冷地で生産された苗が流通しています。
海外にも数種ありますが、いずれも栽培には一工夫が必要です。

丈夫な品種ほどまとまりにくく、悩ましいところです。

・品種
洋種チョウノスケソウとも呼ばれるド・オクトペタラは、
日本原産のチョウノスケソウと比較して、
花つきもよく、育てやすい品種です。

キバナチョウノスケソウは、カナダや北西アメリカ原産の品種です。
黄花を下向きに咲かせます。


■植え付け・植え替え

・植え付け
芽出し期の3月下旬〜5月上旬か、秋の彼岸前後の9月下旬〜
10月上旬が植え付け適期です。

やや盛り上げるように植え付け、最後に目砂をして株を安定させるのがコツです。

・植え替え
植え付け同様3月下旬〜5月上旬か、9月下旬〜10月上旬が植え替え適期です。

株を鉢から抜いたら、根鉢をあまり崩さないように植え付けます。
植え替えは、毎年か、2年に1回行います。


■栽培管理

チョウノスケソウは暑さに弱く、寒冷地では育てやすいですが、
暖地では長期栽培が難しい植物です。

暑さに弱いのですが、日当たりを好むので、春と秋は日によく当てます。
しかし、夏の直射日光は厳禁で、梅雨入りの頃から50%遮光し、
風通し良く、涼しく管理します。

耐寒性は強いですが、乾燥に弱いため、
冬は棚下などで風を避け、枝の乾燥を防ぎます。

暖地では種ができにくいので、花がらはこまめに摘み取ります。

・水やり
生育期は1日1回水やりをしますが、多湿を嫌うので、
梅雨以降から秋の長雨までは、鉢土が乾き始めたら与えるようにします。
多湿にするとすぐに根腐れしてしまいます。

夏の水やりは夕方以降に行います。
鉢を冷やすように、たっぷりと水やりをします。

・追肥
芽出し期に置き肥を与えます。

春と秋は液体肥料を月に1回施します。


■増やし方

実生で増やせ、成長も早いのですが、暖地では種ができにくいです。
植え替え時の株分けでも増やせます。

寒冷地では挿し木でも増やせます。
挿し木は、暖地ではうまくいかないことが多いです。


■病害虫

高温期の多湿で、軟腐病や根腐れが見られます。

害虫では、アブラムシやハダニがつきやすいです。
*画像は、取材中です。

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